先週の水曜日のこと。妻の帰りが遅いと聞いていたので、
1歳7ヶ月になる娘様の保育園のお迎えにロードスターを使いました。
休日に駐車場でハンドル遊びはさせていましたが、
いつかはちゃんと乗せてあげたい!と言う親心(下心?)です。
周りの保護者に「真っ赤なオープンカーでお迎えなんて不謹慎!」なんて
思われていないかヒヤヒヤしましたが…。
普段はパパのお迎えだとミニで行くので、最初は『あれ、ミニがないなぁ』
みたいな反応でしたけど、「今日はパパのおクルマで来たんだよー」と言って、
ロードスターを見つけると『そうだったのか!』と言わんばかりに駆け寄っていきます。
(まだ知ってる単語を一語文orたまに二語文喋れるくらいですが、
最近こちらの言っていることの理解力が上がってきて、
コミュニケーションの幅が広がりかなり楽になりました。)
チャイルドシートに座らせ、曇ってはいたものの雨は降っていなかった為オープンに。
夜に乗せたことはあっても明るい時間帯に乗せたのは、半年以上前に乗った
試乗車以来です。
彼女は不思議そうに上を見上げ『お空が見える…』みたいな表情でした。
「今日はママ遅いから、まっすぐ帰ろうね」と聞いても無反応だったのでまっすぐ帰宅。
しかし、駐車場に停めチャイルドシートから下ろそうとすると、ふるふると首を振ります。
「あれ?降りないの?」と聞くと「うん」と力強く返事が返ってきます。
「えー、帰ってご飯食べようよ」と、大好きなご飯で釣ると、少し悩んだ顔をしてから再度首振り。
無理矢理下ろそうとすると、今度は泣かれました。
…マジか。これはイヤイヤ期的まずいパターンですわ…。
「えー、じゃあもうちょっとだけね。」と言って、自宅周辺をドライブ。満足そうです。
30分ほど走り、本人がうたた寝を始めたところで帰宅。
その後夕飯を済ませ、しばらくは何事もなく遊んでいましたが、NDロードスターの
トミカを手にとった時のこと。
「パパのおクルマだねー。お屋根が開くんだよ」と言って、コンパチ仕様の
ソフトトップを開閉させて遊んで見せました。
しばらく開閉ギミックを本人も楽しんでいましたが、唐突に立ち上がり
「あっちー」と言って玄関を指さしました。
ママがいないのを思い出して寂しくなったのかと思い、
「ママはまだ帰ってこないから、お迎えには行けないよ」と言うと、ふるふると首を振ります。
それでも玄関を指差すのをやめず泣き始めてしまったので、まさかと思い
「…もしかしてパパのおクルマ乗りたい?」と聞くと、またもや「うん」と力強いお返事が。
この時点で8時を回っています。そろそろお風呂の時間ですが、ただでさえママがいなくて
精神が不安定になりがちな今日は、もう諦める他ありません。
その後はさっきと同じ様に、何処へ行くでなく流すだけのドライブ。
とても大人しく、やはり満足そうです。
たまにバスやトラックを見つけては「ばっしゃ」(バスさん)、「らくしゃ」(トラックさん)と
呟くのはミニに乗っている時と変わりませんが、やはりそもそもの車高が低いことと
助手席に座っていること、屋根がないことも相まって、視界が広く色々なものが
見渡せるのが楽しいのでしょう。
後日、「パパのおクルマはロードスターって言うんだよ。ローくんだね」
と教えてあげると、毎晩夕飯を食べた後くらいになって
「ろーく!ろーく!」と連呼し出掛けようとするようになり、
制止すると泣きわめくようになりました…。
他のことで気を反らそうとしてもあまり効果がないため、そうなったらもう出掛けるしかありません。
土日など日がな家にいる場合は、午前の部、午後の部、夜の部と、
三度のドライブに連れ出されます。
元から女の子なのに乗り物が好きな子で、1歳になる前から走っているバスを見つけると
若干興奮気味に手を振ったり、公園などのハンドルのついた遊具に座らせると、
飽きることなくいつまでも離れないちょっと変わった女の子で、
親戚には「パパの英才教育」なんて言われもしましたが、
まさかこんなにもロードスターが気に入って貰えるとは、親としても意外です。
お陰で毎日毎晩ロードスターに乗れるようになったのは個人的には嬉しいのですが、
夜遊びもクセにさせているため親としてはちょっと複雑な心境…。
因みにビートにも何度か乗せたことはあるのですが、ビートはハードトップをつけているため
オープンにして乗せたことはなく、今回のようなことはまるで皆無。
それはそれで寂しいと感じるのは、親の勝手なエゴでしょうw
何はともあれこれだけは言いたい。
『一歳児をも虜にするロードスターの魅力、ぱないの!!』