2009年03月26日
仙台が発祥のモノ、食べ物ってどんなモノがあるのでしょう?
食べ物では、
・牛タン ・冷やし中華 ・笹かまぼこ ・ずんだ餅
などが有名ですね。
牛タンは、太平洋戦争後、仙台に進駐したGHQが大量に牛肉を消費し、
タンとテールが残りました。
昭和23年に仙台の焼き鳥店「太助」初代店主・佐野啓四郎氏が、
この残った タンとテールを有効に活用するために、牛タン焼きの専門店
を開業したことが「仙台牛タン」の始まりとされ、
その後、牛タンが全国的に広まったと言われています。
冷やし中華は、昭和12年、中華料理店の会合で、仙台七夕の目玉商品の開発に
ついて話し合われ、組合長の「龍亭」店主を中心に、龍亭閉店後の深夜に
集まってざるそばを元に新しい商品開発を行い人気メニューとなり、
太平洋戦争中は姿を消し、戦後、現在の「冷やし中華」の形になりました。
昭和35年には大久麺工業が家庭用パックを発売し全国へ広まりました。
全日本冷し中華愛好会 は仙台の「龍亭」を発祥と認定しています。
笹かまは、明治の初め、豊漁だったひらめの利用と保存のために、
すり身にして 手の平でたたいて焼いたのが始まりといわれています。
昭和10年に仙台市一番町に創業した「阿部蒲鉾」において、
仙台笹にちなみ「笹かまぼこ」と呼ぶようになってから、旧仙台藩地域で
次第に名称が統一されたといわれています。
仙台発祥の料理が多いのは、料理が趣味だった伊達政宗の影響と言われて
います。
仙台味噌もそのひとつ。
仙台城下では味噌倉を建てていましたが、大規模な味噌生産体制が行われた
のは、これが最初と言われています。
岩出山名物の「凍り豆腐」と「納豆」、「ずんだ餅」は、政宗の料理研究の
末に開発されたものと言われています。
「回転寿司」も仙台が発祥という話を聞きますが、大阪という話も聞きますね。
回転寿司は、(旧)元禄寿司・(現)平録寿司の大町店からと言われています
が、正しくは、「大阪が発祥で、仙台で広まった」というのが
正解だと思います。
モノでは、東北大学にて、
・八木・宇田アンテナ
・光ファイバー通信
・三居沢発電所 (水力発電日本初)
・五色沼 (日本フィギュアスケート発祥の地)
・スバルの4WD
・脱スパイクタイヤ運動 (市民総出の大運動)
「八木アンテナ」は、どこの家の屋根の上にも乗っていたテレビのアンテナ。
東北帝大の八木教授の研究室でした。
未だにアナログ放送、地上波を受信するための装置として使用されています。
「光ファイバー」は、西澤潤一氏、仙台にある東北大学で発明されています。
西澤氏が開発したのですが、東北大学だったと言う事で、仙台が発祥・・。
「三居沢発電所」は、明治21年(1888)7月1日、
東北地方で初めて電気を灯した場所です。
さらに、「日本最初の水力発電」の発祥です。
以来、三居沢発電所は、仙台市電気部、東北配電㈱などを経て、
昭和26年東北電力㈱に継承され現在もなお最大出力1000キロワットで
運転を続けています。
「日本フィギュアスケート」は、明治38年ごろに仙台市にある五色沼で
初めて、フィギアスケートが行われた事で有名です。
仙台には荒川静香選手の出身校である東北高校があります。
「スバル4WDシステム」は、(株)東北電力のサービスカーとして
レオーネが採用されたのが始まり。
「東北電力」は、東北六県と新潟に電力を供給する会社。
電柱や送電線の整備のために雪山を走る必要があるために、雪道でも安定して
走れる国産4WDマシンが求め、宮城スバルのディーラに依頼。
この依頼に応えて、宮城スバルに勤めていた技術者が個人的に研究開発した
のが、現在のスバル4WDシステムの基本になっています。
スポーツでは、応援する時に出てくる「日本、チャチャチャ」と言うのも
仙台が始まり。 場所は「仙台市体育館」です。
確証がないですけど、「ルーズソックス」も仙台という話ですが、
これは信憑性がイマイチ・・。 仙台では有名なんですが・・。
言ったモン勝ちってトコもあるかも知れないネタです(^^;)
その他、発祥ではないですが、仙台駅の「駅弁の数は日本一」。
そらに、仙台駅と連結されているペデストリアンデッキ。
高架によって車道から立体的に分離された歩行者専用の通路ですが、
1977年12月に完成しているんですが、
その「面積・総延長距離は日本一」なんです。
さらに現在、駅裏の東口への延長計画も出ているようです。
ちなみに、初めてのペデストリアンデッキは、千葉県柏駅だそうです。
最後に、発祥ではないのですが、 「仙台初売り」というもの。
全国的に有名ですが、なんで有名なのか知らない人も多いようです。
有名な理由は、初売り商品を購入した時に、豪華景品が付くということ。
これで有名になっています。
この仙台初売りは、藩政時代から始まっているとされている
「仙台の伝統行事」です。
ただ、豪華景品が付くということは、「不当景品類及び不当表示防止法」に
抵触し、不当廉売にもあたるんですね。
なにかの商品を買って、豪華景品を付けて販売できないんです。
不当な景品などによって顧客の誘因を防止するために、一定額以上の景品を表示
していならない旨です。およそ、販売価格の1割以上の景品を付けることを
禁止している法律です。
しかし、公正取引委員会は、
「旧仙台藩領内などで見られる初売りは伝統行事」とみなし、
『仙台初売り』だけは、特例として「仙台初売り開始日から、3日間以内」で
認めてられているんです。
エリアは、「旧仙台藩」です。旧一関藩含む、宮城県全域で認められています。
有名なのが、「お茶の井ヶ田」さんの、木箱ですね。
毎年行列が出来、お茶を買っているのに、ヒーターとかテレビみたいな、
お茶より高い景品が付くんですね(^^;)
これは、フツーはやっていけない販売方法なんですけど、
仙台初売りの3日間だけは、「公取委も認めている3日間」なんです。
これが仙台初売りの有名な理由です。
意外に知らない方も多いようなんですね。
10代の方などは、10人に1人いればいいくらいなのでは・・。
仙台から始まっているものは結構多いんですが、
食べ物だと「名古屋」の方が圧倒的に多いでしょね(^_^)v
ガセネタもあるかも知れませんが、有名なのはこんな感じですかね。
まぁ、こーゆー事は知らなくても生きていけますけど、
郷土愛とでも言うのでしょうか、知っていた方が好きになれるという事も
多いのではないですかね(^_^)v
Posted at 2009/03/26 21:32:31 |
トラックバック(0) |
仙台市 | 日記