
17日に予告してました通り、26日の日曜日に鈴鹿サーキットへWTCCを見に行ってきました。当日は、
去年と同じく晴天となり、よいレース日和となりました。
今年のWTCCは、早々にシトロエンがマニファクチャラーズタイトルを獲得しており、今回のレース如何でドライバーズタイトルもシトロエンのロペス選手が勝ち取るという、シトロエンにとっては初参戦にしてダブルタイトル獲得という、喜ばしいレース。正直、シトロエンの強さに”ズルさ”を感じながらこれまでの動向を見てました。今年から新たに設けられたTC1というカテゴリーに合うクルマを早くから開発出来てたんですから。元WRC王者・ローブの参戦という話題性も大きく、今年はまさにシトロエン・イヤー!。そんな状況なWTCCに「面白くない」「気に食わない」なんて思いながら行ってきたワケですが、実は今回のレース観戦で、とてもサプライズな出来事が起こったんです。
私、個人的に今年もWTCCに参戦の
トム・コロネルさんがファンで、今年も彼を応援しに行ってきたワケですが、”とある筋”で彼本人から「パドックパスをあげるから、ピットに来なよ!」というお誘いを受けてしまいました。お誘いを受けたのは、コロネルさんが鈴鹿に到着した日ぐらいでしょうか。マジ・・・?。信じられん・・・と思いながら、やりとりしてみたら、本当だと分かり大興奮!。当日はスーパー耐久が同時開催されましたが、そんなの関係ねぇ~。彼に言われた手順の通り、レース当日にパドックパスをゲットしてパドックへ直行しました。
パドックに到着すると、ファンにサインをするコロネルさんの姿が・・・。近寄って、私の名前を告げると、「お~。よく来たね~!」と暖かく迎えてくれました。「後で帽子をあげるからね!」と言われながら中に入ると、私と同じような感じで招待された方が数名おられ、雑談されてました。その中で、ひと組の親子の方と親しく話せる機会が出来、色々お話をさせていただきました。
肝心のコロネルさんはと言いますと、スタッフの方と色々話し込まれたりして、お忙しい様子。なので、ピットの中を探検する事としました。
ピットの中は、いつもと変わらないのんびりムード。世界選手権とは思えないその親しみやすさが、このレースの醍醐味のひとつだと改めて実感。ピットに入った時は、丁度トムさんのチームメイト、トム・チルトン選手のマシンが車検か何かでピットからマシンを出されるところでした。

私はその様子を見た後、コロネルさんのマシンを観察。

初めてパドックパスを使ってのピット見学。この方向からの写真撮影は、なかなか出来ない。
ピットクルーの方とも少しお話出来ましたが、フレンドリーに応えて下さいました。

戻ってきたチルトン車。エンジンルームを開いて、メンテナンス開始。写真右横では、チルトン選手がスマホを必死にイジってました。握手を求めたら、「今日は沢山な方と握手をしたので、腕が痛いんだ」と断られてしましました・・・。
そうこうしてると、一箇所に留まる事を知らないほど動き回るコロネルさんが来て下さり、「今被ってる帽子は、似合わない!」とチームの帽子を被せてくださいました。それから、「マシンに座らせてあげるよ」とマシンへ案内。コックピットに収まる事が出来ました。

写真は、親しくお話させていただいた親子さんの写真撮影の様子。コックピットに収まる娘さん、とても嬉しそうで、心和んでしまいました。私がどんな調子だったかは、フォトギャラリーに載せますが、レースの現場がどんな感じなのか、WTCCでマシンを操る感覚を肌で感じとる事が出来、レース好きにはたまらない時間を過ごす事が出来ました。
レースは
、私が心配していた通りの展開に。フルコースだけにガチンコ対決が見られない!。レース実況をされたピエール北川さんも「WTCCもなんだか変わってしまったなぁ~・・・(遠目)」と呟かれる始末で・・・。
レースの方は、第1レースでコロネルさんのチームメイトのチルトン選手が3位に!
その第1レースでは、序盤から独走体制を作り上げたシトロエンのロペス選手が優勝し、ドライバーズタイトルを見事獲得!。シトロエンの速さ、恐るべしな中での優勝となりました。そして我らがコロネルさんはというと・・・
第1レースが7位、第2レースが4位でした。コロネルさん、勝ちたかったと思いますよ。悔しさ満点なインタビュー。私もコロネルさんの優勝に期待してましたが、今年は残念となりました。コロネルさんには、日本では絶対に勝ってもらいたいので、来年も応援しに行きたいと思っています。
そして日本人として嬉しいのは、第2レースでワークス参戦しているホンダが母国初優勝した事!
おめでとう、タルキーニ選手。おめでとう、ホンダ!
それにしては、今年のWTCC。車両規定の変更で、去年までとは全然違う速さがありました。シトロエンなんかは、鈴鹿のフルコースを2分7秒で走り切るですって!?。1.6Lターボでこのタイムとは凄いです。スーパーGTのGT300クラスに匹敵する速さです。他のチームも2分9秒代出してるあたり、WTCCのTC1クラスのマシンの速さにはビックリです。
フルコースだっただけに、ガチンコは見れなかったワケですが、それでもドライバー達はガチンコしてました。動画は、第2レースの様子なんですけど・・・
ヘアピンでのフルブレーキ&タイヤスモーク、そしてクラッシュ。有り得ない。そして130Rでの230km/h以上出ている中でのコースアウトと、各選手アクセル全開で戦ってました。フルコースでは、どうも西コースでの戦いが熱いみたい。鈴鹿サーキットさんにはヘアピンでの観客席増席と、130Rの観客席設置を希望します(笑)
・・・というワケで、今年のWTCCはとても贅沢な観戦となりました。レース内容については置いといて、コロネルさんにはただただ感謝です。ありがとうございました!。お土産にモナカを持って行ったんだけど、オランダで食べてくれてるかな・・・。
(あっ、ちなみに元WRC王者のS・ローブさんをパドックで間近で見る事が出来ました。それだけでも、幸せです。)
10月30日・追記:
フォトギャラリー、アップしました。
Posted at 2014/10/30 00:29:02 | |
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