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くれないのブタの愛車 [スバル エクシーガ]

聖地巡礼 トニカクカワイイ 京丸編

投稿日 : 2023年08月25日
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「トニカクカワイイ」、アニメ第2期がこの間まで好評放映中でしたが、今回は原作の畑健二郎先生の漫画(単行本第19巻~)から、「司ちゃん」が第1巻に登場する直前まで「隠遁していた」という隠れ里「京丸」(遠州春野町)を目指しました。

と言っても、「隠れ里」と云われるだけに漫画の内容通り元々車では辿り着くことは出来ない場所ということは事前に調べて分かっており、しかも連日の豪雨で落石や折れた太い幹が路上に無数に転がっていたりで、石切集落より先の未舗装路(という情報)は車高を落としたエクシーガでは無理と判断し石切で引き返しました。
「聖地巡礼」と銘打っていながら、実際には巡礼しておらず「看板に偽り有り」ですが、命には代えられませんのでご容赦下さい。ネットにはそこを訪問された方の画像が色々アップされていますので、そちらをお楽しみ下さい。

タイトル画は、途中の京丸林道の入口前でパチリ。
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民俗学者の柳田国男先生によると、天皇家を輔佐した藤原氏が「政変や災害があった時」に天皇やその一族(皇子など)を一時的に匿(かくま)ったり、天皇家への経済的援助を行う為地方の特産物などを都(京)へ送る拠点(丸)として守っていた地で、肥後五箇山、越後三面(みおもて)、阿波祖谷(いや)、熊野北山、吉野十津川、飛騨白川などが「京丸」と云われていたとしています(京丸考)が、「京丸」という呼称が現代にそのまま地名として残っているのはここだけと云われています。

「内乱」や「疫病」の発生時は、他所(よそ)から人が来ないような秘境が避難場所としては最適であるのは良く理解出来ます。そして春野町には古くから塩と黒曜石の交易が行なわれた「塩の道」がありますし、住んでいた住人の方は皆さん「藤原」姓ということで、最後に住民票の住人が居なくなる21世紀初頭まで「隠れ里・京丸」の伝説を示す証拠にもなっていました。
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「京丸」に住んでいる人は最早おらず、京丸の暮らしを知る人もどんどん少なくなり、今後地図上からも表記が消えていくのかも知れません。道路標示板に残る「京丸」の地名だけが唯一目視出来る痕跡かも知れません。
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最近は北遠や奥三河の道はかなり改善されアクセスが容易になりましたが、途中まだこんな感じの普通車でもすれ違い(離合)が出来ないトンネルも残っています。この小石間トンネルは中央が山になっており、かなり長いのですが先が見通せません。丁度山の頂上に当たる場所がすれ違い出来るように少し広くなっていて、トンネル内で鉢合わせした時はどちらかがそこまでバックすることになります。
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「京丸」訪れる前に、状況確認と資料収集に旧春野町役場(現協働センター)を訪問しました。残念ながら「京丸」については「京丸牡丹」伝説の絵本くらいしかなく、観光ガイドの様な物はないとのこと。
近くの図書館に行くことを勧められたのでそちらに伺うと、司書の方が「京丸」関係の本を沢山(写真にあるのは一部で、森下龍雄氏の「京丸幻想」などこの3倍くらいのボリュームの本)を持って来てくれました。全て熟読している時間は残念ながらないのですが、読むと面白くて思わず時間が経過してしまいます。特に山本(旧姓藤原)貞子さんの随筆?は、京丸に生まれ育った方の生の話で、学校どころか電気も電話も水道も無い京丸の暮らしが垣間見れます。お茶を栽培していて「京丸茶園」という名で浜松の松菱百貨店(廃業)で販売していたというのも印象に残りました。
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いつもはイケイケのブタで行き止まりまで行かないと気が済まない性格ですが、今回嫌な感じがして珍しく途中で引き返したのですがこれが大正解、帰りに猛烈な豪雨が襲う中ハンドルに違和感が・・・屋根のあるスペース(障害者用駐車場の隣)に車を止めてみると、前輪がパンクしていました。
あのまま進んでいたら、土砂降りの中人気のない山中でずぶ濡れになってタイヤ交換していたと思うと、あの時の判断に我ながら“Good Job”とサムアップです。
各地の神社でご加護を戴いているブタですが、今回は彼の地の産土神様にご挨拶していないにも関わらずこの恩恵、近いうちにお礼参りに行かないとですね。その時は市道の終点まで行ってみます。
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春野町のマンホール。

図書館の前には町営(市営?)の「すみれの湯」もあります。只、営業時間が短いようなので、利用する時は調べてからお越しください。
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最後は「トニカクカワイイ」から、今年の干支に因んでヒロイン「司ちゃん」のバニーガールVersionにチャレンジ・・・全然上達しないですね~、ファンの皆様お許し下さい。

藤原家の「始祖」である中臣鎌足の生地「奈良の都」のお酒、梅乃宿酒造さんの「梅乃宿 貮拾年熟成秘蔵大古酒」を紹介して貰います。彼女は1,400年生きて来たので20年なんて昨日のようなものでしょうが。

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