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2017年02月26日 イイね!

A-N701改(弐号機) オールFET DCパワーアンプ



APA4160改参号機製作時に購入した2SK349716個)は発振のため、使用を断念しましたが、このままでは2SK3497が死蔵となってしまいます。



 



そこで、PCスピーカー用のパワーアンプとして2SK3497を使ってテストすることにしました。



 



ドナーはパイオニアA-N701です。オークションでスピーカー+パワーアンプ+CD+MDのセット(ジャンク品)で、3,000円で購入したものです。


A-N701



いつもは、ジャンクなパワーアンプをドナーとしていますが、今回パワーアンプは正常に稼働するもので、少々気が引けます。



諸元:終段のパワーMOSFETIRF1Z34G+IRF9Z34Gのコンプリ、フィルターコンデンサは35V4,700μF×220W+20W4Ω)、電源電圧±25V




A-N701内部



分解は30分でバラバラです。メイン基盤の裏にチップ部品が乗っています。



A-N701基盤



2SK3497CiSS2,400pF、│Yfs│=12Sと大きいのが特徴です。



通常はソースフォロアとして使用しますので、CiSSの容量は問題となりにくくなりますが、



本機はソース接地で使用しますので、CiSSが大きく影響してきます。



また、APA4160改参号機のアンプ2段目はカスコードアンプとなっていましたので、そこにも入力容量と増幅が働き、単純に置き換えただけでは発振したと推測しました。



そこで、2SK3497をドライブする2SK4150をダーリントン接続し、電流帰還(0.1Ω)を追加することで対策します。




2SK34972SK4150を一つにまとめてモジュール化し、2SK15292SK1530と置き換え可能としました。






2SK3497ダーリントンモジュール



2Sk34972SK4150ダーリントン接続時のIdVGSのグラフです。



2次曲線となっています。VGS3VId=100mAです。今回Id(アイドリング電流)を160mAで設定しました。Id100mAのブレは計測時の温度差によるものです。



Idの立ち上がりが急なため、A級動作の範囲が広くなりそうです。


2SK3497+2SK4150 Id-VGS



組立中



回路はAPA4200改(壱号機、弐号機)と同一です。



組立中






ちなみに、A-N701改 壱号機は7年前に作成したもので、APA4200改(壱号機、弐号機)を作る前の実証機です。これもPCスピーカー用として現在使用しています。


製作中






ほぼ完成



V0,Idともに落ち着いており、安定しています。



波形等の計測はまだですが、とりあえずPCに繋いで音出ししました。



音は結構まともで安心しました。A-N701改 壱号機との比較をしてみたいと思います。

ほぼ完成









Posted at 2017/02/26 20:33:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | 趣味

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