ハル春のブログ一覧

まず、このルミックスのホームページを見て頂きましょう。


現在、パナソニック・ルミックスシリーズの中の、「Ｇシリーズ」というモデルの３機種。


最近、その中の「ＧＦ１」というモデルが発売され、バカ売れ状態になっているようです。



昨年夏に発表された「マイクロフォーサーズ」という規格のひとつです。

「フォーサーズ」システムというのはコダックとオリンパスが提唱した、デジタル一眼レフの規格で、

さらにオリンパスとパナソニックによって策定されたのが、上記のＧシリーズで採用されている

フォーサーズシステムの拡張規格の「マイクロフォーサーズ」です。


「マイクロフォーサーズ」は、フォーサーズシステムの基本規格をそのままに、

マウントに、フランジバックの長さを約20mmに短縮 し、マウント外径を約6mmに縮小などがあり、

さらに、ミラーを搭載しないデジカメで、バックフォーカスの短いレンズを搭載可能になり、

レンズ設計の自由度があるんです。

フィルム時代の、ライカなどのレンズが使用可能です。


構造上不可能だった動画撮影にも対応可能で、

これまでのフォーサーズシステム用レンズは、マウントアダプターを使うことで、

マイクロフォーサーズシステム用ボディに装着することが可能です。



私が、今一押しなのが、「ＧＦ１」です。

このＧＦ１のジャンルは、コンパクトデジカメとデジタル一眼レフの間に位置します。

ジャンルは「デジタル一眼レフ」なんですが、　どー見ても、コンデジとデジイチの隙間に上手に

切り込んできてた「上手いカメラ」です。


「小型」が売りのひとつです。

私が薦める最大の要因が、「レンズが交換出来る、一眼レフの長所」と、

「持ち運びしやすいコンデジの長所」が合体しているため、

撮影する楽しさと、所有する楽しさを手軽に味わうことが出来るカメラと思っています。


正直、このＧシリーズを購入するなら、ＧＨ１ではなく、ＧＦ１と感じています。


コンデジを使用していた人が、デジタル一眼にステップアップするには、打って付け、

そしてデジイチ所有の場合のサブ機としても、良いのではないかと思います。


デジイチは、所有すると分かりますが、画質は良いですが「持ち運びが難点」です。

どうしても手軽に持ち運びづらいです。

でも画質は譲れない・・。

と思う方は、非常に多いと思います。


そこでの「ＧＦ１」です。

コンデジよりは高いですが、デジイチよりは安い。

当然、レンズなどのパーツ関係も安いので、お父さんのお小遣いでＯＫ♪


パンケーキという広角レンズがありますが、それがまた良いレンズで、

ズームは出来ませんが、昔の「写ルンです」のごとく「カメラの基本形」を味わうことができ、

画質も文句がない良いレンズです。

標準レンズも良いですが、若干ですがＦ値が暗めです。


ファインダーが装備されていませんが、オプションで装着できますし、ストロボもあります。


コンデジ・オンリーだった方には、デジイチの「大きいのを持ちたい」という欲が出るかも

知れませんが、「手軽さ」というコンデジの長所を置き去りになる場合が多いです。

デジイチを買ったけど、専用カバンで持ち運ぶから、

「サッと出してサッと撮れない事」への欲求不満が出ることは多いんですね。


でもＧＦ１は、コンデジよりは少し大きいですが、パンケーキレンズならそう変わらないので、

手軽さはバツグンです。

財布に余裕があれば、ズームレンズや望遠を購入すれば良いんです♪

レンズもデジイチよりは当然大きくなく、マイクロフォーサーズの利点です。


「楽しく撮る」のが、カメラの基本形です。

せっかく買ったのなら、いつでも持っていたいと思うのが心情です。



これを見て触った時に、まず驚いたのが、フォーカス・ピントの合うスピードの速さでした。

これは驚きましたね。　デジタル一眼を名乗るだけはありました。


ＩＳＯの設定の細かさは、ＧＨ１やＧ１の方が上です。

本格デジイチよりも、「動体の撮影」は難しいです。　

運動会などの、動きのある撮影は、結構難しいかも知れません。　

流し撮影などの腕が必要です。

お父さんが、娘・息子の運動会を撮影するという目的で購入するなら、

ＧＦ１は、ちょっと向きません。


ポートレイトや風景などに向くカメラと言うことで認識して下さい。


よく、カメラ屋さんや電気屋さんで、プロモーションのＶＴＲが流れていると思いますけど、

動体撮影が得意のカメラなら、その手のプロモーションをします。

メーカー側のアピールな訳ですから。

しかし、Ｇシリーズは動体撮影のプロモーションＶＴＲがありません。

と言うことは、動体は得意ではないとメーカーが認めている裏付けでもあります。


商売柄、それが気になって動体撮影してみたのですが、ブレやすいというのは、

私も確認しました。


そういう所でも、メーカーの意図というか見え隠れするんで、

プロモーションＶＴＲとか、パンフレットでは、「そう言う見方」で、購入側が見抜く必要も

あったりしますよ♪



ですので、ポートレイトや風景・景色に向くカメラではありますけど、

撮影する楽しさ・所有する楽しさを味わうには、現状では打って付けのカメラではないかと、

私はオススメします♪


個人的に、カメラに動画はいらねー（＾＾；）と思っている派ではありますけど、

私は、年末に買います♪

大忙しの仕事の「山」を、ひとつ越えさせて頂きました。　復帰です♪


私の仕事は、映像屋がメインなんですが、スチール写真も撮ります。


先日、友人から結婚式での「スチール写真」の依頼を受けまして、

撮影しました。

９０％以上、結婚式は「ビデオ」での依頼なんですけど、

ポンとスチール写真の依頼を受けると、ビデオの撮り方との違いで、

戸惑うというか、クセが出てしまうポイントがあるんです。


それは、「画のサイズ」、いわゆる「画角 」です。


シャッターチャンスとか、「ここだ！！」という撮影ポイントは、ビデオも写真も変わらないです。

どの方向から撮るというアングルも変わりません。


ただ、ヨリで撮るのかルーズ、引きなのかというポイント、画角を決めて撮影するやり方が、

ビデオと写真は違うんです。


ビデオはですね、画角をしっかり決めて撮影する必要があるんです。

微妙な部分まで、しっかりと、です。

何故かと言えば、編集する時に、画角の調整は出来るんですけど、

引いている映像に対して、編集で「ヨリ」でズームさせてしまうと、画質がどうしても荒れてしまう

んですね。　

荒れた映像は、商品にならずＮＧカットです。


ですから、ここでアップする必要があるのかというポイントは、

撮影現場でしっかりと判断する必要があり、しっかりと画角を決めないといけません。


ただ、スチール写真は違います。　高画質で撮影していれば、「トリミング」で切り取って、

引いている写真を「ヨリで撮影した」ようにしても、「画質が映像ほど荒れない」んで、

商品として扱えるんですね。


ですから写真撮影は、画角に限って言えば、その瞬間、シャッターチャンスを逃さない難しさ

はありますが、撮影するサイズに関しては、「アバウト」でも大丈夫なんですね。


しかもどちらかと言えば、ガチッとアップで撮るよりは、

少し引いたサイズで撮った方が良いんです。

あとでトリミングして切り取って、アップに出来るんですから。


さらに、プリントすることも考えれば、上下左右が少し切られて写真になることも多いので、

少し引いた写真にした方が良いって事です。


もちろん、撮影時は、ある程度は高画質で撮影する必要はありますけど。



しかし、当然ですけど、ビデオも写真も、映ってない部分は、「撮れていない」訳ですから、

アップで撮ったものを、「引いた写真・映像」にすることは不可能です（＾＾；）


そんな事で、写真は「ガチッとアップ」で撮るなら、サイズを甘くして、引いたサイズで撮った方が

良いんです。

そういう撮影方法が写真にはあるんですね。

もちろん、撮影の現場によって違う部分はありますけど。


けれども、ビデオは違います。

上記でも記載した通り、編集でズームしてしまうと画質が荒れるので、

ヨリならば、ビシッとアップさせて、サイズを決めて撮る必要があります。


当然、私は撮影と言えば、ビデオでビシッと、サイズを決めて撮る「習性・クセ」が付いているので、

ポンと写真を撮ると、　甘いサイズで撮影した方が良いのにも関わらず、

ビシッとしたサイズで撮ってしまうんです・・。


そうすると、

「あ・・・、もう少し引いた画角にすれば良かった・・。」

「プリントする時に、隅っこが切れてしまうな・・」

という事態が多発してしまうですね。


もちろん、その結婚式はちゃんと撮影してきましたけど、

クセって怖いなぁーと、スチールを持つたびに思うんですね。


ビデオの場合は、よくスチール写真の方に言われますけど、

録画をしっぱなしにすれば、そのポイントにカメラを向けていれば、「撮り逃す」と言うことは

ないですけど、　写真はそう言う訳にはいかないですよね。

それが難しいというか、面白さというか、写真にはそういうポイントがありますね。


昔と違い、フィルムではなく、デジタル一眼、通称デジイチになりましたから、

撮影現場で撮れたかどうかというのが確認できる「最大の長所」があります。


昔は、フィルムが上手く巻かれていなかったなどが原因で、

「撮影されていなかった」というトラブルも多かったのですが、今は極力減っていますね。


フィルム代も気にせずに撮影できる利点もありますね♪


その結婚式では、１０００カットを越えました。

一回のシャッターで、新郎新婦が目をつぶった写真にならないように、

時々、連射も使ってますから、カット数も増えるんですけど、

フィルムに換算すると、現像代だけでも凄いことになります。


これは、やはりデジタルの長所と言えますね。