フロントにモンキーホイールを装着しよう!
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後輪と合わせたいのでフロントにもモンキーホイールを装着します。
しかしモトコンポにはモンキーのステムは使えません。
しかしDIOのステムを加工すれば取り付けることができますので、こいつを使います。
通常DIOステムを使う場合、ディスクブレーキがほとんどですが、自分は純正らしさを残すため、ドラムブレーキでいきます。
また車高の問題もあるため、DIOより短いズーマーのフロントフォークを使います。
DIOもズーマーもΦ27ですので装着できます。
まずDIOのステムを取り付けるために、ステムシャフトの問題を解決しないといけません。
①モトコンポのステムシャフトと入れ替える
②DIOのシャフトを短くしてネジ山を作る
③1から作る
①は確実ですが、モトコンポのシャフトがかなり短いので、シャフトをステムに溶接するとき苦労します。
②モトコンポのシャフトサイズにしてダイスでネジ山を作れば完成ですが、ダイスは難しいです。
③専用品を旋盤で作ればある意味一番確実で楽です。一般向けではありません。
今回は③を選びました。会社に旋盤がありますので^^
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旋盤でシャフトを作り、圧入を行い抜けないように溶接しました。
(シャフトは後輩がコーヒー1本で作ってくれました、30分ぐらいで)
モトコンポのステムは取り外すと100%ベアリングが落っこちます。
再利用する人は無くさないように気をつけましょう。
自分はDIOのベアリングを使いました。
一体式ですので無くす心配がありません。
画像は車体に装着したところです。
トップブリッジとの固定もこのように行いました。
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ステムが完成したら、モンキーホイールを装着できるようにハブ加工を行います。
モンキー純正のハブの幅は160mmです(メーターギアも入れて)
DIOステムの内寸は130mmです。
30mm狭くしないと入りません。
モンキー業界には幅を狭くしてくれる業者さんがあります。
ウチの会社もその一つです。
ですので会社の機械を借りて加工しました。
ブレーキパネル側を13mm、メーターギア側を18mm狭くしました。
1mm余分に狭くしたのは念の為です。
結果としてはこれがよかったです。
実際にステムとフォークに装着して干渉してないか確認します。
自分の場合は、フォークのドラムストッパーの溶接部分とメーターギア側が少し干渉してました。
少しの干渉だったのでサンダーで削って問題解決です。
画像は作業終了後の物です。
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ホイールに装着して車体に取り付けです。
心配してたタイヤセンターはほぼ中心にきてます。
定規で測ったら5mmズレてるぐらいでした。
メーターケーブルはモンキー純正だと届かないので、社外の900mmの物を使いました。
ちょっと長いです。
850mmというのがあればピッタリでしょう。
ブレーキワイヤーはモトコンポ純正です。
ワイヤーを固定しないとブレーキをかけられないので、39mmのフォーククランプを使ってワイヤーを固定できるようにしました。
これでブレーキがかけられます。
フェンダーもモンキー用を加工して取り付けました。
こちらも39mmのフォーククランプを2個使って固定できるようにしてます。
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画像はフェンダー装着前の物です。
前後ともモンキーホイールになりましたのでバランスが良くなりました。
以前と比べると前上がりになってしまいました。
後ろ590mm、前630mmです。
今回ズーマーフォークでこの車高ですので、DIOでいくともう少し高くなったでしょう。
ドラム用のローダウンフォークがあればいいんですけど…
まだまだ修正箇所はありますが、とりあえずは走れるようになってます。
モンキーのブレーキはモトコンポより強力です。
ブレーキの効きがいいんです。
恐らくハブがモトコンポより大きいからだと思います。
ディスクブレーキよりは劣りますが、自分には十分です。
スタイル的にもドラムの方が純正っぽさがあって、自分にはこっちが好みですね。
乗り心地はモトコンポとは比べ物にならないほど良くなりました。
段差があっても問題ないです。
以前はガタン!となってましたが、今はストンという感じです。
リヤはガタンとなりますが・・・
これを見て真似する人はいないと思いますが、やるなら自己責任でお願いします。
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