今度はしょうもない独り言です。
ほんとに、自分の覚え書きとして記しておくことなので、
放っておいていただいて結構ですから。。。^^;
それぁ、ギリギリだなぁ。それ以上になると、おばさん、また苦言を進呈するよ、って話です。
昨日ね、仕事先の営業さんからメールが入っていたんです。
休日出勤していたみたいです。
「なんとか校了しました。それで、明日、午後から電話をもらえますか?」
みたいな内容です。
休み明けの午前はだいたい会社にいるだろうに、なんで午後から?
会社では話したくないこととか?
と、ふと思いながら、本日、午後から電話をしたのですが、、。
で、何の用件かな、と思ったら、今月〆分の原稿料金の見積が欲しい、とのこと。
いつもはそんなこと、メールで言ってくるのに、なんか問題でもあるのかな?
と、思っていたら、
その本題というのが、
「(今月初めに)札幌に出張取材した時、並平さんが昼ご飯を出してくれたり交通費を出してくれたりしたじゃないですか。その分と、並平さんが夜、友だちと飲みに行った時の分も経費として、乗せていいですから・・・」という話。
なんか妙に気前いいな。
でも、そう言われてもねぇ。。
私が私の友だちと飲んだのは、仕事の一環じゃなくて純粋にプライベートなことだし。
2軒とも友だちと割り勘してるし。(笑)
それを、請求金額に乗せるようなことはしないわぁ。
万一、仕事に関する人とつき合わなくてはならなかった、みたいな、
そういう性格のものだったらきっちり請求させていただくけど。
だから、
「それは結構ですよ。でも、1泊出張になると、どこの会社さんでも、だいたい一律の拘束料金を請求させてくれますので、その分を認めていただければ、私はそれだけでいいですから。ちなみに、T社からは1泊・・・・・円の拘束料金をいただいています。私は付き合いないですが、R社の拘束料金は・・・・・円だそうです」と言いましたら、
「あ、、、そうですか。じゃ、それでいいです、、、。それで、あの、僕の経費も請求に乗せてもらっていいですか?」という話。
どうやら、それが本命の本題だったようです。
要は、その営業さんが使った食事代や飲み代を、
どんな名目にするのか今の時点では分かりませんが、
とにかく、私がその会社への請求金額(企画料とか原稿料の類)に乗せて、
その分の現金をその営業さんに渡す、ということです。
領収証はあるのか聞いてみたら、あるというので、
「それでしたらいいですよ」と、答えました。
いったいいくら分の領収証か知りませんが。(笑)
スポンサーさんや取材先さんと飲んだわけじゃないようなので、
そんなに莫迦高い金額じゃないとは思いますが。。。
今まで、こんなこと、頼まれたことないですし、
会社員時代だってこんなこと外注先さんに頼んだことなんかないし。
世間一般でよくあることなのか、どうなのかも分かりません。
少なくとも、正義ではないと分かりますが、
かといって潔癖に撥ね付けなければならないひどの大罪でもないとも思うのでOKしましたが、、。
でも、、、私の家族、、。
父親とか夫とか、息子たちが大人になってから、、、、こういうことを外注先に頼んだら、
嫌だな、と、それは確かに思いました。
そういうことだけはして欲しくない、と。
じゃぁ、どこまでなら許せて、どこまでなら許せないのか?
というラインが分からない。
これが、今回の出張した物件のスポンサーじゃなくても、
ちょっと挨拶がてら機嫌をとっておきたい別のスポンサーがいて、
そちらだと今回は経費が出ないので、それで私にその分を乗せて欲しい、というなら
話は別です。
、今後への仕込みなど、仕事への熱意のためなら、私はできる限りのお手伝いをします。
若い広告人を応援します。
でも、仕事ユースじゃなかったようなのでね。。。
私も会社員の時は、よくスポンサーのホテルさんなどから、
ディナーショーのチケットとか、子どもナントカショーとか、ビアガーデンのチケットとか、おせち、クリスマスケーキまで、年中、いろんなものを購入しなくてはならないしがらみがありまして、
購入したものの大半は会社へ渡しましたが、
“これはもらっておいてもいいかも”という、お食事券などの類は、
おきまりの「相殺」という技でうまいこと処理し、
その仕事の製作チームでホテルめしを食べに行ったり、
給料安いのに残業続きでかわいそうな会社の若い子の機嫌取りのために差し上げたり、
もちろん、私が彼氏とのデートに使ったり。
領収証を取れないスポンサー(公務員さん系)との打ち合わせや会食に使ったり。
いろいろやってました。
“こんな役得でもないと、やってらんないわ”という気持ちもありましたし。
だから、このくらいまでは、私の中ではセーフなんですよ。
会社員時代の仕事仲間で遊び友だちだった
カメラマンのIも、
ある時、うっかり、「俺、これでも接待経費の枠、もらってるんだぜ」と口走って、私に、
「磯ちゃんが誰を接待してんのさ?」と突っこまれ、、
「あっ、、。俺、領収証出す時、あんたの名前もよく書いてるからさ、うちのボスに何か言われたら、口裏合わせておいてね。 実際は? そりゃ、あんた。合コンで知り合った女の子たちと飲みに行ってるさぁ。うひひ。でも名前を借りるばっかりじゃあんたに悪いから、今度本当に1回くらい、なんかおごるわぁ」と白状したことがありました。
でも、その後もずっと撮影仕事をIに発注していましたが、ヤツにただの1度も接待なんかしてもらったことはありません。
ロケの最中に、缶コーヒーの1本くらいは、自分が飲むついでに買ってもらったことがあったかもしれませんが。。。それすら記憶にありません。(笑)
だから、Iのスタジオの社長には、
「並平は、うちの接待を受けているのに、いつも撮影代を値切りやがって・・・ふてぇやつだ」
と思われていたに違いありません。
でも、少しの「うまいこと」を得るのも、会社員の楽しみだと私も思っていたので、
Iの嘘つきも、「おまえも悪よのぉ」とほくそ笑みながら黙ってあげてました。
だから、このレベルも私の中ではセーフなんです。
会社の利益を不当に搾取する、とう部分においては、私やIも同じなんですが、
でも、業者の請求額を操作して、現金を受け取る、いうのは、
これは、、、極めてギリギリな感じがします。
できれば断りたい。
でも、ギリギリなレベルだからこそ断れないしね~。
でも、こういう方法を知っているということは、周りでこういう手法を使っている人がいる、ということでしょうね。
同じ会社の人じゃなくて、他社の友人とかでしょうか。
「すみません。うちの会社も厳しくなって経費がなかなか出ないものですから…」と言ってましたが、、、スポンサー接待費を巧く捻出するのも営業手腕ですよね。
私が知る限り、優秀な営業さんて、取りたい仕事のためなら、その会社の偉い人の行きつけの飲み屋さんをどこからか聞き出して、自腹を切ってその店で張り続ける、、、ということも普通にやってましたし。
その点を取っても、時代は矮小に変わった、、、、ということでしょうかね。
あ、そういえば。。。
私も、お得意先様にお歳暮を贈ったり、という気遣いもしてなかったわ。(^^;)
会社組織じゃないし、個人だからいいべ、って思って。
思えば、私はこれまで、この営業さんには時々苦言を進呈しておりました。
会社の人が誰も言って教えないから気付かないのだろうから、それじゃ私が代わりに教えて差し上げるか、って。老婆心で。
仕事人として、それは非常識であると感じた時とか
仕事の段取りを甘く考えて、後から不具合を生んだときなど。
そのたびに、「たしかにそうです。すみません」って素直に反省するから、
いい子ではあるんですよね。生き生きと仕事をしていますし。
たまたま今、周囲には、正義や公明正大の美徳を見せてくれるお手本がいないんだろうなぁ。
この方は、会社の上司や先輩を、あまり認めていないようですから。
そこで損をしているのかな、、、。
誰しも、見習うべき部分や良いところがあるものです。
一見、見過ごしそうな美徳でも、見つけて見習っていたら、
きっと、もっと、良いものをいっぱい持った社会人になっているはず。
ま、今回の件は受け入れましたが、次回以降、ギリギリラインを超えそうになったら、その時はまた並平おばさんの恐~い苦言をプレゼントですな。(笑)
彼が待っている見積は、今夜は作らず、
一晩寝て、明日の朝、作って送ろう。(笑)