スピーカー補修②

【手直し前】
先週修理したスピーカーですが、音が割れるというのとは違い「シャリシャリ」としたノイズが混じる感じです。

内張りを剥がして接着具合を確認したところ、しっかりしていました。
何はともあれ音を出してみたところ、確かにノイズ混じりです。
そこで、あちこち場所を変えながらコーンを指で押してみると音が変わるポイントがあります。
時計でいう10時の部分を押すと素晴らしい低音が出ます。
おーっ！
じゃあ何がダメなのかなあ、と考えながら眺めていると、エッジが円の中心からずれていることに気が付きました。
写真の左側が若干隙間が多く、右寄りになっている感じです。

【手直し後】
ということで位置を修正しました。
すると、なんということでしょう。
見違えるような音が出るではないですか。

ほんのちょっとした位置、バランスの違いで音が変わるとは勉強になりました。
スピーカー修理関係のホームページにも「バランス・芯」といった文字が出ていましたので、こういうことか、と納得しました。
コーンに加わる力のバランスに偏りがあるときちんと音が出ないんですね。

この経験を生かし、後席のスピーカー修理に取り掛かろうと思います。