2009年01月23日
私の視界をふさぐように貴方が崩れ落ちる
その大きな胸板を支えるように抱きしめた
無理は承知…でも無駄な努力とも思わずに
あの時偶然を装って重なった唇
それが偶然じゃなかった事位は解っているけど
貴方のぬくもりを受け入れたいと思った私がそこにいた
顔を少し離すとうっすらと香る整髪料と石鹸の匂い
大きな窓から陽射しの入る時間なのに
二人とも似つかわしくない…
でも動けない…
なんて思っていると貴方の手が
腰に回って抱き寄せられてしまった
今度は偶然じゃないよ
そう言わんばかりに抱き寄せられた私の身体が
貴方の強い力でしなる
無駄な努力は貴方に抗う事と解ってしまった私は
素直に貴方に身を任せる
どれ位時間が経ったのか薄れた意識をかき集めていたら
貴方は私の身体を軽々と持ち上げた
心身ともに『地に足が着いていない』感じ
今まで相手に甘えることが無かった私が
貴方に抱え上げられているだけじゃなく
首もとに回した腕で貴方と引き寄せている
景色が揺れているのか私が揺れているのか
この胸の動悸が伝わっていないか
変なところを心配している私も…
でも
この展開を期待している自分をごまかしている
そんな事に気付いたら余計恥ずかしくなってきた
…
Posted at 2009/01/23 00:19:17 | |
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