2008年01月07日
久しぶりのブログです。
最近道外のお友達も増え雪道の経験が少ない方ともお友達になっているので、自分自身の復習もかねて北海道の雪道運転術を書いておこうかと(あくまでもおいらの我流なのでそこらへんはご勘弁下さい)。
まず、タイヤはスタッドレスです。条例で規制されているにもかかわらずいまだにスパイクタイヤ履いている方もいらっしゃいますが、九割はスタッドレスです。オールシーズンタイヤって、冬に履いてる方見かけません。ってか、間違いなくアイスバーンで事故ると思います。スタッドレスでも危ないことがままありますので。
雪道で注意しなければならないのは天候と路面の変化。
雪質(サラサラのパウダースノーや湿り気の多いベタ雪、みぞれ等々)によっても路面は簡単に変化しますし、風の通り道や日向、日陰、車線内と路肩、それぞれに全く違った路面になっていて、これらがミックスされた状態になっています。それから、天候によっても路面は大きく変わります。陽が差せば路面は光って見にくくなる上に表面が溶けてザクザクになりますし、陽が陰れば路面は見やすくなりますが溶けた雪が凍ってざらめのような感じになります。雪道はいろいろな路面がランダムに続いているものだと思った方がいいかも知れません。
雪道の運転で良く言われるのが「急」の付く操作はしないこと。「急発進」「急ブレーキ」「急ハンドル」が代表的ですね。でもこれ、はっきり言ってスパイクタイヤでも履いてない限り雪道でこの3つは「できません」。「急発進」、タイヤが滑るだけで4駆以外(場合によっては4駆でさえ)は発進できません。「急ブレーキ」、タイヤはロックします。それこそ1~20キロでも。でも、その瞬間に車は加速します。止まりません。「急ハンドル」、急にハンドル切っても車はタイヤのグリップを失ってスリップしながら前に進みます。曲がりません。
ではどうやって走らせるのか…はい、低速で走るしかありません(^^;)
実際北海道の冬場は市街地では40キロ前後くらいです。そのくらいまで出ていればいい方。60キロなんて市街地ではほとんど出せません。
車通りの少ない郊外に行けば100キロオーバーで走ったりもできますが、条件は変わりません。何かあった時には相応の技術が要求されます。
発進ですが、おいらは良く言われる「2速発進」はしてません。タイヤが新しくしっかり噛んでくれるのと、スイスポは低速トルクが細いので。半クラとアクセルを巧く使いながら発進してます。文章で書くのは難しいですが、少しフロントタイヤを滑らせつつ前に進んでいく感じですか。
ブレーキについては…思いっきり踏んでます、よ?
助手席に乗ってる人が「え!?」って言うくらい「ドンッ」て踏んでます。じつは
これもスタッドレスの性能にお任せな部分があるんですが、1発でABSが作動するギリギリ寸前のところまで踏み込みます。ABSが効いてしまうと完全にスリップしてるし、その手前だとタイヤのグリップを最大限使えてないので、1発で作動する直前まで踏み込みます。これ、夏道でも同じだと思うんですが…で、このときのポイントはハンドルをまっすぐにしておくこと。ハンドルが切れた状態だと間違いなくリアが出ますし、深い轍の中でリアが出るとスピンしかねませんので。
ハンドル操作については…可能な限り大きく切らない、ようにしてます。ハンドルを大きく切るのは低速の時だけ。凍結路の上で大きくハンドルを切っても車はスリップしてアウト側へ行ってしまうので、小さな舵角でカーブに入って足りなければ少し足すか、サイドを引いてリアで合わせるか(街中でもやってます)、という感じです。
あ、あと大事なのは大きく荷重を移動させないこと。夏との一番大きな違いはそこかも知れませんね。大きな荷重移動はそれこそスピンや路外逸脱の原因です。できるだけ4つの車輪をグリップさせる方向で、極端な加重や抜重はしないこと、です。雨の中でジムカーナやサーキット走行を経験されたことのある方は分かるかな?
分かりにくい書き方で済みません。書いてみると結構大変ですね。あとはまた秘技のブログの中で書きますのでm(_ _)m
Posted at 2008/01/07 15:05:19 | |
トラックバック(0) |
真冬のスイスポ生活 | クルマ