
2025年6月19日、大阪夢洲で開催中の大阪・関西万博 EXPO2025へ行ってきました。
その備忘録・・・前編からの続きです。
15時過ぎ、待望の日本館に入場しました。
しかし、ドラえもんを案内役に駆り出したり、ベアブリックやキティちゃんのキャラクターを例えに借りての展示ですが、キャラクターの役割がイマイチよくわからずピンときませんでした。
日本館のテーマが「いのちと、いのちの、あいだに」、藻類による環境の循環や再生・SDGsなどなので、ちょっと内容が地味に感じます。
それを補うためのキャラクター起用というのはなんとなく理解できますが、これらの人気キャラクターで例えようとするので尚更わかりづらい・・・ちょっと残念な感じがしました。
展示物はマンガチックにしているせいか色合いが綺麗ですっきりしていますが、全体的にあまり重厚感やリアリティが感じられません。
でも日本が産んだまんがやアニメ、トイキャラクターを生かしながら楽しく見せる日本らしい細やかなこだわりが感じられたのはよかったと思います。
日本館を出てとりあえず入れそうな近くのパビリオンに飛び込む作戦にしました。
夕方になって予約なしの待ち時間も短くなっています。
日本館にほど近い三菱未来館へやってきました。
ここは私が1970年の大阪万博でとても感動した記憶があり55年を経てぜひ見たかったのですが、30分待ちで入ることができてラッキーでした。
中は撮影禁止のため画像はありませんが、生まれた年代も性格もよく似た火星と地球がなぜ現在のように変わったかを地球の生物の歴史と火星を旅することで紐解いていく非常にわかりやすいテーマでした。
変にまわりくどい例えや表現をするよりも(日本館をディスってる?)、単純明快でとてもよかったと思います。
シートに座って冷房のきいたシアターで鑑賞できたのも疲れた体には何よりの癒しの時間でした。
18時を過ぎて少し早いですが夕食を取ることにしました。
西ゲートの方向へ戻りながら、奥さんが韓国料理がいいというので、「ソウルLIVE!」という韓国レストランで冷麺を食べることにしました。
店の作りが韓国ドラマとかに出てくるようないかにも韓国の下町っぽい雰囲気で、とても気に入りました。
冷麺4人前と、ヤンニョムチキンとサラダキンパを一つずつ頼んで分け合って食べましたが、出来合いじゃない感じでちゃんとしていて美味しかったです。
この店はまだリーズナブルな方ですが、しかし4人で1万円コースの万博プライスには参ります。
どの店を見ても値段が高く、リーズナブルなものを探すのが難しい状態です。
冷え冷えの冷麺でカラダもクールダウンしてお腹も満たされたので、ラストスパートをかけます。
夕暮れが迫ってきて暑さもかなり引いてきて過ごしやすくなってきました。
スペイン館に待ち時間がなかったので入館しました。
そしてその隣のサウジアラビア館も待ち時間がほとんどなく入場できました。
ここのパビリオンは建物が斜めの線を基調にしているので独特な雰囲気でカッコよかったです。
しかし建物の中が暑く、外の方が涼しく感じました。
部屋の中が暑いと長居しようという気にはなれませんね。
目の前にある飯田グループ×大阪公立大学共同出展館もすぐに入れるということで入場しました。
ここは外壁に京都の西陣織が張ってあって日本らしさの感じられる柄や色合いがとてもきれいでした。
中に入ると未来のまちの巨大ジオラマがあって、その中にミャクミャクが9個隠れているということで、周りの子供達が一所懸命探しています。
うちの奥さんもなんかスイッチが入ってミャクミャクを探しまくっています。w
トイレから帰ってきていくつ探せた?って聞いたら4個だったそうです。
ここから出てくると、すでにドローンショーが始まっていました。
水上ショーの中止の影響で19時57分スタートに前倒しになっていました。
大屋根リングの上まで移動することもできないので、パビリオンの間から見えるところまで移動して見ることにしました。
もうあたりは真っ暗で、しばらく通路脇でドローンショーを観ました。
どうしてあんな一糸乱れぬ連携プレーができるのかとても不思議です。
人間技とは思えないので、全てプログラミングされているんでしょうね。
ドローンショーが終わって西ゲートの方へ歩いて行くと、暗闇にそびえ立つガンダムが絵になって格好良かったです。
月の石などの50種類の隕石が展示されていて触れるパビリオンに向かうため西ゲートの奥まで歩いていきました。
「未来の都市」パビリオンに時間過ぎていたのに滑り込みました。
しかし、どこにも月の石などに触れるコーナーがありません。
慌ててググってみると大間違いをやらかしました。
月の石などが触れるのは、すぐ隣のフューチャーライフビレッジでした。
ガーン😨、慌てて外へ出て隣のパビリオンに向かいましたが、閉館5分過ぎで入れませんでした。
間違えなければ入れたのに、悔やんでも後の祭りです。
ちゃんと下調べしておけば良かったと大後悔です。
トボトボと来た道を歩いて戻り、西ゲートの前のオフィシャルショップでお土産を買って帰ってきました。
21時10分頃西ゲートを出て、21時30分頃舞洲P&R駐車場Aに到着、21時40分頃駐車場を出発し翌20日0時10分頃無事帰宅しました。
行く前は、とにかく無事に万博の駐車場まで時間に間に合うように行けるのか、そしてイタリアパビリオンにスムーズに入れるのか、当日予約は取れるのか、一日中歩き回って帰り無事に帰って来られるのか・・・と何から何まで不安だらけで出発しましたが、なんとか無事に楽しんで帰ってこられたのでよかったと思います。
あとから振り返ってみると、まだまだ観たい展示やパビリオンがたくさんあったので、ちょっと残念でした。
またもし行く機会があれば再チャレンジしたいと思います。
その時はもう少し余裕をもって見て回れる気がします。
それにはやはり予約が全てのカギを握っていると思います。
予約を制する者が万博を制す・・・って感じですね。
今回の万博を体験して感じたことは、大スクリーンの綺麗で精細な映像を流し、音響や振動で大迫力の臨場感を与え、没入感に浸ることができる。
そんなパビリオンが多かったと思います。
まるで宇宙や世界、海の中や火星まで旅をする…そんな体験をしているような感覚を味わうことができる、それはとても素晴らしかったと思います。
しかし、普段まず見ることができない例えばイタリア館の歴史や重厚感のある展示物、あるいは巨大なガンダムの像がそれらを凌駕してしまう面白さ…。
目の前にあるものがリアル、それをしっかりと目に焼き付け何かを感じ取る。
感じるものは人それぞれいろいろだと思いますが、見て、聞いて、触って、何かを感じ取ることができればそれでよいのではないかと思います。
私はしっかり感じ取って、感動して帰ってきましたよ。
しかし、とにかく疲れました。
暑い、とにかく暑かった。
暑さは確実に体力を奪います。
そしてその暑さの中、一日中歩くのはさすがに辛かった。
暑さと日頃の運動不足のせいで体が思うように動いてくれません。
もう後半は足がガクガクでした。
でも、動いている方がまだましで、一か所にじっと立って待っているのが一番つらく感じました。
次の機会がないかもしれないと思うと多少無理をしても一つでもたくさんのパビリオンを回って収穫を得ようとしますが、いい歳なので体調を戻すのに時間がかかります。
無理だけはしない方がいいと実感しました。
Apple Watchのフィットネスアプリに基づく6月19日の歩数と歩行距離のデータはすごいことになっていました。
毎日これくらい歩けばダイエットできるんでしょうけどね。w