
いよいよ11月。朝晩はすっかりと冷え込んできましたね。
今朝起きると家から見える山も、うっすらと雪化粧していました。
今週はちょっとお出掛けをしたため、みなさんのブログをチェックできませんでしたが、追々拝見させていただこうと思っております。
お出かけらしいお出掛けは久しぶりで、旅好きの私にとってもはや記録的なことかもしれません。この夏は仕事が忙しくて休みが取れず、運動会などの行事が終わったこの時期に、やっと有休をとる事が出来ました。でも特段行きたいところもなかったので、いつもお世話になってるお宿へ二泊ほどさせてもらうことにしました。
向かうは京都の山奥「美山」。かやぶきの里といえばご存知の方もいるかもしれまん。京都から車でも2時間ほどかかる場所にあり、とてものどかな風景が広がっています。公共交通機関ではアクセスしにくくいつも車で行くのですが、いくつかのルートがあり、今回は久しぶりに国道477を使うことにしました。この道は文字通りの「酷道」で初めての方は躊躇してしまうかもしれません。その中でも滋賀から京都への山越えにある「百井峠」は大型はもちろん普通車でも行き違いできません。杉木立の中を走る一本道は異空間に連れていかれるようで、私のような田舎道が好きな方にはお勧めです。
朝、比較的早くに家を出たのですが、いつものように寄り道ばかりしていたため、宿に着いた頃にはもう辺りは真っ暗。この日はわたし一人の宿泊だったのですが、いつものようにご夫婦そろって出迎えてくれました。
ここの自慢はおいしいお料理。特別高級な食材を使っているわけではないのですが、いくつかのおかずと共に、近所で採れた新米をおいしくいただきました。食後はいつものように、たわいもない話に花が咲き、22時過ぎには就寝となりました。
翌朝、気づいたら8時前。一回も目が覚めず朝までグッスリ。こんなに寝たのは久しぶりです。もちろん朝ごはんも美味しくいただき、予定のない私は簡単なお手伝いです。昨晩イノシシが出たようで、猪除けにネットを張ることに。そのあとは干し柿にするための柿採り、そして午後からはハンモックに揺られてお昼寝です。そう私の旅はいつもこんな感じです。
かつては旅といえば観光地を巡って、おいしいものを食べて、私もそういうものだと思っていました。でもいつしか行程を立てても無駄だと気づき、目的地だけ決めてあとはフリーというのが旅のスタイルになっていました。「今日何する?」という余裕が、いつしか心のヨユウに代わり、旅先でリラックスできるのが、私の旅の楽しみです。
「もう一泊する?」という危険な誘いを振り切り、次の旅を楽しみに帰路へとつきました。
Posted at 2016/11/04 21:51:27 | |
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