
写真の「タカトシュー」、おいしいですね。
さすが柳月。テレビ番組とのコラボ商品であっても、1個190円と人情価格。
今週、帯広市内で仕事がありまして、おっさんに、
「帯広行くのか? そんならタカトシュー、買ってきてくれや」と言いつけられたので、仕方なく空き時間に柳月に寄って買ってきましたが…。
今、柳月のホームページ見たら、こっちの柳月でも売ってるんじゃん。
なんだよー。
久々に、また帯広でのお仕事が頻繁にあります。
この春限定ですが。
某雑誌のお仕事で。
思えば、この雑誌の創刊時が、私の仕事復帰第一号。
次男はまだ2歳くらいでした。
それまで、会社員時代の同僚から、取材なしのユルいライティング仕事は時々もらってはいましたが、取材や校正など一連のものがきっちり絡む仕事は6年ぶりくらいで、まるで第二の人生スタート! みたいな緊張感がありました。
あれからもう8年かぁ。
そして、今回もらった取材先リストを見たら、くしくも、8年前にやった取材先さんがいくつが混ざっていて、それも懐かしくて感慨深かったです。
しかも、8年前に行った先様のいくつかが、今回は息子さんが取材対応をする、、というふうに変わっていたりして。
時の流れを感じました。(笑)
そういえば8年前、某業種の老舗店さんでは社長様に軽くセクハラされましたよ。(笑)
ま、大したレベルじゃないんですがね。
私くらい図太いとわりと受け流せますが、純情な人だったらちょっと泣いちゃうかもなぁ、って程度です。
ま、あの時は、
「そうか。組織という後ろ盾を無くして、フリーランスとなったら、こういう目にも遭うわけだ。なるほどなぁ」と、それまで知ることのなかった社会の一面を学びましたね。
それで、その時、セクハラした社長様が、
「あなた独身? 違うの。そぉかぁ。残念だなぁ。今、姉妹店をやらせている息子がまだ独身でねぇ。息子の嫁にどうかと思ったんだが、、。そう。旦那さん、いるの。何やってる人? どこで知り合ったの? 仕事に出ること嫌がらない? ま、でも、今度さ、息子の店も見てもらいたいから、また寄ってよ」とかなんとか、実に手練れでした。(笑)
それで、今回、またそこの取材があるっていうんで、取材依頼のアポを入れたら、今は取材対応は息子さんがやっているそうで。
またその息子さん。電話でめっちゃ感じいいの。
そぉかぁ。あの時、私が独身だったら、私の旦那さまになったかもしれない方?(笑)
と、思うと、これがまた興味が募る。
そんなニヤニヤを秘めながら、いざ伺ってみましたら。。。。
ちょっと社長さん!
息子の嫁に、って。(笑)
あなたの息子さん、多分、私より一回り近く年下ですよ!!
まったく、何言ってたんだか。(笑)
しかし、
あのお父様から、この息子さん!?
というくらい、息子さんはとても真面目で純粋な感じの方でした。
一生懸命、仕事についての思い入れを語ってくれました。
それは一方的にグイグイ押すようなものじゃなく、できる限りのことはするけれど、それを傲慢にお客様に押しつけたりはしたくない。
そのうえで選んでもらえたら、それがうれしい。
というような、肩の力の抜けた感じで、その様子から、結構大人なのかなぁ、、と思ってみたり。これからが楽しみです。
とにかく、息子さんは好印象。
その日はちょうど、“恥ずかしいからそんな爪で学校に来ないで”と次男にまで言われた、「ちょっと盛りすぎた感いっぱい」なデコネイルでしたが。
そこの取材先息子さんは、そんなもの視線の端にも入れず、「自分のすべきこと」について熱く語ってくれました。
「キレイな色だねぇ。ちょっと見せて。俺、マニキュアの色って、好きなんだよねぇ」って言って、真っ昼間からしばらく私の片手を離してくれなかったお父様とは、その辺、まったく似ても似つかない。
ハッ!?
もしかして、私じゃなくて、もっと若いお姉さんライターが行ったら、また違ったのか?
いや、、そんなはずはない!
そんな裏表や後ろ前、本音と建て前などは無い、真面目な息子さんだと私は思う!
とにかく、
私が万一独身だったら嫁ぐかもしれなかった方に会えて、そしてそのお方がいい目の輝きを持っていたことが、なんとなく嬉しかったです。(笑)
そしてもう一カ所。
やはり今回8年ぶりに取材させていただいたら、今度は息子さんが対応してくれたところがありました。
ここも、上記のところと同じ業種。
そして、やはり、とても有名。
東クマさんも常連さんだと思う。(笑)
こちらの息子さんは、若干お若いのかな。
やはり、一生懸命です。
もう最初からライターなんかに任せられない感が見え見え。(笑)
どんな些細な事も妥協できない方なんですね。
もう、何回も私、原稿書き直ししました。(笑)
文字数が少ないから限界があるんですよ。
遠足のおやつの制限が300円だったら、あれもこれも買えなくて、買いたいものを厳選して、やりくりしなくちゃならないのと同じです。
だけど、それでも、あれもこれもたくさん欲しくて、しかも、見切り品じゃなくて新発売の良い物ばかえりがいいって、そう言うんですよ。
普通、これだけ何回もアレコレ言われたら、いつもの私ならとっくに怒ってると思うんですが、、。(笑)
なぜか、そういうのはなかったです。
不思議なことに。
一生懸命なんだな。
そうだよなぁ。自分のお店の事だもんなぁ。
ここまで真剣に、そしていつも素早く反応して食い付いてきてくれるのは、むしろ、有り難いのかも。
と、思って、最後には不思議な好感を持ってました。
これも、ある種の美徳かもなぁ、って。
だから、この方も今後が楽しみです。
もう少し年齢が行って、熟成した時はどんなふうでしょう。
どちらにしても、先行きは安泰なような気がします。
あの懸命さと粘り強さはすごいから。
8年も経てば、代替わりもするし、幼稚園児だった小僧も中学生になる。
で、私はどうなんだろう??
と、思いつつ、原稿を書いていて。。。
ちょっと参考に、8年前書いた自分の原稿を見て見たら、、、。
これがなかなか巧いのよ。(笑)
なんというか、垢抜けた文章なんですよ。
今の自分の文章より洗練されているかもなぁ。
ふーん。。。
と、思いながら、よーーーく、読み返したら、その理由が見えてきた。
この時は効率なんか考えず、しっかり聞き込んで、真剣に書いている。ちょっとしたリズム感や、たったひと文字を選び抜いて韻を生もうとか、そんな涙ぐましいことにも神経を注いだ様子がうかがえる。そして、再び書ける事をうれしく思いながら書いていたらしい。
だからなんだなぁ。
8年前の自分がちょっと眩しく、恥ずかしい。(笑)
ここに戻ろうとは思わないけどね。
でも、語彙に困ったらパクらせてもらう。(笑)
思い返せば、8年前はマークⅡグランデG fourという車で、まるで交通費倒れみたいな仕事をしてましたな。今、そんな燃費を見たら、もったいなくて失神すると思う。(笑)
Posted at 2011/02/27 00:28:47 | |
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