
前回のブログからの続きです。
メガーヌRSの売却を考えていましたが、やはり高額査定を前に売却することにしました。
279万円!
(+車体と別に予備ホイール(黒)をヤフオクにて11万円で売却に成功しました。つまり290万円で売れたことになります!)
実はメガーヌさんですが、少し前からシリンダーヘッドから油漏れがあり、それが気になっていたんですよね…(^^;)
よくあるトラブルらしく対策すればいいのですが、僕には甲斐性がなかったですね。
漏れていたのはヘッドカバーの取り付けボルトの座面からでした。ボルトを外すとそこは加工面ではなく、鋳肌のまま…さすがおフランス。エンジンをかち回すとかち回すだけオイル漏れが比例して激しくなるので精神衛生上あまりよろしくない感情が芽生えてました。
サーキット走行ではもちろんですが、山道でもオイルを漏らしてました…。3000キロでオイルレベルゲージ1メモリくらいは漏らしてました。(5年前のクルマでこれです。今、欧州ではサスティナブルなEV様が流行ってる(流行らせてる)のは冗談なのでは?)
メガーヌの感想
○よかった点
鋳鉄ブロックかつロングストローク系で下からのトルクと高回転でのエンジンの抜けと咆哮(金切り声が出るので効率は悪いのでしょうけど…現代のクルマで失われた何かを感じられる)、LSDがよく効きアクセルで車体をコントロールできる、ハンドリングやMTやアクセル、ブレーキの操作感の重み付けが適切かつ一定でわかりやすい、硬いだけではない懐の深いストロークのある足回り(ダンパーがいいですね)で乗り心地が悪すぎないところ、スポーツ走行を意識したペダル配置、強靭なブレーキ系統(ラジアルマウントはクルマでもあるのですね)、冬に感じるリヤタイヤの温まりの良さ(しっかりと4輪を使っていると思わされる)、走るうちに高揚してくるものを感じられるところ(気分はラニョッティ)…などなど、かなり煮詰めてクルマを仕上げている点が所有欲につながります。
×よくなかった点
(横置きFF車ベースなのでしょうがないですが)ワイヤー感のあるMTフィール、ブレーキング姿勢がつんのめってしまうこと、左ハンドル仕様のMTゲートのままで操作感が気持ち悪いこと、コーナリング中にかかるGによってシフト操作しにくさが出るところ、左右でのハンドリングに違いがある点、サーボが左ハンドルのままの為か戻し側のブレーキフィールの悪さがある点、着座位置からくる目線の高さ、窓ガラスの歪み、各種の油漏れ(未遂含む)など、ベース車が決まっている以上どうしようもない点があげられます。
総括すると、限りあるリソースの中でうまく仕上げており、当時のルノースポールのフラッグシップとしての所作にも配慮した、立派なスポーツカーだと思いました。本格的なスポーツカーのメカニズムを持ってない大衆車ベースにも関わらず、飛ばさなくてもいいクルマに乗っていることを実感できるところ、飛ばしてもクルマからの反応にニンマリできるところはとても素晴らしいと思いました。日常性と非日常性のバランスの取り方が非常によくできてると感じます。
私が入手してから10ヶ月と少し、7000キロ弱をかっ飛んでくれました。
かなり短い所有でしたがいい経験になりました。私自身、クルマでは日常と非日常のバランスの良さを求めていないことも同時にわかりました。
ということで趣味車はメガーヌよりは非日常感の強いロードスターに絞ることにします(^^)!
※ロードスターの雑感
ロードスターも日常性に配慮されているので本当に自分の趣味に合うのか今でも不安です…。
ロードスターはNDであってもとにかくエンジンが無機質かつ抑揚がない気がして心配です(悪くいうと、無味無臭とは言いませんが無味有臭くらいな感じ…)。
リヤ駆動ですが、エンジンに力がないからかリヤで蹴り出す感じがないのがちょっとつまらないです。ハンドリング的にはフロントミッドシップのカミソリ感は薄くて安定重視な感じです。ロードスターはやはり"アフォーダブル"なクルマで、プリミティブなところを要求してはいけないのかもしれない…というのが今のところの感想です。

(S2000には敵いませんが、NDも完全なフロントミッドシップですね)
とマイナスなインプレになってしまいましたが、まだ慣らし中で5000rpmリミットです(レブリミットは7500rpm)。よってまだまだ希望はありそうです!慣らし運転完了でどうなるか楽しみにしたいと思います。
Posted at 2021/12/06 17:19:21 | |
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