年末に依頼を受けたお財布の縫直し
これはわたくしの長財布の初期モデル。
おそらく6年くらい前の・・・
確認したら 縫糸はあちこち摺りれてなくなってました。
と言うことで オペ(縫直し)の開始です!!
先ずは擦り切れた糸の抜き取りながら
全てを分解〜
の予定でしたが・・・
で、ここで問題発生!!
革自体が擦れてペラペラに〜
しかも接着も剥離してて・・・
と言うことで 急遽修正のやり方を変更。
5ピッチ程糸を抜いて 抜いた分縫い込む
貼り合わせが剥がれた所は 接着しながら 縫い込む。
このやり方で現状の形を保ちつつ
修正が完了致しました。
で、ボタンも壊れていたので取替〜
で、完成したお財布です。
わたくしの作品は基本修理することが前提での設計です。
形あるものいつかは壊れる。
それを出来る限り修理してお返しする。
『おかえりなさい』 修理依頼
⇓⇓⇓
『いってらっしゃい』 修理完了
これがわたくしのやりたい作家スタイルです (^^)
ちなみに今回の依頼主は うちの母
本当に一番初目に作ったプロトモデルですので
『うわ! 俺こんなやり方してたの!?』という所が多々・・・
それを黙って使う母に感謝です!
かあちゃん あんがとね〜 (^^)
Posted at 2017/01/06 09:53:17 | |
トラックバック(0) |
革作家の日記 | 日記