さて、予定を大幅に遅れてなんとか大曲に到着。実はここで今回の旅行の失敗が発生しました。
なんと、予約していたホテルでチェックインをすると、既に駐車場は満車との事。
こちらとしては予約の際に『駐車場利用希望です。』とハッキリ予約サイトから伝えておいたのですが、ホテル側からは何の連絡もありませんでした。まぁ当然ゴネます。すると
「うちは駐車場は先着順なので、その旨を予約サイトにも明記してありますし、それをご理解いただいた上で皆様にご利用していただいております。」
という模範的な回答が返ってきました。けどね、なら何故こちらが予約サイトから駐車場利用希望と伝えた際に駐車場は3台で満車です
と言ってくれないの?とこちらにも言い分がある訳です。そもそも55部屋あるホテルで
駐車場が3台分しか無い
っていう状態で『駐車場あり』って書くのは、それは違うと思うんだよね。
まぁ疲れていたのであまり頭が回らず、もう余計な事で気を遣いたくなかったので思わず口を衝いて出た言葉が
「じゃあ山形行くからいいです。」だった。(この時は本当に何も考えていませんでした。)
言った後で「しまった!」と思ったけど後の祭り。取り敢えず当日キャンセルしても100%取られるので先ず代金を払い、一応ダメ元で聞いてみました。
「入口の脇に寄せれば中に入る車も通れるスペースくらいは開けられるけど、それでもダメですか?」
それに対し、
「緊急自動車が通る事もあるのでダメです。」という回答。
ああ、こりゃどうあっても車を停めさせる気は無いな・・・と判断し、部屋の鍵を渡そうとするフロント係に対して
「ちょっと出かけてきます。」と言い、そのまま車に乗って山形方面に向かおうと思いました。
「あ、お客様、明日の朝食は何時になさいますか?」と聞かれ
「それも後で申告します。」と言ってホテルを出て、そのまま車に乗ろうとした時でした。
フロント係が走って追いかけてきて
「お客さま、ここ(入り口脇)に停めていいですから。」とさっきまでとは全く違う対応をします。
「いや、いいですよ。迷惑になっても悪いし・・・」とこちらは既にどこかバイパスのインター近くのモーテルでもあれば、多少割高でも駐車場を確保してゆっくり寝られると思ったので、気分は既に山形に向かう状態になっていました。ところがフロントが
「いいですから、ここに停めて。後は何とかしますから。」と何か必死に引き留めるので
「そうですか?ならお言葉に甘えて停めさせていただきます。」
とそこに停める事にしました。ちなみに駐車場は既に3台の車が停まっており、停められなかった4台目と思しき車がホテル前に路上駐車してました。都内だったら1時間もしないうちに駐禁切られますが、地方だとこんなもんなんですかね?まぁ敷地内に停めさせてもらえれば駐禁で切符切られる事も無いしね。
ところがね、部屋に入ってビックリしました。なんとエアコンの除湿をした際の水分が屋外に流れるパイプが設置されておらず、垂れ下がったホースの下にバケツが設えてあるという状態。あのね、田舎の古い友人の家に泊まるんじゃないんだよ。一応お金払ってホテルに泊まるんだよ。それでこれかい?ハッキリ言ってこの時凄く後悔しました。が本当の悲劇はトイレでした。なんと水流が殆ど流れない。これじゃウンコ流せないじゃないか!
後でちょっと考えてみましたが、こんな部屋に普通は女性なんか泊めさせられないだろうから、そういう意味では目に見えない、気が付かないところで女性は優遇されているんだよなぁ。逆にいえば、これ男に対する逆差別でしょ?
後になってネットで調べてみたらどうもこのホテル、他の宿泊客からもこのエアコンの除湿のホースについては口コミで散々言われてました。
お陰でドッと疲れが倍増、翌朝は早めに出て角館を回る予定でしたが、もうそんな気分になれず9時過ぎに宿を出発、日本海に沿って南下しながら山形県の新庄市を目指して走る事になりました。
朝食はそんなに悪くなかったけど、格安ホテルは止めた方がいいという教訓になりました。
実は角館では昭和の終わりか平成の初め頃まで葬儀では『野辺送り』が行われ、火葬せず『土葬』で埋葬される習慣が残っていたという事を知ったので、武家屋敷などを見学すると同時にそういう文化や風習について現地で調べてみたかったんですよね。まぁこの事は最近になって偶然知った事なんですけど、東京生まれで都内で育った自分には、同じ日本の中でそう遠くない昔に自分の知らない文化習慣があったという事実はやはり興味深いものです。
続きます・・・
Posted at 2023/07/07 06:40:53 | |
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