以前、
筑波2000もてないよう選手権に参加したときの写真が、少し前に送られてきました。
(遅くなりましたが石井社長、ありがとうございます)
それを見ながらつらつらと。
まず思ったのが、変な位置にCPを取っちゃったな〜、ということ。
場所は第2ヘアピン、あんまりCPを奥に取る場所でもないのですが、いくらなんでも手前すぎる。
前のNA8(8kg/6kg車高調、ハイグリップラジアル)との比較ですが、ND5の純正サス+ノーマルタイヤ、思ったよりブレーキ効きます。
まあエンジンがノーマルなので直線の速度がそもそも遅かったのでしょうが、バネが柔らかいので前荷重になるタイミングが早い上に、乗った荷重が抜けるのが遅いので、フロントが長く路面に食いつきます。
おかげで舵の効きもいい。ので、事前のイメージより小さく回ろうとする。
結果、意図せず早めにコーナーに張り付いてしまってこうなる、と言うわけです。
もう少しブレーキングを奥まで頑張ってCPを奥に取れば、いくらか見られる絵になったでしょう。
前のNA8はとにかくテールハッピーに仕上がってしまい、コーナー中間あたりでのスピン挙動に悩まされていました。
前荷重の時に、とにかく少しでもリアのアウト側に無理をさせるとズバッと出るので、進入時にかなり速度を控えめにして、奥でなるべくアクセルを踏んで取り返す手でしたが、特に高速コーナーではコーナリング速度が伸び悩んだままでした。
今回の走行でも、この当時の癖が最後まで抜けきれず不完全燃焼のまま。やはり恐怖とセットで染み付いた習慣はなかなか抜けません。
それに比べて、NDはリアの安定感が抜群です。
1番目の写真などは横G最大の瞬間をうまく捉えたもので、リアのイン側は伸びきっているようにも見えますが、これでもまだ荷重が残っている感じで、3輪走行でリアのアウト側だけで爪先立ちしているような不安感は全くありませんでした。これも歴代最長のストロークの為せる技でしょう。
なお、リアが安定していると言っても、鼻の入りが悪いというようなことは全くなく、キチンと前荷重にしていればNA8と比べても鈍重さは全く感じません。
また写真を見ると、アウト側はほぼフルバンプ状態ですが、バンプストッパーが当たった瞬間は全く意識することなく、姿勢も乱れませんでした。
聞くところによれば、NDのバンプストッパーはバネ特性が優秀だということで、むしろ進入時あたりから積極的に当てて使うのも手かもしれません。
ただ、このような特性も、ノーマルタイヤとの組み合わせが前提なので、速度レベルからすれば、Sタイヤ+セッティングの決まった車高調の組み合わせに比べれば、ごく遅いレンジでのお話です。足を固めていくと、どういう性格になるのかはわかりません。
それでも自分としては、先ずはタイムは置いておいて、このレベルから練習して行きたいところです。
それにしても、2〜3枚目の写真はやたらカッコイイなぁと思ったら、要はフルバンプで擬似シャコタン状態なんですな。でも普段からこんな状態で走ったらコンビニで腹打ちしそう。
Posted at 2017/02/18 21:57:16 | |
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