• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

並平のブログ一覧

2012年08月30日 イイね!

蠣崎波響と夷酋列蔵

蠣崎波響と夷酋列蔵先々週。8月17日、18日と函館市へ行っていた件は、
先のブログでも書いておりまして。。。

目的は、長男の陸上大会観戦、ではあったのですが、、。
実はもう一つ、私にとって大事な目的がありました。

これがあったから函館まで行きました。

北海道立函館美術館で「蠣崎波響」の代表作、「夷酋列蔵」特別展示が9月9日まで催中だったのです。

蠣崎波響(1764~1826)は、松前藩主の5男であり、本名は廣年(波響は号)。画家であり、そしてのちに松前藩家老家として藩政にも関わった人物です。

で、この「夷酋列蔵」がどう特別なのか?
それは、、どんな理由で海を越えたのか謎のようですが、
「蠣崎波響」が1790年に描いた2組みの「夷酋列蔵」のうち、そのうちの(ほぼ)1組みがこれまでずっとフランスのブザンソン美術考古学博物館に収蔵されていて、
その作品11点が、今回特別に松前へ帰郷して特別展示されている。

222年ぶりの帰郷だそうです。
これは特別でしょう。


最初、この特別展示のことを知らなくて、、

次男は、“函館? 遠くて疲れるから行かない”って言うし、、。
長男も、“まだ調子戻ってきていないし、、、わざわざ来なくていい”
なんてツレないこと言うし。
じゃ、函館の大会は、行かないでRと2人で留守番してるかなぁ、、。
なんて思っていたんですよ。

ところが!
たまたま長男を合宿に連れて行くinプリウス時、
ラジオで「夷酋列蔵」の特別展示のことを知り、

「これ、見たい。絶対みたい。母さんも函館に行ってもいい?」
と聞くと、「ふぅん…別に、いんじゃね?」と長男も言うもので、
やおら行く気満々となったのでした。

「蠣崎波響」の代表作といわれる「夷酋列蔵」とは、北海道各地のアイヌ指導者12名を描いたものです。

12枚1組。これが2組描かれています。

蠣崎波響が描いた12名の長たちは、ツキノエ、イコトイ、ションコなど、、。
クナシリ・メナシ争乱に関わった人物たちが描かれています。

クナシリ・メナシ争乱とは1789年、和人による迫害に我慢できなくなった東蝦夷地のアイヌらが蜂起した事件です。
そして結局、松前藩により騒動を起こしたアイヌたち37名が処刑され、
「騒乱を収めた」という既成事実のみが幕府に報告されました。



しかし、幕府からすると、
松前藩は、このように何度も何度もアイヌ民族と衝突していて、
そんなだから一番大事な海防の役目もイマイチ怪しく、
蝦夷地を治める力量がないかも?
と、疑問視されていたところに、このメナシ争乱。

やっぱりダメだな、と判断され、
このクナシリ・メナシ争乱の後、南蝦夷地は幕府の直轄領となり、
松前藩は東北のどこだったかに国替えさせられています。


そして、松前藩の運命を翻弄したクナシリ・メナシ争乱の1年後。
この「夷酋列蔵」は描かれているんですね。
波響の心情はいかに?

私が思うに、、。
波響は政治家以前に芸術家ですから、同じく芸術派民族であるアイヌの人々を敬っていたと思います。
だから、特別な思いを込めて、「夷酋列蔵」を描いたのだと思います。

松前藩とアイヌの人々とは、永きに渡る因縁の間柄でありながら、
その一方で、切っても切れない縁で繋がれてもいたような、、。
そんな気がします。

松前藩が開祖の地を追われていたのは、たしか20年間くらいだったと思います。
その間、波響は、早くまた祖国松前に戻り藩経営ができるよう、
時の老中に働きかけます。

国替えを余儀なくされた藩など、賄賂の余裕さえない。
そこで波響は、せっせと画を描き、その画を売ってお金を作り、
それを老中に贈り続けながら、藩の松前帰参を願ったと、、。

宇江佐真理さんの本で読んだ事があります。




これまで複写されたポスターや印刷物では、
「夷酋列蔵」の1部を見た事はありましたが、
原画を間近に見たのは初めて。

A3サイズより一回り大きいくらいの、現代でいうところの色紙風の台紙に描かれており、台紙の周りには金箔が押されていました。

交易をして手に入れたのであろう、美しい衣や装飾品をまとったアイヌの長たちの、壮麗な姿が精緻に描かれています。

目の力強さから、野生動物や独自の宗教観のもと生きて来た民族独特の所作。
こういうところまで活き活きと描かれていて、
原画を見ることができて良かったと感激しました。

しかし、、。
ここで疑問なのですが、、。
波響は実際に、12名のアイヌの長たちと会ったことがあるのだろうか?

蠣崎波響は、興味はあるものの、ほとんど分からない人物です。
この人を主人公にした小説や映画を堪能してみたいものです。
それを叶えてくれるのは、やはり函館出身の作家、宇江佐真理さんだろうなぁ。

最後に、クナシリ・メナシ争乱に関するウィキを張ろうと思って検索してみたら、
私が過去に書いたブログが2番目と3番目に出てきて、ちょっと照れました。

これと、
これです。

そしてこっちが、フリー百科事典版

Posted at 2012/08/30 00:13:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | オフ | 日記
2012年08月29日 イイね!

黒船!

黒船!今日、釧路市ウォーターフロント界隈を通ったら、
見慣れた風景がどこかいつもと雰囲気違う。
暗い、、というか、何かがそびえている。

あれ? と思って見たら、

く、、、黒船だぁ!!!!

でっかい。山のよう。

すごくびっくりしました。
大きくて。

ちょっと近寄ってみたら、
「輸送艦しもきた」と書いてありました。

いやぁ、、胸が高鳴りました。
目の前で見たら巨大さに圧倒されました。

でも、そこから離れて、幣舞橋から見渡した時のほうがリアルに大きさが分かって、より心臓に刺激がきました。

いつも見ている海に、明らかに黒くて大きなものがある。
釧路港のシンボル的建物であるMOOよりも存在感を際だたせて泊まっている。

すごい風景を見た、と、感動しながら、
取りあえず、仕事先へ向かいまして、、、。

仕事が終わったあと、会社に車を置いて、釧路港の公園伝いに歩いて行き、
改めて黒船を見に行きました。(笑)



初めて見る大きなものに出合ったら、
より近くで見てみたい、、と思ってしまうのは、
これ、人間の本能なんだな、、と、自分の行動をもって知りました。


2012-1853=159、、、だな。

159年前、黒船を見た人達は、もっともっと驚いたんだろうな。
下田奉行所のスタッフたちなんか、どんな思いで見たのだろう?

吉田松陰さんなんか、門下生を引き連れて小舟に乗り、
そしてペリー艦隊に近づき、
「乗船させてくれ、連れていってくれ」と頼んだっていう話しです。

すごい!
アメリカ密航を企てたんですよ。
まずは外国を知ることが、彼の攘夷だったのでしょうね。

結局、その懇願は叶わず、また小舟で下田へと戻ってきたそうですが、、。

それが幕府にバレて、長州に戻され蟄居、というのが最初の処分。
その後、微罪な冤罪での取り調べなど受けたりして、
それが彼のプライドを傷つけたのか、もっとデカいハナシ、、、
幕府重臣の暗殺などをほのめかして攘夷派を煽っていたら、
「マジで危険」と判断され、処刑されたわけです。

つまりは、、、特に何も実行はしていないんですよね。
でも、安政の大獄の筆頭処罰者なのです。

あのときペリーが連れて行ってくれて、
アメリカ密航が成功していたら、、、。
そっちのほうの人生はどうなっていたのか???
また違った松下村塾があったのだろうか???

と、そんなことを思った、私の「黒船との出合い 2012」でした。
Posted at 2012/08/29 20:01:34 | コメント(3) | トラックバック(0) | 仕事 | 日記
2012年08月19日 イイね!

おじいちゃん、おばあちゃん…。

おじいちゃん、おばあちゃん…。こういう場合、
「どっちも頑張れー」って、、、いうしかないんだろうな。(笑)

おなじ曾孫が2人、同じレースでよーいドン、する時って。

昨日と今日、函館市に居たのは、函館市で陸上の大会があったからです。
それにうちの長男が出るので観戦に来ました。

タイトル写真はボケボケですみません。
スタートの直前なんですが、わけわかりませんよね。


エントリーのカテゴリは少年Bという、中学3年と高校1年が一緒の区分なので、中学3年の息子にとってはその時点ですでにキビシ~。

さらに今年の少年Bの短距離種目は「200M」しかない。
200Mが苦手な息子としては、ますますキビシ~、わけです。

でも、「出場権得たものは全部、出たい」の本能に押され、
エントリーしておりました。

重ね重ねのディスアドバンテージなので、予選通過はまずないだろうけど、
最近少し復調してきたから、もしかしてベストタイム出ないかな?、、、
という淡い期待を込めて、遠く東の果てからやって来ました。

そんな、諸先輩たちに胸を借りる意気込みのレース。

昨日受付してプログラムを見たら、、。
なんと、偶然にも、私の従姉妹の息子さんJ君(十勝の高校1年生)と同じ組。

彼ら、またいとこ同士ですが、初対面。(笑)

(私と従姉妹は、ここ数年、競技場でばったり会ったりして
世間話をしてましたが)

昨年シーズンは、うちの息子もわりといいタイム出ていたので、
「J君と同じ組で戦ってみたい。勝ちたい」
とか大きなこと言ってたんですが、

なぜか絶不調の今年に念願が叶ってしまって、
“えええ??? まじかよ。この場面でしかも200Mで・・”と
困惑の心をクールな顔で隠してました。(笑)

でも、縁者なだけに、負けたくない、
という意識が強くあったみたい。

そういうものなのかなぁ?
私には分かりませんが、、。


負けたくない、っていったってねぇ。

従姉妹の息子さんは、小学、中学と、ずっと安定して北海道で入賞してきている
力のあるスプリンターですし、特に200Mが得意。

今年は普通に負けるって。(笑)

でも、その気持ちを味方にして、今持っている力を全部出して、
気持ちの良かった~ってレースにできたらいいじゃない。

って私は思ってました。

そう思いながら、ふと、、。
未来で私が天国の住人になったとして。その後に生まれた曾孫たちが、
別々の場所で元気に育って、偶然同じスポーツをするようになって、
あるとき偶然、同じレースに臨むことになったら、、、。

きっとうれしいだろうな。
自分が産んだ命から、さらに命が産まれ、育って、
好きなスポーツフィールドで、ともに頑張っているんだもの。

どちらも頑張れ! 

って均等に声援を送るだろうな。
そして、こんな命たちが産まれ育ったのなら、自分の人生も万々歳だった!
って。そう喜ぶような気がします。


レースは。。。(笑)
私の予測通りの展開でした。

4レーンのJ君は危なげなく2位フィニッシュ。


うちのKは、、、

最後、刺されてドベじゃん!!w

この組は、外側の8レーンと9レーンが中学生なので、
きっとここ2人のドベ争いだろう、、、と思ってはいまして。(笑)

せめて、そのドベ争いくらいでは逃げ切って、小さな勝利を感じて欲しい。
そう私は願っておりましたが…。

残念!

もしかして、、。
この子のドベ。
初めて見たかも。(笑)

おじいちゃん、おばあちゃん・・・。
最後、フィニッシュラインの3メートルくらい前で、
Kの尻を蹴って前に突き飛ばしてくれたら良かったのに。ww


というのは冗談ですが。

でも、最後まで諦めていない走りだったから良かった!
それを見られたから、母さんはうれしかった。

J君。K。
君たち、ご先祖様に感謝しようね。
好きな競技を頑張ることができる、
心と体を贈ってもらったんだから。


※ 余談ですが、、新しいコンデジ、欲しいなぁ。
もうちょいズームきいて、動画ももっとキレイに録画できるような。

※ もっと余談ですが、昨日、函館のホテルでシングルルームに泊まってた話しは先のブログの通りですが。夜中じゅう、どこかから、ラリーカーのエンジン音みたいな音がしていて、幻聴かな?? と気にしていたら、それは隣の部屋から聞こえてくるイビキでした。
  そして、隣のシングルに泊まっていたのは、うちのおっさんでした
Posted at 2012/08/19 02:58:33 | コメント(3) | トラックバック(0) | Track&Field | 日記
2012年08月17日 イイね!

シングル

シングル今夜のお部屋です。

シングルルームで、ベッドやライティングデスクなどがある居住空間は、とってもコンパクトなんですが、廊下はこんなに長いんです。

長くても別に不自由はしないのですが、、、。

お盆だったもんで、最近テレビやラジオでやたら怖い話特集をやってたんですよね。

そういう、なんとなく耳に入ってきてた怖い話しが今まさに蘇ってきて、壁の陰に続くながーい廊下が気になる、、というのは私の気のせい。

と、自分にいい聞かせている、

函館の夜夜です。



※先の渓谷ブログにコメントをくださったレディ&ジェントルメン。帰ってから返信させていただきますね。(^^)/
Posted at 2012/08/17 20:02:41 | コメント(7) | トラックバック(0) | オフ | 日記
2012年08月16日 イイね!

渓谷、、、、

じゃなくて、警告受けちった。
カービューから、無断転載の。(笑)


これが
警告受けたブログです。(^^;)

もう無断転載部分は削除しましたが。


いやー、見つかるとは思わなかった。
こんな、大宇宙の片隅に漂う星屑みたいなブログが!

小さな存在なのに見つけてもらったようで、ちょっと感激してしまった。

きっと、同じような占いメールを受けた人が、その有名占い師の評判なんかを確認しようとか思って、それで検索してみたら、なんと!
私のブログにヒットして。

なんか否定的に書かれているけど、実際どうなんだろう?

と不安に思い、
配信元に問い合わせて、、、ってところでしょうかね。



ちなみに、以下が、カービューからの警告メールです。
  ↓

--------------------------



並平様

平素はカービューをご利用いただきありがとうございます。
カービュー サポートセンターでございます。

お客様がみんカラで公開されているブログのテキストメールの転載につきまして、
無断転載とのご指摘をいただいております。

URL:https://minkara.carview.co.jp/userid/000000/blog/12345678/

ご自身が権利者でないテキスト、メールの転載を掲載されている場合は、
権利者の方へ掲載許可の申請を行ってください。
現時点で許可が得られていないテキスト、メールの転載は削除をお願いいたします。

なお、著作者の方からの掲載許可を得ていない場合、
問題となり、法的措置の対象となる可能性もございます。
お心当たりのある投稿については削除をお願いいたします。

なお、関係機関からの問い合わせがあった場合、
当社はこれに全面的に協力いたします。

お客様の充実したカーライフの創造のために
カービューサービスの向上に努めて参ります。
今後ともよろしくお願いいたします。

------------------------------


いやー、容疑は無断転載とは。良かった。
あの内容なら、侮辱罪とか業務妨害なんかも抵触してますがな。
あぶない、あぶない。

ま、、個人レベルのブログ程度なら、表現の自由で済むと思いますが、
「君子危うきに近寄らず」ですな。

素直に「転載部分のみ」削除しました。

たしかに無断転載は悪いことですからね。

悪いこと。ルール違反とはよーく知っていながら、
なまじっか著作権とか版権などと親密な仕事をしていると、
逆に、

「営利目的じゃなく、しかも無名の個人ブログで転載しても
たいして影響力ないだろうから発覚もしないだろうし、
万一発覚しても、個人ブログ風情にいちいち文句言ってこないしょ。
ふつう、そういうもの」

と高を括っていたのが敗因でした。


でも、あのブログ上で、もし、
無断転載をしつつも、
あの占いや占い師を高評価するブログ内容だったら…。

無断転載についての苦情をカービューに申し入れることは、、
あっただろうか?
ないよね。(笑)


無断転載の罪を犯すと、
このようにカービューのお手を煩わせてしまうし、
皆さん、お互い気を付けながらブログってまいりましょう。


って、カービューからのメールも無断転載。(笑)


しかし、、。
2年半前のブログが今ころ、無断転載で告発されるなんて…。
同じテキストをずっと使っていたから発覚したのだろうか?

あ、、、いや、、もう、燃料注ぎ足すようなことはやめよう。(笑)
Posted at 2012/08/16 21:49:18 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

トヨタソアラ→ホンダインテグラ→トヨタスターレット→三菱ekワゴン→トヨタプリウス→トヨタアクア(今ここ)
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2012/8 >>

    1234
56789 1011
12131415 16 1718
19202122232425
262728 29 3031 

リンク・クリップ

Type Rちゃんの走破性 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/11/14 00:14:45
Rally plus net 
カテゴリ:Rally
2011/11/22 10:53:46
 
Rallynasaura 
カテゴリ:Rally
2011/11/22 10:44:59
 

愛車一覧

トヨタ アクア トヨタ アクア
2020年11月6日(金) 大安吉日の午前9時に納車。
トヨタ プリウス トヨタ プリウス
2008年4月12日(土)の14時30分に納車になりました。雪が降る中、、。 私の仕事 ...
三菱 eKワゴン 三菱 eKワゴン
夫の通勤車だったekワゴン。 私の場合、軽自動車に乗った方が安全運転に徹するのではない ...
その他 その他 その他 その他
フォトギャラリーはブログアップ用画像置き場です。 自転車は長男の愛車です。 2008 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation