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半振暮銀のブログ一覧

2022年02月21日 イイね!

世界一チープなロールバー



 北方謙三は「ノッカンドウを飲むと棒のような気分になる」と随筆に書きました。
 
 ノッカンドウとは、スコッチの銘柄で、確かシングルモルトの、ちょっといいお酒なんですよね。


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 グレンリベットの12年があって、シングルトンの10年があって、そのちょっと上、ぐらいのイメージ。

  「棒のような気分」って何なんだ!?

 まさか、ハードボイルドの名手だからと言え、息子スティック的なことを言っているわけではないでしょう。

 なにか、アタマの真にゴーンと来るようなものがあって、なんちゅうかその、無気力な感じになっちゃう、そういった要素が、余韻の中にあるんでしょう。


 余談ですが、売れた作家って、なんで時代小説を書くようになっちゃうんでしょうね。


 っていうか、この導入が余談なんですけど。



推敲の結果、いろいろ省略します。


~~~~


 で、先日ハイマー君に乗ったところ…



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 まずエンジンをかけます。

 この時点では何も気づいてなかった。



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 うむ、今日は気温的に辛うじて「メキシコ!」なのだな、とメキシコメーターを確認して、暖気を開始しました。


 ぶるーん、ぱんぱんぱぱん…

 
 専門のサブロク屋さんに整備してもらったエンジンは、真冬といえどもすこぶる快調です。

 ラジオのスイッチを入れて、TBSの「赤江珠緒 たまむすび」を聴きながら、土屋礼央っておっくんよりも脊髄反射でしゃべってるよね、とか思っておるその時!!

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 ナンだ、この棒は!?


 100円ショップで売っている突っ張り棒が、あまりヤル気の無い感じで突っ張っておる。


 誰が、何のために…。



 まさか、ロールバーのつもりじゃないだろうな!?


 
 つー訳で、最も有力な容疑者のオヤジに事情聴取したところ、以下のような供述をしました。

 「…車中泊をする際に、遮光及び保温の為の簡易的カーテンの制作を計画した結果、車内AピラーとCピラーの上部に突っ張り棒を設置し、そこにブルーシートを引っかける、という方式を考案した。しかし、100円の突っ張り棒では強度の問題でシートが落ちてしまうことが発覚した。然るに、棒はダッシュボートの上部に落ち、もう1本はどっか行った

 
 ええ、なんちゅうか、お疲れさんです。
 

 っていうか、実はなんやかんやして、スバルで車中泊は何度かやってますが、数回の絶望的な寝違えを経て、フルフラット化に成功しました。

 で、遮光とか保温に関しては、めっちゃ暖かいコートと革ジャンを併用することで解決してます。


 なので、この突っ張り棒は、とりあえずあまり意味のないロールバーとして遺跡にします。


 そろそろ暖かくなる時期。

 ハイマー君とチャーリー君にカスタムする季節が、はじまります。






Posted at 2022/02/21 04:50:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | R-2(ハイマー号) | 日記
2022年02月04日 イイね!

近所の自販機巡り




日本をインドにしてしまえ!!



と、いきなり筋肉少女帯の『日本印度化計画』なのには訳があって、


ちょっと気になっていた自販機があるんです。



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なんと、「飲む缶カレー」100円で売ってるんです。


よく150円とか、130円で売られてるのは見るんですが、100円は破格です。

100円玉で買える温もりです。 熱い缶カレーを握りしめるんです。

つーことで購入。100円玉が無いから1000円札で。


ポチッ



カチャコン



チャランチャランチャランチャランチャラン…




レレッ!?


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いま、1000円札入れたよな!?


おつりは…400円!?


四つ子の100円玉君、君のお父さんはどこ行ったんだい?


どこを探しても500円玉は見つかりません。



...飲まれた。

 
 そりゃないぜシニョール!!

 
 600円のカレー缶。


 600円あればカレーうどん、喰えます。


 お蕎麦にカレーが付きます。


 っていうか、CoCo壱番屋行けます。




 私が手にしたのはこのちっぽけなカレー缶ひとつ。





 ああ、貧血。




 気を取り直して、飲んでみましょう。缶には「よく振ってからお開け下さい」と書いてありますが、ここで注意。温かい缶飲料は、振りまくると熱伝導率の関係で、素手では触れないほど表面が熱くなるので、覚悟しましょう。



 で、お味はというと、ミルクのような甘い風味とナツメグ的なスパイスの効いた、バターカレーです。

 意外とさらっとした飲み心地。

 ナチュラル・ハイ・トリップでトビマストビマス、ってのを求める方には物足りないかなあ。

 これで100円なら安いでしょう。

 
――ただ、600円なんだよなあ。



 試しにもう一度100円玉を入れたところ、購入ランプが点灯したので、単純に500円玉が何らかの不具合で戻ってこなかっただけなんでしょうが、わざわざ業者に連絡して、数時間待って、おカネ返してもらうのもアホ臭いので、ハナシのネタを買ったという事で諦めます。





 もう一つ、気になってた自販機があるんです。

 この黄色いヤツ。


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 チャイナ的雰囲気がプンプンです。


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 迫りくる怒涛の謎飲料たち。


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 「気」!!

 下には「GENKI」と書いてあります。
字面から察するに、左は桃の香りの炭酸水、右はシトラス風味の炭酸水です。


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 「燃」!!


 左はジャスミンとイチゴの入ったウーロン茶、右は桃のウーロン茶。

…ナニが燃えるんだ?



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 謎の豆スープたちと、おそらくは豆乳のビン。



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 「涼茶植物飲料」なる文言な書かれた「王老吉」

 …判らん。




 中でも気になった2本を購入します。



 まずは1本目。

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 巨乳のアオザイ姉ちゃん目当てで、ココナッツミルク(だと思う)。


 この方は「徐冬冬」という名前らしいのですが、ココナッツサイズミルクタンクが目を引きます。(←下品すぎる)

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 「鮮搾」!!


 なんか色々と妄想できちゃう単語。特に「搾」の部分なんか、スルのかサレるのか(以下自粛)。

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 衝撃。ステイオンタブじゃなくて、懐かしのプルタブです。
 
 日本じゃなかなか見なくなりましたね。お歳暮のめっちゃおいしいフルーツジュース(名称不明)がプルタブだったような…。

 お味は、やっぱりココナッツミルクフツーにおいしいです。


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 衝撃その2。カロリーが、100ミリリットル当たり、208キロジュール。

 ジュール!?

 これまたよく判らん単位です。


 続いて、2本目。



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 明らかなヤバいパッケージ。
 
 ハッキリ言って情報量ゼロです。目がイッちゃってます。

 ちょっと前まで150円で売ってたのに、急に倍の値段になっている辺りも、イッちゃってます。

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 どうやら牛乳ベースのエナジードリンクのようです。
 
 「就把我喝棹」の部分が、エナジー感じます。


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 こちらは、ヤバ目のデザインのステイオンタブ。


 
 要するに甘ーい牛乳で、若干ビックルのような風味があります。


 


 で、たぶん皆様の想定とは違うと思うんですが、
 


 この商品、ホットでした。


 
 という事で、今回は気になった自販機飲料を3つ紹介しました。









――じゃないんです。


 ハッキリ言ってここからが本題なんです。


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 我がハイマー君のプロフィール写真ですが、完全に「あの頃」から時が止まっております。


 これを更新するために、今回は広いところに写真を撮りに行ったんです。


 といっても、近所のスーパーの屋上駐車場なんですが。


 っていうだけじゃあ、記事になんないじゃないですか。


 
 だから、カサ増しのために自販機で飲み物買いまくってオナカがガボガボになりました。

 
 でも、きっとタイトルは「自販機」関連になってるだろうなあ。
 
 プロフィール写真はこの後更新予定です。

Posted at 2022/02/04 19:11:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | R-2(ハイマー号) | 日記
2022年01月31日 イイね!

チェーンガード自作に挑戦(突貫工事)

  あなたは、こんな経験はありませんか…。


 夜道。

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 心もとない街灯を頼りに、人気のない住宅街をひとり、歩く。



 反響する自分の靴音にさえ、時折おびえてしまうような不気味な静寂。



 誰も彼も寝静まった時刻、すべてに包み込まれ、監視されているような錯覚を覚える。





 そんな時!!

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 急に足元を後方に引っ張られる感覚があったら、どー思いますか!?




 多分冒頭の2,3行しか知らん般若心経とか唱える前に、一番情けない声で叫んじゃうでしょう。




 で、数か月前のカブちゃん。


 やらかしました。



 ミッドナイトな時間帯にバリバリブルルと走っておったら、後輪に刹那的な抵抗。



 そのあとに異音。



 レレッ、なんかヤラカしたぞ、と駐車場に戻り、翌朝見てみると



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 キャリアのヒモが緩んで、チェーンに絡まっておりました。





 ってゆーか、よーく見ると




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 配線もヤバい位置にあります。





 これはいつ干渉してもおかしくない状態。



 対策待ったなし、です。



 今風に言うと、「対策しか勝たん」です。



 あ、最近だと、もっと崩した表現があるそうです。



 「勝たんしか対策」




 大丈夫か、令和。





 何はともあれ、今回は、これ以上チェーンにモノを巻き込まん為に、チェーンガードを自作します!!







 つーことで買ったのが、






 こいつら。 

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 はい、おなじみの、曲げやすくて留めやすい、でもって安い棒です。



 お察しのとおり、コイツをイイ感じに曲げて、繋げます。


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 長さ的には、

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 ここと


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 ここに固定するとして、


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 こー曲げて


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 こーゆーのに


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 こーやって繋いで、固定すれば


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 あっという間に完成です。



 作業時間は1時間くらいでした。




 で、このチェーンガードですが、突貫工事で作ったので…


 

 配線とかいじるとき、断面が手に当たるととっても痛いです。


 

 それでも、チェーンに異物が挟まるリスクを考えたら、とりあえずOKという事で。




 で、このあと、チャーリー君は本格的な不調に見舞われるのですが、


 それはまた別のお話。






2022年01月26日 イイね!

遥かなるメキシコ


 ね、眠れん!!



 前回の記事を、3回のクラッシュを経て書き終えたら、今度は脳が興奮状態になって、一向に眠れなくなってしまった。

 まいったなあ。なんだかんだで朝です。

 今日はお仕事がお休みなので、ハイマー君をピカピカに磨き上げた後、ちょっと長めのドライブに行くはずだったのに、この具合じゃあちょっと無理かもしれません。

 絶対に事故したくないし、クルマ乗るときは万全の態勢で臨みたいのです。じゃないと楽しくないし。

 今日は軽くエンジン回すくらいになりそうです。


 つーことで、どうせ眠れないんなら、と最近手に入れたアホ臭いインテリア・パーツを紹介します。


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 メキシコ計です。


 …といっても何のことだか判らないでしょう。私も判りません。



 このメーターは、気温と湿度を計測し、現在の気候の「メキシコ度」を計ることができる、というスグレものです。



…やっぱり意味不明です。


 ええと、つまり、現在この場所が、「メキシコ」であるかか否かが、このメーターを見れば一目瞭然、という…。


 私は何をいっているんでしょう。



 ええい、もどかしい。

 つまり、これを持っていたら、たとえ世界のどこにいようと、その場所がいかに「メキシコ」であるかが視覚的にハッキリと表わされるのです。




だからなんなのだ。


 因みに説明書。


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 「メキシコ度」に関しては科学的根拠がないそうです。



 ええええええ!?


  因みに、気温が15~35℃で、尚且つ湿度が30~70%であれば、問答無用で「メキシコ」らしいです。


 スバル君の車内は、今の時期(真冬)でも、晴れていて窓を閉め切っていれば「メキシコ」です。


 東京に住んでいる人は、きっと1年のほとんどを「メキシコ」で過ごします。

 メキシコって、懐深いです。

 皆さんも、暮らしの中に「メキシ感」(急な造語)を探してみてください。
 きっとそこに マリアッチタコスチェチェン・イッツァアミーゴをしているはずです。

 

 いかん、段々と文章がホセ・メンドーサ…もとい、面倒になってきている。


 とにかく、見た目だけはシブいこのメーター、裏側がマグネットになっているので、追加メーターとして取り付ける予定。
 説明書には「破損の原因になるから車内に置くな」って書いてあるけど、そもそも科学的根拠のないメーターに故障もクソもないのです。


 
 

Posted at 2022/01/26 07:04:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | R-2(ハイマー号) | 日記
2022年01月26日 イイね!

調子よすぎるハイマー号

<おことわり>

 この文章は、過去3回クラッシュによりデータがブッ飛んでおります。
 その都度全く同じ(しかもサムい)ギャグを書き直しております。
 よって、復元作業の途中で自己嫌悪に陥って、オウチ帰りたくなっちゃったりしてます。
 だけども、よく考えたら今オウチでこれ書いてるんだよなあ。
 よーするに、この文章を3回書き直してるんです。多分ウケ狙ってるんだろうなっていう個所を、です。
 どうか、暖かい目で御一読いただきますよう、よろしくお願いいたします。

~~~~


 遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。



…じゃなくて♪



 大変ご無沙汰しております。



…そんなんでも無くて♪




 と、昨年のレコード大賞を獲得した「マカロニ鉛筆」(表記合ってるのか?)を覚えたという事を発表したくてたまらない今日この頃ですが、ハイマー号(R-2)はスコブル快調でございます。

<註>投稿するにあたって調べたところ、「マカロニえんぴつ」が正式な表記だそうですが、本稿では誤表記のまま無理矢理突き進みます。悪しからず。


 最近になってようやく、生活リズムに余裕が出来て、クルマに乗れる日が増えたんであります。これまで乗れる日が月に1,2回、それすらもできない月があるような暮らしで、お休みの日は基本死んでるか、ゾンビになっているという位疲れ果てていたのですが、年が明けたくらいから、やっとゆとりが出来てきたのです。

 思い返せば、詐欺同様のコンディションで悪い車屋さんから買ったスバル君。ほとんど不動車の状態で何とか動くまでにこぎつけたあの日々。そしてロードサービスのありがたさと自身の未熟さを嫌が上にも痛感させられた第1回目の車検。
 
 そう、あの「街の内飛球(インフィールドフライ=宣告アウト)」と呼ばれた車が、イグニッションを捻ればエンジンブルルンゼッコーチョーの中畑状態で、全体的にヤッターマンなのです。ビックリドッキリメカなのです。

 R.C.サクセション的に言えば、「サビついたオイラを磨いておくれ」とずっと待っていたハイマー君。彼の実力に感動しているのです。トシちゃんかんげきーなのです(これは「マカロニほうれん荘」)。





…じゃなくて♪(またかよ)




 改めて、車検の度に完璧に仕上げてくれる、整備工場の人たちに感謝です。だって、過密なスケジュールの中、こんなにも完璧に仕上げていただいてるんです。半世紀も前の軽自動車が、真ん中の車線を走れるようになってるんです。現代の車の流れに、ついていけるんです。これは驚異的な事です。クルマと過ごせるステキな時間というものを実現してくださって、本当にありがとうございます。



 で。




 こんなにも調子がいいと、いままでのノリの、ガタピシかつポンコツかつキケンな感じの冒険的エピソードってのが必然的になくなってくるワケでして、これを「マカロニ鉛筆」的に言うと



――なんでーもないよー♪


 となるのです。


 つまり、ネタがない。




 なので、今回は(っていうかこの冗長な文章は本題ではないのか)ハイマー号に最近施したドレスアップのお話。



 実は、去年の2月から3月にかけて(10か月も前!!)、第2回目の車検に出していたのです。だからして、更に調子ビンビンのハイマー号。それなのにあまり構ってあげられなくて、とっても悔しい思いをしていたのですが…。



 そんな彼に、ほぼ完全に忘れ去っていたあのパーツを装備しました。


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 ハイ、「International Dog House Club」のカーバッジです。

 いままで、何処にどうやってつけようか悩んでいたのですが、なんで気付かなかったんでしょう。




 ナンバーステイに頑丈なステイを共締めしたら、簡単に着くじゃないの。もしかしてオレってアホ!?



 そしてもう一つ。


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 あの「ムーンアイズ」様の通販で購入した、クランプオンミラー。

 
 これで憧れのドアミラーが実現します。まるで輸入車。スーパーカー。「サーキットの狼」で流石島を走ってても違和感ナシ。


 ってなわけで、現在こんな感じ。

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 後方の視認性も格段にアップ。左折時及び後進時の巻き込み確認がより確実になります(たいていの場合、車高が低いからナニか居たら見えますけど)。





 さて、久々の更新でしたが、やっぱりガタピシとポンコツとキケンな成分を求める諸兄方には、冗長なだけで中身のない記事になってしまいました(いつものことか)。


 なので、最新の(主に乗ってるヒトが)ポンコツなエピソードを一つ紹介して、今回のシメにします。




 その日、例によってホクホクな気分で私はハイマー号を駆って町内1周に繰り出そうとしました。

「ふっふっふ、俺の事は『254号(ニコヨン)の白イタチ』と呼んでくれィ」(←ケムリが凄いから「イタチ」なのです)

 などとニヤ付きながら駐車場を出て、近所の高校前を走っておりました。

 くしくも時は下校時間。校門からは女子高生などがゾロゾロと出てきております。

 私は低い車高をいい事に、JKのフトモモなぞに血走った視線を向け、正門の守衛さんは「ミョーな車が走っとるわい」という視線をこちらに向け、JKの「クサくてヤカマしくてコマい車が来た」という胡散臭そうな視線を浴び、それはそれでなんかイイっ、と変態的な気分にふけっているときに、事件は起きました。



 ばすーん!



 車体後部からの異音。



 こ、これはもしや





 アフターファイヤーか!?



 アフターファイヤーなんて、1回目の車検を受ける以前、あの最悪の状態だった時以来じゃないか!?
 
 苦い思い出が私の中をよぎり、急いで駐車場に引き返すことに。



 そして、駐車場でキャブクリーナーを吹き、ついでにプラグを外してみてびっくり仰天。




 何と右側のプラグがびっしょり濡れています。

 
 「ほほう、こんなに濡れちまって…。体は正直じゃないかィ」



 などと団鬼六作品の登場人物になっておるバヤイじゃなく、マジでアセる。


 そしてさらに衝撃的な事実。


 右側のシリンダーヘッドが冷たい。



 どうやら片肺で走っていたようです。

 つまり、180㏄。


――フジキャビンか。


 つまり15馬力。


――チンクエチェントか。




 確かに、アフターファイヤーと思しき異音の前後に、急にトルクを失ったかと思うと、吹かしたら再びパワーが戻ったり、と不安定な感じがありました。やっぱり1気筒死んでいたのか。





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「いやー、困ったァ」




 と御前様になっている時。


 ふとガソリンメーターを見ると、針が結構左を指しています。残り1コマというあたり。



 そこで蘇る記憶。前回の車検の時…。




「…それとですね、燃料系の針なんですけど、フロートの関係でどうしても針が実際の量よりもあんにゃもんにゃ…(以下記憶定かでない)」




 そんな事を言われたぞ。たしか、思ったよりも少ないって言ってたんじゃなかったか? そーだ、それで「早めに給油するようにしてるんで大丈夫です」とか言って「そーですか」「あはははは」なんて会話をしたぞ。




 つーことは




     G.A.S.K.E.T.S.U.
 ガス欠!!





 タンクからの燃料供給が不安定だから、エンジンにもバラツキが出て、生ガスが燃焼しなかったりとかして、片方が完全にカブッちゃったんだ。仕組みはよく判らんけど、なんだかそんな気がする。っていうかそうに違いない。端的に言うと、限りなくだせえやつだ。
 




 ってなわけで、とりあえずチャーリー号(スーパーカブ)のガソリンをいくらか盗んで、最寄りのスタンドで給油することに。

 レギュラーでも170円するんですよ、今って。
 
 
 満タンにしてチョウダイ、って言ったら、スタンドのオジサマが浅いタンクに慎重に給油してくれました。

 20リッター入りまして、やっぱりスッカスカだったんだ、と実感。


 久しぶりに燃料系が右に吹っ切れてるのを見て、なんだかうれしくなっちゃいます。


 そしたら、急に車重が増えたからか、操縦時のフィーリングも違う事。なんてわかりやすい車。



 で、問題のエンジンも、快調に回る回る。すべて解決。おなかペコペコでご機嫌斜めだっただけみたい。




 つーことで、ワタクシのポンコツがキレーに露見した今回の一幕でしたが、それに追い打ちをかけるような事件が。



 仕事帰りに何となくドア上の広告モニターを見ていた時でした。そこには定期的にニュースが表示されるのですが、そこにびっくり仰天の記事が。



「ガソリン価格調整へ」

「リッター当たり3.4円の補助金」

「27日から実施」





 えええええええ!?



 スッカラカンを満タンにしたばっかなんですけどお!?



――不良になってやる。「池袋のブラックタイガー」(←エビだぞ)の異名で恐れられていたあの頃に戻ってやる!!


 

 因みに、今回ガソリン盗まれたチャーリー号の近況ですが、実は絶賛故障中です。ちょっと厄介な事になってますが、こっちはもうちょっと暖かくなってから治します。

…の予定です。



 
Posted at 2022/01/26 04:13:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | R-2(ハイマー号) | 日記

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「カブのエンジン分解Pt.1【故障かな? と思ったら】 http://cvw.jp/b/2652204/48715345/
何シテル?   10/17 00:53
 スバルR-2(ハイマー号)が退院し、ビンビン走る様になりました。コイツが入院中に浮気した妙なカブ(チャーリー号)も、概ね元気です。いつかこの2台でイベントに出...
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