2009年01月07日
というお言葉をというか、質問を新年会の場で後輩に聞かれました。
「 赤い部分まで、エンジンの回転を上げちゃダメだよって事でしょ? 」
と言われたのですが、半分は当たっているけど、半分は違うような・・。
基本的に、エンジンを回して、レッドゾーンに触れたとしても何にも問題はない
ですね。
若い頃は、何でも高回転までフルに回したくなりがちですけど、
レースしたりタイムアタックしてる訳じゃないんですから、
レッド近くまで、ガンガン回さなくても良いと思っています。
それより、馬力とトルクがカタログに書いていますけど、
最大トルクが何回転で記載しているかを見てみると良いと思います。
普通のクルマは、5~6千回転のあたりに最大トルクが出るように
なっていると思いますけど、シフトアップのポイントはそこで良いと思います。
峠で楽しむくらいのものならば。
街中でレッドまでガンガン回す運転を毎回していたら、エンジンが早く逝って
しまう可能性もありますし、レッドまでの余力を少し残していた方がエンジンへの
負担も少ないですし、結果的に最大トルク付近でのシフトアップの方が、
スムーズな加速になるはずです。
現に、カタログなどで並線グラフで記載してあるのも見ると思いますが、
最大トルクが出る回転数の少し後は、落ち込んでいると思います。
これ以上回しても加速が鈍くなるという意識を持っていた方が良いかも知れま
せんね。
本題に戻すと、タコメーターは、「オーバーレブを防ぐため」です。
特に「 マニュアル車のシフトダウンの時のための 」です。
7000回転でレッドゾーンのクルマを、3速100Kmのスピードで、
7000回転で走っていたとすれば、ブレーキを踏まないで、
そのままの速度でシフトダウンすれば、レッドゾーンを突き破り、
オーバーレブを引き起こしてしまいます。
同じスピードなら、低いギアの方が回転が高いわけですから。
そのため、 各ギアでシフトダウンした時に、
「どれだけの回転数の差があるか」 を把握する必要があります。
たとえば、3速から2速にシフトダウンした時、2000回転の差があったと
すると、少なくとも、レッドゾーンから2000回転の余裕を持たせる必要が
あると言うことになります。
上記でいえば、最低でも5000回転付近までブレーキ等で回転を落としてから
シフトダウンしなくてはならないということです。
そうすると、3速から2速にシフトダウンすると、レッドゾーンのギリギリ、
7000回転になるということで、オーバーレブは避けられますね。
その目安をつけるために、タコメーターがいるということです。
ただ、オートマでいるか?と言われると、Dレンジに入れっぱなしで運転する
方には不必要でしょうが、ホールドさせながら運転する人もいますので。
誰しもDレンジだけに入れて運転するわけではないんです。
ちなみに、マニュアルもオートマも、アクセルを踏み続けてレッドゾーン
を振り切らせても、リミッターが付いてますので大丈夫です。
しかし、上記のシフトダウンの場合は「物理的な問題」なので、
マニュアル車の場合はどうしようも出来ないんです。
まぁ、慣れてくればタコメーターはあんまり見ていませんけどね、
体感で「感じる」ことが出来てきますし。
バイクもそうですし。
ただ、マニュアル車には、軽自動車でも付けて欲しい装備ですよね。。
あーゆーのこそ、ディーラーで「メーターオプション」とか出して欲しい
ですよねぇ。 外付けのメーターは嫌いという人もいるのですから。
個人差はありますが、「これはいらねぇー」とか思うオプションも
やたらあるわけですし・・。
Posted at 2009/01/07 02:50:28 |
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