ALPINE BIGX EX11-Zについて
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
定価30万円の超高級カーナビ、ALPINE BIGX11 EX11-Z。
新品で購入される方が殆どかと思いますが、セレナも発売から6年が経過...EX11-Z(セレナ専用モデル)が発売されて早5年が経過し、そろそろお手頃な中古が買える時期に差し掛かって来ました...。
ヤフオクでは説明がテキトーだったり、若干セットが怪しい中古なら8〜10万位で取引されています。
純正9インチもコレに近い価格ですが、純正ならではの安心感はあるものの、やはり液晶の大きさと美しさ(特に暗い映像を見る時)ナビゲーション検索の優秀さ、デュアルゾーンAVやボイスコントロール等の先進機能はまだまだALPINEに軍配が上がります。
最も、オーディオに拘る方は純正ではRCA出力や個別サブウーファー出力が無いので必然的に社外ナビになりますが...
前置きが長くなりましたが、そんな社外ナビであるALPINE EX11-Z、ヤフオクで安いのを見つけたけどケーブルとか揃ってるか分からない...ケーブル以外の付属品って何が付いてるのか...が分からず、付かないリスクを考えると中々手が出ませんよね。
そんな方に「何が必要で何が必要無いのか」を纏めてみました。
少しでもナビ選びの参考にになればと思います。
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説明の前に前提として「純正ナビ取付パッケージ」が付いている車として説明します。
純正ナビ取付パッケージをおおまかに言うと、純正の「GPS」と「地デジアンテナ」が付けられたオプションです。
サードガラスに熱線の様な線が入っていたら装着車両になります。
「純正ナビ取付パッケージ」無し車は別途専用GPSとTVアンテナが必要になります。
因みにGPSもTVアンテナも安価な社外互換品が出ているので使ってみても良いかと思います。
3
結論から言うと、絶対に必要なケーブルは写真の赤丸で囲ったコネクターのケーブルです。
専用品なので、ケーブルを加工したりする必要も無い為、このコネクターとケーブルさえ付いていれば最悪車側の配線加工で何とかなります。
...がこのコネクタから出たケーブルはRCA等を除き全て純正コネクタに接続なので、末端が切断されていない事はしっかり確認した方が利口ですね。
(よっぽど乱暴な人じゃ無い限りコネクタで外すと思いますが...)
4
続いて1番疑問に思う「じゃ空いてるコネクタは何なんだよ」問題です。
取説を見ればわかるんですが、写真で見た方が分かりやすいかと思うので少し解説...
赤色→左側の緑線はステアリング舵角のCANで、右側はリバース信号とRCA外部入力です。
即ち、ハンドルを切ったらガイドラインも曲がるバックカメラ用です。
アラウンドビューが有れば全然必要無いと思われます。
※アラウンドビュー入力は専用のキットを使ってこの入力に噛ませますが、アラウンドビューの画質が悪過ぎて11インチに写すととても見難い...。
デジタルサイネージ(LED看板)を近くで見ると粒が目立って見難い感じに似ています。
私は結局外してしまいました。
緑色→HDMIです。
左側が出力、右側が入力です。
抜け止めの金具が付いていればラッキーですが、無くても抜けたりしないので問題無いです。
青丸→RCA外部入力
純正ドラレコは変換ケーブルを買ってココに接続します。
RCA入力なんてHDMIが有れば全く使わないので純正ドラレコ無ければ正直不要です。
オレンジ色→純正GPSと地デジアンテナ線です。
ナビ取付パッケージなら変換ケーブル無しでそのまま付きますが、地デジアンテナ線は番号に注意して下さい。左から1.2.3.(記載無し)の順番です。
黒色→USB入力用ケーブルコネクタです。
ALPINEのオプションケーブルが別途必要です。
有っても良いですがマジで使わないです。
水色→ETCです。1.0と2.0があります。
コレを繋いでないとナビの高速料金が通常料金で案内されますが、差額を見て毎回お得な気分になるので無くても大丈夫です。
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そしてもう一つ絶対に必要な物はコチラ。
ステアリングリモコン用キットです。
コレが無いとステアリングリモコンで音量や曲送りが出来ません。
買うと高いのでこれはマストです!
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そしてちょっと耳より情報!
BIG Xはエアコンの操作パネルを専用のナビパネルに移植するのですが、このエアコンパネルを付ける専用のブラケットが欠品しているモノが多く有ります。
(外し忘れるんでしょうか...?)
因みにALPINEからはステーのアセンブリしか供給が無く6,000円位ですが、写真の様にステーを曲げてM4×10mmのボルトで留めれば問題無く付けられます。
両面テープを貼る事でパネルの浮きやガタ付きも無く良い感じです。
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繋ぎ込んだ最終はこんな感じになります。
因みに赤丸の青×黄色ケーブルがパーキングなのでコレを切って本体横ボルトに固定すれば走行中テレビ視聴&ナビ操作が出来ます。
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そして最後は地図更新の話...
このナビの発売は2017年...私が購入した物もそうでしたが、地図更新がされていない...更新無料なのに何故しないのか問い詰めたいです。
地図更新にはALPINE純正の地図更新用キットHCEシリーズが必要なのですが、ALPINEから買うと約2万円...でも安心して下さい。
これもヤフオクで大量に出品されています。
...が2020年以降の地図データDVDは基本的に認証パスコードが必要となっており、1つのディスクで1台の地図更新しか出来ない様になっています。
そしてHCEシリーズの特徴として、更新DVDは3〜4枚セットで1毎目はシステムアップデート用、2〜3毎目がマップ用になるのですが、マップ用DVDは1枚目が2019→2020、2枚目が2020→2021差分等と年毎に更新するシステムになっています。
勘のいい人はお気付きかも知れませんが、ヤフオクではこの最新版のディスクだけ使った(認証コードを発行してしまっている)物が殆どで、その場合は使っていないディスク分までしか更新は出来ません。
たま〜に極端に安い値段で未使用品が出品される事が有るので、それを待つのが良いかと思います。
ただし、2019年まではパスコード無しで更新可能なので、マップが2017年等の場合はとりあえず1,000円程で取引されている認証フリーの2019年版を入手して更新しておくのは手かもしれません。
長くなってしまいましたが、新品定価30万円オーバーの高級ナビ...30万円の価値が有るかと言われれば難しい所ですが、中古8万円なら間違い無く8万円の価値は有ると思います!
ご参考になれば幸いです^_^
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