
先日取り付けた
シエクルのミニコンプロ。
その効果と使い方をお伝えします。
この装置は何をするのかというと、
エアフロ(吸気量の計測器)の信号に任意で信号を増減させて、燃料の微調整を行う。
と、認識してます。

設定の前に本体の裏にスイッチがあります。
車の種類によってスイッチの位置を決めます。(三種類)
そのスイッチの種類とは、
1 高負荷時に任意設定のまま
2 高負荷時にコンピュータのノーマルデータを使用
3 高負荷時に燃調を+2~3%増量
みたいな感じに書かれてました。
選び方はターボ車は2です。
高負荷時にノーマルコンピュータで対応出来ているなら2で問題ないみたいです。
僕の車はエアクリがキノコで
触媒無しのフロントパイプと
センターからマフラーまで太めのマフラーです。
コンピュータはF型RAの純正品です。
つまりノーマルコンピュータ。
この状態で急加速や高回転でエンジンにノッキングやバラツキは出たことがないので高負荷時はノーマルで大丈夫と判断しました。
次にダイヤルの説明です。
左のダイヤルは吸気量がどの位になったら作動しますか?ってダイヤル。
アイドリング程度の吸気量
1000回転キープしてる状態の吸気量
難しいんですけど、あくまでも吸気量を合わせて燃調する仕組みなので、アクセルの踏んだ位置や踏む勢いがそのままレスポンスに繋がるわけではないのです。
特にターボ車の場合、トルクは上がるんですけど、トルクが掛かるタイミングや回転数が設定出来るわけではないので。
ターボの特性自体は変わりませんのでご注意を。
じゃあ、何が変わるの?って話なんですけど、吸気排気の抜けが良くなるとトルクが落ちるってよく言います。
僕も体験しました。確かにそうなります。今までシートに一気に押し付けられる位のGがあったのに、センターからマフラーまでの交換だけで、今までよりもGが掛からなくなり加速も少しマイルドになりました。でもターボなので普通の車よりは坂道とかよく登るので失速とかはしないです。
一番分かりやすいのが発進時の半クラ。
今までは0.5秒で半クラから足を離せたのが1秒以上掛かってしまう。
つまり半クラで前に進む力が弱まってしまい惰性が付くまでに時間が掛かる。
よくエンストする。
その位トルクが落ちるんです。
その時は、吸気量が足りないからかな?と思い、キノコを装着してみました。
それがコチラ。キノコを付けるのは良くないと聞いてはいたのですがその時は、サウンドを求めてた事もあり付けてしまいました。
これを付けてどうなったかというと、吸気量が増えたから少しはトルクが戻ったかな?程度です。
レスポンスが遅れるようにもなった気がします。
レスポンス遅れるアイテムが他にもありました。

ブローオフバルブ開放型です。
アクセルのオフで吸気した空気がこっから逃げます。踏み直すと新しい空気を吸い始めて混合気になるまで時間が掛かります。
これはトルクの前にアクセスレスポンスが悪くなります。しかしサウンド効果は絶大です。今は外してますけどね。
さて、この吸気量はアクセルコントールで変化しますが街乗り程度なら左のダイヤルは-3が良いでしょう。(現設定)
メモリは-5~+5あります。
-5でアイドリング状態から作動します。
作動中はLEDランプが点きます。
設定方法としては
アイドリングでダイヤルを左に回してLEDランプが点灯。
1コマずつ右に回して、LEDランプが消えるところで止める。
これでアイドリングと半クラでは作動せずにアクセルをちょっと踏んだだけで作動します。
半クラ時のトルクが必要なら-5で良いと思います。
その状態でスポーツ走行を始めても高負荷時はノーマルデータを使用するので問題ないと思われます。
僕の場合は半クラから2500回転くらいがもたつく感じなのでそこが少し改善されれば良いな程度の考えなんで。
だから-3です。発進時はアクセル軽く踏むから踏んだときに作動してくれれば良いかと。
フロントパイプから変更してるので高速域の燃調も心配してます。
高回転でのバババババッッてなると、燃料足りてないのかな?って心配になったこともあります。
フルコンピュータ入れるのは難しい。
コンピュータの書き換えは高い。
コンピュータの増設は技術力が必要。
先入観とネットサーフィンして得た答えがコチラ。
パソコンの説明書並みに難しい。
でもミニコンプロなら繋ぐだけで使用可能。
繋ぐまでが苦難かもです。
さてさて、右のダイヤルのお話です。

右は、左で設定した吸気量のに対して何%燃料を増減しますか?ってダイヤル。
メモリは同じく-5%~+5%らしいです。
これがホントかどうかの実験が出来ます。
まず車を暖機させてエンジンを温めます。
左のダイヤルを-5にしてアイドリングで作動するようにします。
次に右のダイヤルを左に回していきます。
そうするとエンジンの回転数が徐々に落ちていきます。
-5にすると僕の車は、
「ボッ!ボッボ!」と
エンストする位にアイドリングが不安定(吸気量に対して燃料が足りない状態)になります。
逆に+5に徐々に回していくとアイドリングが安定して通常の回転数よりも少し上がってアイドリングします。
エアコン入れた時みたいな感じです。
これは悪魔でもアイドリング時の吸気量での実験です。
アクセルの出力を変えるもので無いことを忘れないでください。
エコモード的な使い方をして燃料薄いまま高負荷をかけるとノッキングしてエンジン内部で金属が砕けて壊れます。
走行中エンジン止まると大変危険です。
セッティングをして試運転して再設定してを繰り返して自分の車にあった最適なセッティングを見つけてください。
ターボ車の場合(吸気排気のパーツ変更車)
高負荷時はノーマルデータを使用
※高負荷時でエンジンがノッキングするなら3の高負荷は2~3%増しにするのもありかと。
左のダイヤルは-2%~-3%
アクセル踏んですぐ効くポイント
右のダイヤルは+2%~+3%
トルクが不足してる分を補う程度。
この設定だけで変化はありました。
アクセルのレスポンス
ペダルに乗せただけでドンと押し出されるほどのトルク量に変化。ちょっと乗りづらいので微調整が必要。
今までは抜けが良すぎてマイルドになってた。慣れって怖いね。
街乗りでは加速力が増したので引っ張ることが無くなった。
4速低回転からでも加速がスムーズになった気がする。
シャシ台にかければ詳しく観れるんだろうけどね。体感できるのは間違いないですね。
セッティングミスらなければ壊すことも無いでしょうし。
車検の時は外してくださいね。
また、何か発見があればお伝えします。
………それが彼の最期の言葉でした。
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2018/11/24 04:02:32