行ってきました、初夏の夕張

夕張に行くこと自体はそれほど久し振りではありませんが、どうせきたのだからと立ち寄った石炭博物館。はい、石炭の歴史村です。報道などで閉鎖されたような話が出ていたし、施設もかなり荒れていたので営業しているのか半信半疑でしたが、ちゃんと営業してました。
入口で男性従業員の方に「ここに来るの20数年振りなんですよねー。やってて良かったです」なんて話をしながら入場料を払い中へ。ちなみに入場料は大人1人で1200円。これで同じ場所にある炭鉱生活館やゆうばり化石館も入れます。高いかどうかは施設の荒れ具合や観光客の少なさ、施設の維持にかかる費用を想像してみてください。
おいらは決して高くないなーと思います。
館内は炭鉱華やかなりし頃の様子や現場での作業、幾多の事故、エネルギー政策の転換による閉山、かつて20を越える炭鉱があり、12万人近い人が暮らしていた街の様子が写真や模型、実物をまじえて展示されていてよく解ります。
館内からエレベーターに乗って地下へ降りると坑道展示があり、炭鉱が開かれた明治から昭和まで各時代の採炭技術や服装、坑内用具の移り変わりを見ることができます。採炭シミュレーションでは、ベルトコンベアや採炭用の大型機械が実際に動かされます。
その先はヘルメットを借りてヘルメットに付けられたライトで実際の坑道を歩きます。
かつて昭和天皇も訪れた場所ですが、かつては炭鉱救護隊の訓練や鉱員養成のために使われていた場所だとか。
実際に採炭で使われる機材が設置されていて坑道の中の様子がよく解ります。ちなみに距離は180メートルほど。寒いので長袖必須です。おいらはTシャツでしたが(笑)
坑道を抜けて地上に出ると博物館から100メートルくらい離れた場所に出ます。ヘルメットを返して終了です。ちなみに1つ忘れていたことが。おいら低所恐怖症で、低いところが大の苦手です
そんなこんなでゆっくり遊んでいたら昼前に到着したのに2時過ぎに
帰り道、思うのは栄華必衰は変えられないことなのかということ。
どこかの時点で何かが違っていれば、街の行く末は変わっていたのではないかと。
歴史に「もし」はないもの。しかしそれでも思わずにはいられません。

Posted at 2012/06/06 10:17:30 | |
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ゆうさん旅日記 | クルマ