
(私がつけたタイヤ痕ではありません♪)
自動車メーカーは大変ですよね。時代の要請だったり世論によって変わっていく未来を想像しながらクルマのあるべき姿を作っていってると考えると尊敬します。(欧州メーカーには特にいろいろ言いたいことはありますが…)
クルマは絶えず進化して行ってますが、同時に失っていくものもあります。エンジンなんかはその主たる例ですね。〜3000ccくらいまでの排気量の高回転NAなんか世の中からなくなっている最中ですよね。一部のエンスー向けの高級スポーツカー用には生き残るかもしれません。
思えばクルマのエンジンなんて動力源としては非効率的の極みなんじゃないかと感じます。常に一定回転を使えるわけでなく、低回転から高回転までだれがどう使うか断定できないものをそれぞれのメーカーで想定し設計されていると思うと頭が下がります。
そんなクルマ(バイクも)のエンジンだからこそ、逆に未完成さ(この場合は高回転NAエンジン)に楽しさを感じたりしているのかもしれません。
エンジンは低回転を重視すると高回転が回らないと感じたり高回転型に振ると低回転が…と技術的にはいたちごっこですね。これをエンジンだけの進化ではカバーできないので様々なトランスミッションとの組み合わせがあると理解しています。
技術が進んでくるといずれ個性なんかなくなって低回転から中高回転までまんべんなく力があってエンジンを一定回転を使えるクルマ、それが今の日本の新車販売で1番多い(だろう)CVT車でしょうか。もちろんヨーロッパだと状況は違いますが、日欧米どのメーカーも自分達が想定するステージでの最善を見つけようと頑張っているんだろうなと思っています。
ちなみに私はどんなエンジン、トランスミッションでも好きです。クルマが持っているその機械を楽しもうと考えてます。
…実は、本題はこれではありません。笑
私の心の洗濯機(^^)であるS2000を眺めててふと思ったことがあります。
最近のクルマにはないデザインだな、と。(改めてという意味で)
S2000はデザインで買われる方は少ないかもしれません。特に私のtypeSというグレードは強烈なエアロパーツが前後についてます(・・;) しかも床下整流はあまり考えてなさそうです。このエアロのデザインが思ったよりかっこよくありません。笑(デザインが好きな方いたらすみません。個人的な意見です。) エアロが機能美ということを差し引いてもいまいち…でもそれでいいんです。完璧なものなんかこの世にはありません。少しくらいイマイチな所がある方が愛着がわきます。
また脱線しました。笑
”最近にないデザイン”とは、ボンネットの低さです。当時のホンダのお家芸であるインホイールタイプのダブルウィッシュボーンも多分に貢献していると思います。しかしボンネットの低さ、これはホンダ車に限ってではなく、今後の自動車社会を考えても低くなっていくことはないと思います。しょうがないですよね、歩行者安全には代えられません。同じような理由でリトラクタブルのヘッドライトも今後復活はないでしょう。(少量生産のスーパーカーやMRやRR車などはないとは言い切れないかも、ですが)
ボンネットの低さは洗車で拭きあげたりするとき等にかっこいいなとしみじみ感じます。こういった感情をもつ部位が違うと思いますが、皆さんの愛車でも感じる瞬間があるのではないでしょうか。
ま、進んだ時代をクヨクヨ嘆んでいても仕方がありません。でもそこはやはりデザイナーさん(と技術者)、今後も様々な形で格好良さを表現してくれそうです。私が特にかっこいいなぁ、と感じているのはNDのロードスターとF30/F31系列の3シリーズです(現実的な市販車という括りで、です)。ヘッドライトも薄型にして低めに配置したりグリルと一体化して小顔に見せたりといろいろ苦慮して形にしたんだなぁと感じます。これからもかっこいいデザインのクルマが生まれることを楽しみにしたいと思います。
幸いにも私の愛車はエンジン/トランスミッション/デザインとも今の時代には作れないものです。もしかしたらクラシックな部類に入るかもしれません。だからこそ、それらも含めて今の愛車をしっかり楽しんで行きたいな行かなければ、と感じました。
…といったことを当ブログのテーマ写真を撮りながら、ふと考えたのでした(^^)
”写真のテーマ:前時代的な、クルマとタイヤ痕”
長々した文章を最後までご覧頂きましてありがとうございましたっ♪
(このブログは巧妙なS2000の宣伝、結果的にそうなってしまいました。笑)
Posted at 2017/08/16 21:29:01 | |
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