しばらく前から、家の冷蔵庫の下が水漏れしている。結露のドレーンがうまくいっていないようだ。三菱電機製 MR-S40D 2003年に購入したものなので、普通は買い替えるところだろう。だが断る。断固修理する。そんなことに 10 万円も投資するくらいならクルマに使う。

まずは全体像。奥の熱交換器の蓋を外すには、水平の仕切りを外さなければならない。

中段上の製氷機とソフト冷凍室も外す。縦桟を手前に抜くには隣接した車を上に引いて外す。

縦桟を引き抜くと、水平パネルが外せる。その一つ下の段も同じく外す。熱交換器の蓋は上部2箇所に内装クリップで固定。下側を手前に引き出してそのまま引き抜く。
ドレーンの集水部は洗面台のような形状だが、その中央の排水口が盛り上がって高くなってしまっており、手前の縁から漏水、最下部の冷凍室の下に水が溜まり、一部は手前から床へ漏水、残りは底で凍結し、最終的には冷凍室が引き出せなくなる。
集水部の排水口が盛り上がった原因だが、その裏側が凍っている。周囲をよく点検すると、アルミテープの左右両端に引っ掛けたような穴が空いている。ここから「洗面台」裏にドレーン水が侵入し、裏で凍結、ドレーンパイプも凍結して詰まると共に、氷が成長して排水口を上に持ち上げた模様。
どうして引っ掛けたような穴が空いているかだが、この冷蔵庫は 10 年ほど前に製氷皿の無償交換を受けている。その際のサービスの仕事が雑で、穴を開けてしまったのだろう。簡単に破れる構造がそもそも問題だ。手持ちのアルミテープで補修する。
布団乾燥機を使って凍結を溶かそうとするが、なかなか進行しない。

そこで作戦変更。まず「洗面台」に熱湯を注ぐ。そして排水口に金魚用ホースを挿入し、ブクブクと空気を吹き込む。こうやって対流させないと、ただ熱湯を注ぐだけでは解凍が一向に進まない。ブクブクやるとあっという間に解凍され、ドレーンが開通した。ゴミはそれほど詰まっていなかった。その後、排水口を押し下げて、きれいな漏斗状に整形。

昔に比べて冷蔵庫は高い。まだまだこの冷蔵庫に頑張ってもらおう。こんな感じでクルマも一台を長く乗れればいいんですけどね、ハハハ。。。
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2023/02/10 17:01:13