目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
OBD2のスキャンツールを取り付けました。
何が出来るのか結論から書きますと、お手持ちのスマホをPCXのタコメーターや他の各種メータにする事が出来る様になります。
OBD2とは最近の車種についている機能で難しい事はさておいて、車両の情報をデータとして取り出す事が出来るポートとなります。
で、このポートからOBD2のスキャンツールでBluetooth等で飛ばしてスマホにOBD2モニターアプリをインストールする事でPCXの情報をリアルタイムで表示させる事が可能となります。
という事でやってみました。
必要なのはOBD2の変換コネクタとOBD2のスキャンツール、あとはOBD2モニターアプリを動かす事が出来るスマホです。
工具は一切使いません。電源配線も不要。ビックリするほど簡単でした。
2
まずはOBD2の変換コネクタです。
私が使用したのはキタコのOBDアダプター ホンダ車(6Pカプラー用)(764-9000110)です。(写真上)
OBD2ポートの形状が車と違うのですが、OBD2のスキャンツールは車用の物が多いので車と同じタイプのコネクタに変換する為の物です。
これが結構高くてAmazonで3300円ほどでした。
次にスキャンツールですが、ここがポイントでスキャンツールと表示させるアプリの相性などが結構出る様です。
私が購入したのはAmazonで購入した「ELM327 OBD2スキャンツール」と言う製品です。
メーカーは不明。約1400円ほど。(写真下)
注意するのは本製品はAndroid専用との事です。Phoneの方はPhone対応のスキャンツールが必要です。
Uuger obd2 診断機 ELM327 v1.5
https://amzn.asia/d/hgHdfp1 3
さてPCX160(KF47)の場合(JK05も)はバッテリーの近くにOBD2のポートがあります。(写真左上)
バッテリーBOXのフタのツメを指でグイっと引っ張ればフタが外れます(写真右上)
OBD2のポートはバッテリーの左下に赤いコネクタカバーが付いた状態になっています。(写真左下)
コネクタのカバーを外しますが、コネクタがあまり出てこないのでちょっとやりづらいです。
カバーにはが付いているのでツメを外して引き抜きます。
カバーが外れると白いコネクタ本体が見えます。(写真右下)
コネクタカバーは失くさないようにしておきましょう。
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さて変換アダプターとスキャンツールを取り付けます。
先にスマホにOBD2モニターアプリをインストールしておきます。
私がインストールしたのは無料の「Torque Lite」と言うアプリです。
無料なのに高機能です。
結局のところうまくいかない方はスマホとスキャンツールの相性、又はスキャンツールとOBD2モニターアプリとの相性など、または車両との相性など、相性問題が大きい様です。
インストールしたら取り付けですが、車体の電源はOFFにしておきます。
まず、OBD2のポートに変換アダプターを取り付けます(写真左上)
次にOBD2のスキャンツールを変換アダプタに差し込みます(写真右上)
ここで車体の電源をONにすると私のスキャンツールの場合は赤いLEDが点灯しました。
スキャンツールはOBD2から給電するので電源配線は不要です。
そしてスマホとスキャンツールをペアリングさせます。施工自体はこれでほぼ完成。
私の場合ペアリングが完了するとLEDがチカチカと点滅しました。
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動作チェックです。
Torque Liteでタコメーターだけとりあえず表示させました。
バッチリです。OBD2でのメーター表示にありがちなカクカクな動きもありませんでした。
ただし、タイムラグがコンマ数秒で発生します。
簡単すぎて拍子抜けです。
ここからはアプリの設定の問題です。
アプリは英語なので敷居が高いように感じますが意外と簡単。
そしてみんカラでも諸先輩がとても詳しい使い方説明をされているので、使い方はそちらを参考にしていただきたく。
私はタコメーターと水温、吸気温度を表示させました。
水温は欲しい表示ですし、暖気での目安にもなります。吸気温度はターボでは無いので外気温計になるかなと思ったのですが、少し高めの表示になります。なのであとで変えようかな?
で、電源はOBD2から供給されると先ほど書きました。なのでエンジンを切ると表示は止まりBluetoothのリンクも切れます。
再度エンジンをかけると、Torque Liteが立ち上がっていれば自動的にまたリンクして表示し始めます。楽ですね。
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最後に大問題が発生(笑)
これは致命的でした。
動作確認までしたら変換コネクタとスキャンツールをバッテリーBOXへ押し込んで終了なのですが。。。
PCXのバッテリーBOXがギリギリ過ぎて収まらないのです。
メットインのスペースを最大限にしている反動がこんなところに。。。
苦肉の策でバッテリーBOXのフタの隙間から配線を出して納めました。
バッテリーを外してバッテリーの奥に突っ込むという手もあるのですが、OBD2ポートは故障時に診断に使う物ですので奥にしてしまうと故障時にバイク屋さんが困ってしまいます。
とりあえず、100円ショップで買ってきたクッションカバーを被せておきました(笑)
ちょっと対策が必要かもしれません。このままだとヘルメットを入れるにも邪魔です。
まあ、置き場はあとで考えます。
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実際に使ってみるとテンション上がりますねー(笑)
チョイ乗りではそうでもないのですが長距離などでメーター類から欲しい情報が手に入ると気分が上がります。
よく使う回転域もわかります。
で、ちょっと前にツインスマホホルダーにしておいてよかったなと。
私の場合、Torque Liteはサブのスマホ(Sim無し)に表示させているのでナビはいつものスマホで、その他情報はサブスマホで表示という構成が可能です。
先ほども書きましたが、エンジンを切って再度エンジンをかけてもリンクし直すとかが不要なのでスマホを乗せてTorque Liteさえ表示させておけばいいので楽です。
ツーリングが更にに楽しくなりそうです。
ツインスマホホルダー化
https://minkara.carview.co.jp/userid/2575234/car/3158067/6592284/note.aspx
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