2016年06月16日
ブログぺージなんてものを持ったのは初めてなので、これほど何か書くのが億劫だとは思わなかった。最後の投稿からどれくらい経ったろうか。
そんなわけで軽井沢ミーティング行ってきたけど何か書くのが今頃になってしまった。
MX-5 RF、屋外では世界初公開とか、もう書く人が散々書いた後だろうから、ここではトークショーのお話。
MX-5(ロードスター)のワールド・デザイン・カーオブザイヤー受賞ときてチーフデザイナーの中山雅さん、この賞は通常、デザインより思想を多く語るような車が取るもので、スポーツカーが受賞するのは極めて珍しいのだという。そして普通はもっと全長の長い車が取るものだと。マツダのクルマ作りや思い入れ等々が充分に評価された結果ではないか、と語る。
確かに、ここまで暑い 熱い思い入れのあるメーカーは世界広しといえど、そうあるものではない。
デザインといえば昔からイタリア車が強い。イタ車メーカーはデザイナーの権限が強く、デザインの都合で色々決めることができるからだという。
確かに、初代フィアット・パンダなどはジウジアーロと言う天才がガワから中身までほぼ一気通貫で仕上げたクルマで、それは素晴しく美しい。
しかし、最近の車は燃費、安全性、環境性能など、設計条件がますます厳しくなり、クルマのガワと中身との間のスキマがなくなってきている。そのため、中身のメカが、ガワの外まではみ出てくるようになり、綺麗なデザインを作るには、まず中身のメカを綺麗に作らないといけなくなった。
「デザイナーは服は縫えるがマネキンは作れない」実に言い得て妙だ。
昔のように、中身はアレでも綺麗に作ったガワを被せれば一丁上がり、と言う雑な仕事が効かない。デザイナーだけでは美しいクルマは作れないのだ。
初代パンダはエンジニアリングに理解のあるデザイナー、という天才があってこその逸品だが、あれも現代より設計条件の緩い時代だからこそ、だと思う。
要は、デザイナーとエンジニアの協働が重要になってきているわけで、この辺りについて、マツダは世界一だろうと、中山氏は胸を張る。
確かにマツダは部門間の垣根の低いメーカーだ。
設計の若い人が何かわからないことがあったら、ノートパソコン持って製造部門まで走る、と言われているくらいだから、デザインとエンジニアリングの垣根も低いのだろう。
そしてそれは、マツダというメーカーの、あの規模ならではの強みのような気もする。大きすぎず小さすぎず、まあ、社内改革の成果でもあるかもしれないが。
前に東京モーターショウで説明員をしていたマツダの設計の人が言っていたのが、「身の丈に合った開発をする」ということ。
ブームだからといって高級車とか多チャンネルとかやたら手を広げないとか、バブル期のはっちゃけぶりからその後の破綻がトラウマになっての発言とその当時は思った。
しかしマツダにとっては、案外とあの規模を強みとして、世界で戦うつもりなのかもしれない。
Posted at 2016/06/16 22:47:37 | |
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