
しかも、
頭がグラグラして吐きそう。
血圧が上がってるんだと思う。
やばす。。。
なんでかっていうとですね。
明日の土曜、陸上の大会があるんですよ。
小学生と中学生対象の大会です。
なので、うちの長男と次男も出ます。
大会っていっても地区大会でして。
しかも、次の大会に繋がる命綱的大会、っていうこともないのですが…。
なのに、私がこんなに緊張している理由。
それは…。
次男のRが、選手宣誓を仰せつかったからなのです。((((;゚Д゚)))
写真が、仰せつかった宣誓の原稿です。
こんな簡単な漢字にまで付けられた、えんぴつのルビ。
そして、知らない人に見せたら「2年生?」
とか言われそうなRの筆跡が切ない。
たしかに毎年、この大会では小学6年生が選手宣誓をしてましたよ。
でも、まさか、うちのRちゃんに限って、、。
そんな大役を仰せつかるなんて想像すらしていませんでした。
しかし、あり得ないことというのはたいがい、偶然に偶然が重なり、
そこへさらにいろんな都合やら縁なども被さり、
起こってしまうんですな。
これは私の推測なのですが…。
今回の選手宣誓選手を誰にしようかと検討した時、
まず挙がったのは、昨年、1番好成績を上げている男子と女子。
だったと思う。
ところが、この王者男子君。
今シーズンはたまたま体調不良が重なり、
まだ1回もレースに出ていない。
それで、次ぎの子が持ち上がって、取りあえず今シーズン中での
男子好成績者になってしまった。
その、自動的に持ち上がった子が、うちのRちゃん。(笑)
そして、本来であればそこで、
「女子でいこうか?」「今シーズン出ていないけど、●●君でいこうか?」
という意見も揉まれそうなものですが…。
ここで第2の偶然というか、数奇な縁が絡まっていたのが、
Rちゃんの幸か不幸か…。(笑)
今回、選手宣誓選手を選んでいた陸協役員2名様のうち、
お一方がうちの長男の学校の陸上監督で、もうお一方は他校の陸上部監督さんですが、陸協全体の短距離強化監督でもあるので、いつもうちの長男がお世話になっているのです。
ですから、このお二方の会話がすごく想像できるのですが、
“う~ん。K(うちの長男)の弟でいいんでないか?”
“だね? それなら親父さんの携帯も知ってるから今すぐ頼めるよ”
“あ~、手っ取り早くていいね”
ってなったんだと思う。(笑)
で、うちのおっさんの携帯に、
長男の監督さんから、
「緊急指令!」というタイトルのメールが来たのが水曜夜。
おっさんは、
「了解です! でもRは長い宣誓は言えないと思うので、
なるべく簡単な宣誓分文を作ってもらっていいでしょうか?」と
返したと。R本人の了承も得ず。(笑)
その指令を聞いて当人のRは呆然というか、
すごく困ったふうながら、、
それよりもやっていない宿題のほうが大問題、みたいな感じでした。
それで、その緊急指令が原因かどうかは分からないのですが、
その深夜から熱が出て昨日寝込んでしまったんですよ。(笑)
私がいうのも何ですが、、。
Rって、人前で声を出すのが苦手なんです。
もう、幼稚園から現在に至るまで、発表系のことは全部尻込みだし、
学芸会の合唱では口パクどころか口も動いていない。
こんなふうだから、ずっと学芸会の劇でも、
セリフがない役か、あってもひと言程度の役ばかりをもらっていたのに…。
しかも、これを母親が言っては身も蓋もないのですが、、。
Rのメモリは容量が微妙なんです。
私がこんなだから、ついつい増設の機会もなく、ここまで来てしまって。。。
覚えられないとか、覚えられても緊張して頭が真っ白になって
何も言えなかったとか、、。
そんなことになったら可愛そうだよなぁ。
それで陸上の大会自体が怖くなったらどうしよう。
ますます人前が怖くなったらどうしよう、、、。
って思って、
熱が出たのは天の助けかもしれない。
発熱という状況なら、辞退をしても差し支えないんじゃないか…。
とか考えちゃったんですよね。
おっさんも、
「熱が下がらなくて行けなかったら困るしな。
今のうちに辞退すっかぁ?」って言って、
うだうだと次男の熱の下がり具合を見ていたんです。
それで昨夜、Rに、
「土曜日、行けそう?」って聞いたら、
「頭がフラフラするから、走るのはきっと無理」と。
それで、
「じゃ、宣誓だけはできそう?」と試しに聞いてみると、
「宣誓だけならできそう」という答え。
おお! 宣誓、できるって言ったぁ!
と驚きましてね。
そっかぁ。できないできない、って思い込んでいるのは親だけで、
子どもは日々、学校で新しいことにチャレンジして進化しているのかも。
そういえば、担任の先生も、
「5年生の時は授業中、ぽーっとしていることが多かったんですが、
6年生になったら目が真剣になってきて、
自分から手を上げて意見を言うようになりました」
って言っていたし。
何でもやってみないとね。
きっと、このめぐりめぐってやってきた「宣誓」も、
Rが登るべきステップだったのだと思う。
とんでもなく失敗してもいいから、
やってもらいたいです。
Rの「宣誓!」を聞いてみたいです。
上手にできなくても、乗り越えることができたら、
これからも苦手なことから逃げないで頑張れる子になれそうだもの。
それで、、。この写真の宣誓原稿ですが。
今日、長男が練習終わった時に、監督から、
「これ、Rの宣誓原稿。渡しておいて」と渡されたんですって。
こんなふうに、
前日にちょっくら兄貴に渡しておける気軽さも、
Rに決めた便利さかと。(笑)
長男はその場で原稿を見て、
“うわぁ、、やべぇ。。こんなに長い。あいつには無理じゃね?”
って思って、「先生、、、すごく心配です」って言いながら、
“やべぇよ、やべぇよ。Rがド下手こいたら、俺が恥ずかしい。
他校のやつらに恥ずかしい、、。陸協の先生たちに恥ずかしい・・・”と
頭の中が恥ずかしいことで一杯になったそうです。(笑)
そうしたら、
「Kの弟だもん、大丈夫だ」とか、
「K先輩の弟なら大丈夫っすよ」と、
何も知らないチーム員たちが言ってくれたそうです。
でも、その言葉は慰めにななどならず、
より一層のプレッシャーになったそうです。
Kがプレッシャーを受けてどうすんだ?
って話しですが。(笑)
まぁ、、でも、、たしかに、、、
KとRは違う。(笑)
もちろん、KにはないけどRにはある、というものもあるし。
優劣じゃなく、違う個体という意味で、違うわけで…。
ああ、なんか苦しいことを言ってしまったような。(笑)
取りあえず熱は下がったRが、
夕食後、写真の宣誓文を覚えて、
そしておっさんの前で何度も練習していました。
おっさんが先ほど、
「取りあえず完璧に覚えた。でも、元気がないんだよなぁ。
ハキハキしてないんだよなぁ」
って言ってましたが、、、。
人前でハキハキしてないのがRちゃんだもん。
それでいいよ~。(笑)
あと、一晩寝たらたぶん、2割は忘れてると思うけど…。
明日、またリカバリしたらいいし。
と、、ここまで書いていたら、
吐きそうなのは少し収まった。(笑)
でも、まだ頭はガンガンする。
野球で投手をやってる子の親御さんが、
「試合の前は、眠れない」
っていっていて、その時は、
「そうかもなぁ」と素直に思いました。
でも、今夜私は、投手の親御さんが
試合前にどんなレベルの緊張と不安を感じているのか、、。
少しだけ分かったような気がします。
そんなこんなで眠れる気がしないし、
どうせ3時には起きてご飯の準備をしなくちゃならないし。
このまま「新撰組!」DVDでも見てるかな。(笑)