たしか・・・・ガサゴソ、ガサゴソ・・・・あった♪
映像屋のハル春ですが、写真もやります。
うちの会社は元々はスチールカメラ屋からスタートしていますので。
ということは、ビデオカメラとスチールの2本立ての機材があります。
近頃、レトロチックなデザインをしたデジカメが流行していますが、
どうしても当時の「本物のレトロ」には敵いませんよね。
質感ひとつ、シャッター音や押した感じ・・などなど。
特にシャッター関係に至っては、
デジタルでは絶対に真似が出来ないでしょう。
そして、そう言えばペンタックスの古いのが・・・。
とカメラ庫を探して見つけたのが
「アサヒ・ペンタックスSP(スポットマチック)」という名機です。
絞込み平均測光TTL方式になった、世界の話題をさらったモデルです。
当時、売れに売れていますので中古カメラ屋さんやジャンクカメラなどに、
それなりの数が流通しているはずです。
1964年ですね、発売したのが。
東京オリンピックの年、開幕の直前です。
今やっている映画、「3丁目の夕日64」の時です(^^)/
このカメラは頑丈でしてね、
保管さえしっかりしていれば今でも通用します。
しかも機械式なんで、知識さえ持っていれば、
自分で分解してメンテナンスも出来ますし、
標準で付いていたレンズだってバラしてカビを取ることだって出来ます。
こればかりは、今のデジタルでは不可能なことですよね。
レンズも2本、フラッシュガンという当時のストロボまで
保管しておいたのが、驚き(^_^;)
ハル春も仕事でデジタルを扱うとやってしまいますが、
「撮るだけタダ! 不必要でも撮っておこう」という、
ムダ撮りを結構してしまいます。
でも昔は「フィルム」ですので、1枚に付き現像代がかかるので、
ムダ撮りは気をつけて撮影していたモンです。
デジタル化して、良いことの方が多いんですけど、
「一枚の写真に対しての、重要性」「ありがたみ」が
薄れてきてしまっている気がしますね。
フィルム時代は、現像に出して、待つ時間があって、
銀塩写真となって、ウフフン♪ と眺めて「カメラ/写真」でしたよね。
その分、撮影に失敗してガックシ・・となることも多々です(^_^;)
でもそう言うことを繰り返してカメラ・・というより撮影することの楽しさも
あったと思います。
さらには「カメラを所有しての満足度」という事も、
フィルム時代の方があった気がしますよね。
しかもこのカメラ、金属製でズッシリ感たっぷり♪
さらに当時では高かったですから、なおさら。。
それでもこのモデルは、当時安かったんですよ。
5万くらいだったようですね。
驚くのが、「スーパー タクマー 50mmF1.4」というレンズ。
F値1.4って(^_^;) 今じゃ信じられん数値です。
ストロボいるの? って明るさです。
とはいえ、今のデジタルの扱いやすさと比べれば、
それに画質も含めて敵わない点の方が多いです。
フィルムならではの質感は勿論ありますけどね。
このカメラには露出計も付いていますけど、
まぁそんなに正確じゃなかったはずなんで、
信用しないと考えつつ撮影すると、
カメラマンとしての「体内露出計」が身について勉強になりますよ♪
カメラを覚えるなら、アナログに限るのかな♪
さて・・仕事もたまっているのに、
このカメラを磨きたくなったぞ(^_^;)
Posted at 2012/02/06 03:59:35 |
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