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そんなことを思うニュースが、数日前にありました。

【スーパーマン「新聞記者辞める！」　今後はネット発信？】
（朝日新聞デジタル 10月23日(火)11時44分配信）

スーパーマンのシリーズを、映画で見てからもうどれくらいたったんでしょうかね…
懐かしいですねぇ。
そっかぁ…
もう30年ちょっと前なんですねぇ

オリジナルのコミックスも小説も手にしたことはないんですが、映画は好きで何度も映画館に足を運びました。
もちろん、おいらの見ていた『スーパーマン』は「クリストファー・リーブ」主演シリーズのもの。
それ以前のは知りませんし、それ以降のものも知りませんが、この4部作は大好きでした。

そりゃ、スーパーマンだもの。
地球逆回転させて時間戻したりしたっておっけぇですｗ

そのスーパーマンこと、クラーク・ケントの職業と言えば新聞記者。
ご存知ですよね？(＾＾)

それがペンを置いて、ネット配信をするという。
かつてのヒーローも、ヒーローの活躍には新聞記者じゃダメな時代になったんだなぁ。
時代の移り変わりと、一般読者層の受け入れへの配慮…まぁ、大人の事情ってやつですかｗ
そんなのも見え隠れして、少し物悲しい気持ちもあったんですけどね。

そんな気持ちすらぶち壊す…
だからダメなんだよ、最近のメディアって！

などと思わせてくれたのが、こちらの記事


【「活動の場ネットに移す」が気に入らず　朝日天声人語がスーパーマンに「クレーム」】
（J Castニュース 10/27配信）

現在、朝日新聞購読をしていないおいらはこの記事見るまで知らなかったんですけどね…
いやいや…身の程を知らないというのか、現実がわからないというのか
何を勘違いしてるんでしょうか、朝日新聞。
たとえコラムと言えど、新聞記事の一端です。
まして、受験だなんだに取り上げられることで有名なコラムなんです。

個人の日記ぢゃねぇっつうの!!

何かと話題を醸し出すのは得意なようですが、新聞の役目って話題を伝達することであって
話題を作成することではないと思うのです。

すっかり、報道という名の「コント」とか「バラエティ」が蔓延しつくした感のある昨今。
テレビと新聞しか情報源のない方はともかく、基本的に報道も斜めから見ている人が少なくないだろうことすらも、自分たちが仕掛けておいて気づいてすらないようで。

新聞が書き記すことの威力を理解していないからこそ、間違いを流したところで威圧されない限り詫びることもない。
権力には簡単に折れるけれど。

新聞が書き記すことの伝達力を理解していないからこそ、ただの日記にしか見えない内容でも平気で載せる。

そのくせ、巧妙にそれらの力を利用すべく、曲解、極端な編集も気にしない。
見出しと中身の一致しない記事なんか珍しくもない。
そして問題が出ると「ニュースソースの秘匿」、「世間の知る権利」、「報道の自由」と言えば何でも許されると思ってる甘えた姿勢。

ペンは剣よりも強し
…言論の力は武力よりも大きい力を持っているということ。

ですが、この言葉・・・実は大きな誤解が伴って普及したものなんだそうですね。

誤解を伴っている部分を伏せて普及させたのは、何を隠そうメディアの人たち。
この言葉を盾に「権力に対して屈することなく、事実を世に知ら締めていく」なんてイメージが、「報道」に対する信頼のきずなのようになっているんじゃないかと思うんですよね。

もう、ほんとイメージ戦略におおはまり。

古い記録を読むと、そういうジャーナリストさんたちもいた時代もあったようですけれど。
まぁ、現代は異なりますよね。

おいら自身、知ることのできるものはもちろん公表されているものに限定されます。
けれど、公表されたものをすべて鵜呑みにするようなことのないよう意識は常にしています。
それはつまり、メディアを信頼していないからなわけですね。
後になって「ねつ造」だったり「誤解」だったり「確認不足」だったり…まぁ、多いこと。

そりゃ、正義の味方のスーパーマンがあきれ返って
「新聞はもはや、ジャーナリズムではなく娯楽になり下がった」
と吐き捨ててもしょうがない。

それを
『娯楽だと嘆いたのは場の勢いだろうが』
と言い放つ現代の現実の新聞記者。
朝日新聞に限ったことではなく、これに該当する「報道」記者さんたち、多いんじゃないでしょうか。

クラーク・ケントの言葉のバックグラウンドがたとえ大人の事情であったとしても。
今の時代をよく反映してると思うんですよね。
それをかみしめて、今一度【報道】ってのがなんなのか、記事を書く方々には考えていただけるとありがたいですけれど。

そんなのわけわかんねぇ♪
…って場合は、できればちゃんとした【報道】と【ただのネタ】は明確に分けてほしいものですね。


まぁ、しかし…
PCの前で熱心にブログをあげたり、コメント入れたりしてるクラーク・ケントにヒーロー像を見出すのも難しそうですけどねｗｗ