シート革破れ補修

以前から、運転席のサイドサポートの革のスレが気になっていましたが、補修しなきゃなぁ、と思いながらズルズルとしてこなかったのですが、とうとうズボンが引っかかって破れてしまいました。
ココは乗り降りの時にどうしても擦れるので、傷みやすいとは思いますが、改めて見ると、なかなかヤバイですね。
そこで、慌てて先人の投稿を確認して、Ado Colorで補修できる事を発見！
コレなら持ってるので、早速補修してみました。
今回の目的は、
①破れ補修
②目立たない感じにする
です。
先人の方々は、非常に綺麗に治されてますが、そこまで綺麗に出来る気がしないので、ソコソコな感じを目指します。

まず、破れたところはAdo Colorだけではすぐまた裂けると思うので、当て布で接着しようかと。
そこで、古着の中から、伸縮性が無い生地を切り取って使いました。

こんな感じで金尺を使って押し込み

コレを革と当て布の間に金尺で塗布して貼り付け。
念のためこの状態で一晩おきました。

こんな感じになりました。
あとは、溝状のところを埋めるだけです。

使ったのはコレ
コロンブスのAdo color
アドベース
クロ

アドベースと、クロを適当に混ぜました。
コレを溝状のところと、擦れて表皮が取れてしまった場所に塗ります。

一回め塗り終わったところ。
初め、溝状のところと、擦れたスジ状のところのみに塗ってましたが、メロンの皮みたいになって、かえって目立ちそうに思ったので、少し幅広めに、塗りました。
しかし、溝状の部分はまだ足りなかった様ですので、再度上塗りし、1時間ほどおきました。

#400のサンドペーパーで、表面の凸凹を、ならそうとしましたが、なかなかな強敵で、先人の様に綺麗にはなりませんでした。
あまり強くやると、元の皮が破れそうな気がして、あまり力を入れられないのが難点です。、
結果、こんな感じになりました。
元の皮が見えてるところも、最後の塗りは一緒にした方が良いと思ったので、全面にペーパー掛けしました。
その後クロを塗りました。

こんな感じになりました。
ツヤ感が出ましたが、逆に周りよりツヤがありすぎる感じはあります。
また、ツヤが出た事で、デコボコが少し目立つ感じになってしまいました。

コレを綺麗にするためには、やはり先の工程のペーパー掛けをしっかりとするべきなのでしょう。

遠目に見るとこんな感じです。
まあ、ツヤがありすぎる感じも、次第に汚れて目立たなくなると思うし、何より破れがわからなくなったので、良しとします。

乾燥時間も必要なので、二日かかりになりましたが、正味は1時間半くらいの作業だったと思います。