ハル春のブログ一覧

少し前になりますが、ホンダから新型ライフが発売されました。

「Ｇ」「パステル」「ＤＩＶＡ」の３シリーズ構成で登場しました。





前代のライフと比べると、全高が上がっているのが分かると思います。

新しいワゴンＲよりも全高が高いですね。

デザイン的には、これまた好みになりますけど、「ライフ」と分かるデザインに

なっているのは好ましいところ。

前代のライフに乗っている方は、「前の方が良い(>_<)」なんて言葉が出そうな、

『新型が出た時の、おきまりの感情』が出るかも知れませんが、

上手くまとめてきたデザインだと思います。


私の妹が、前代のライフに乗っていますが、新型に乗った感じでは

素直に良い意味で「進化している」と感じられます。


「ＤＩＶＡ」の男の子仕様が出ているとは言え、全快で女性趣向になっている

新型は、おそらく開発にあたって『女性スタッフ』が活躍したんだなぁと

分かるものがだいぶあります。


★　インテリア




インテリアは、前代と比べると多少「地味」に思えるデザイン。

個人的には上手く仕上げていると感じます。

入り込みやすいデザインという事ですね。　日産の新型キューブと比べると、

慣れやすいデザインです。　斬新さという点では、前代のライフや新型キューブ

の方が良いと思いますけど。


新型ライフでは、下位グレードの「Ｃ」以外は「バックモニター」が標準で

装備されています。　この装備は女性にはありがたい装備でしょう。

一度使うと「無いと嫌だ」と思う「キーレス」並の装備になりつつあります。

いずれ、他メーカーも追従してくると思います。


助手席前に、新型キューブに少し似た「モノ置きスペース」があります。

これは、キューブより明らかに置きやすいスペースになっています。

こういう箇所というのは、日常生活において「けっこう重要」なスペースに

なる事が多く、デザインと使用用途を上手く融合すると、ユーザーには

好感を持たれる事が多い点だと思います。


ＤＩＶＡにのみ、前代同様に、デジタル式のタコメーターが標準装備されて

います。　ハザードスイッチは、ホンダ得意の「スイッチ全体を赤く」した

ものが、ワイパーレバーの上部に付いています。

しかしこのハザード、とっさに押そうとするとワイパーに手が当たってしまう

位置にあるのが少し残念。


ＤＩＶＡは、センターアームレストなどフル装備状態になっています。

他のパステルなどのグレードは、ＤＩＶＡより省かれている装備があります。


感心したのが、シートの出来が良い事。

ダイハツのムーブ・コンテよりは劣るものの、座り心地の良いシートです。

柔らかめのシートと言えば良いでしょう。

これは、シートの厚みを増した事で得た「座り心地」なので、

リアシートを倒した時に「完全フラット」にする事は出来ません。

新型キューブやコンテと同じですね。


ライフも同様で、「ユーザーアンケート」の結果、完全フラットにする機会が

少ないということと、完全フラットの恩恵を得る機会も非常に少ない

というデーターが上がってきたようで、であればシートの厚みを増して乗り心地

を良くしようという結果に繋がったのでしょう。　

これは、良い判断だと思います。


後部座席の「シートスライド」は、新型ライフは「不可」です。

しかし、あれだけ広ければ十分でしょう。　

軽自動車なんですしね♪　



私が非常に褒めたい点が「後部座席のドリンクホルダーの位置」です。






これは、女性スタッフの意見だったのではと思います。

過去に、コンパクトクラスでは、ＥＫワゴンや、旧型ダイハツ・ムーブ、

Ｋ１１マーチ等に装備されており、新しい装備ではないのですが、

最近では後部座席のカップホルダーが膝元の下部に来る事が多いです。

そういう事を考えると、非常に良い場所、置きやすい場所に配置されています。


出来れば、フロント座席にも装備して欲しかったですね。



個人的には、カップホルダーの位置は「遠い場所にある」事が多く、

「シートから背中が離れてしまう位置」にあります。

今は、空調ダクトに近づけて「暖めたり冷やしたり」する方向性になっています

けど、ユーザーから好まれる装備というのは、

かゆいところに手が届くという、こういう事なのではと個人的に思います。



★　走り


真新しいという点は、ほとんどありません(^^;)

私は利点であると思っているんですが、

新型のライフは、前代同様に「トルコン　４速オートマのみ」です。

ＣＶＴのラインナップはありません。


明らかにＣＶＴを採用しない理由に「ホンダの諸事情」が絡んでいると

思いますが、女性が大半を占めているライフですから、あんまり重要な箇所では

ないと思います。　ヘタに新開発のＣＶＴを出して、リコールや不具合を出して

女性ユーザーからのホンダ離れになるよりはマシでしょう。

ゼストやバモスもＣＶＴはありませんしね。


個人的推測ですが、ホンダ・エンジンが他メーカーと明らかに違う点が、

ホンダは、「エンジンの方向回転が逆」なんですね。


その弊害として、ミッションの設計を独自にしなくてはならない事情が

あるはずなんです。　他社からの提供が出来ないんです。


スバル・サンバーの３速ＡＴが、スバル独自ではなく、スズキ提供という

事情があるように、ホンダもそれが出来れば良いんでしょうが、

回転が逆なので不可能なのでしょう。


今年登場した軽自動車の中では、新型ライフは上位だと思います。

アクセサリーパーツも豊富で、女性好みのアクセサリーも多いです。

ホイールキャップまでも存在しており、パステルのグレードに合わせると

かなり個性的な可愛いライフを作り上げる事が可能です。


初対面の人には第一印象が大事というように、

新型車の第一印象は大事です。

その中でも、やはり「デザイン」というのは大事です。

日産の新型キューブなどは、批判を浴びている事も多いようですが、

実車を見ると、そう批判する程でもないとは思うんですが、

そう考えると第一印象は大事なんだと思います。


スズキから出た「新型・ラパン」も、個人的にはアラララァ・・・と思いました。

クラシック感が消えたねぇ・・と。


選択権はユーザーなのですから、車は直接売り上げに跳ね返ります。

初回の売り上げの数字に関しては、販売店の展示車も台数に入りますから、

半年後にどれだけ台数が出るかが、その車のユーザーの「支持率」なのだと

思います。

「麻生政権の支持率」みたいにならないと良いですね、いまの新型車は。


いくら不景気でも、かっこいい車、欲しい車は「購入したい」と思うのが

普通だと思う私です。