2010年02月23日
テレビの番組を作るには、企業のスポンサーさん無くして、作る事は出来ません(^_^;)
視聴率が高いゴールデンタイムは、見る人も多いのでCM料は高く、
深夜帯などは視聴率が高くないので、CM料が安い。
そんなんで、ゴールデンタイムの番組は、CM料が高いので「番組制作料」が多く、
豪華な番組が作れます。
深夜帯は「番組制作料が安い」ので、「ネタ勝負」という場合が多い。
番組は、スポンサーさん「ありき」ですので、当然スポンサーさんに失礼な事は出来ないんです。
だいぶ前、サッカーの試合中、飲料水メーカーがスポンサーになっていて、
テレビ放映中に、選手が、何かで怒り、スポンサーの飲料水ペットボトルを蹴ってしまうという
トラブルがあり、その選手に罰則が食らったというのがありました。
よく、テレビドラマでビールなどを飲むシーンが出る時があります。
まともに商品名がドラマ中に出る時は、そのドラマのスポンサーになっている時です。
しかし、ちとメンドーなのは、「再放送」された時です。
再放送は、スポンサーが変わる事が多いため、ビールにモザイク処理をする必要があるんです。
この時、違うビールメーカーがスポンサーなら、なおさらです。
ですから、スポンサーにビールメーカーが噛んでいない時は、
「ハル春ビール」などの存在しないビールを、美術さんが作ると行った場合が多いんです。
そうすると、再放送でもモザイク処理をしなくても良いですし、制限が解けるんです。
「殺人事件」のドラマでも、ホンダがスポンサーならば、イメージが良いパトカーなどで、
ホンダを登場させたりします。
逆に犯人が使うクルマには、ホンダを使わなかったりするので、ホンダ以外のクルマに
乗っている人が犯人だったりするのです(^_^;)
最近では、トヨタ自動車さんが色々ありますけど、
トヨタさんが、各民放放送局でスポンサーになっていますので、ニュースとして放映しなくては
いけませんから放送せざる得ないですが、しにくいと思いますね・・色々と(^_^;)
よく、CM料って高いと聞くけど、べつにスポンサーにならなくったって良くないか??
と思っていたりする人がいると思いますけど、経営者側からすると、「広告」って大事なんです。
会社をやってみると分かりますけど、会社に金さえあれば広告は打った方が良いです。
しかも、税金的な関係もあるんです。
本年度の利益が1000万円だとします。
しかし、法人税やらなんやらで、40%近く「税金で持って行かれる」んですね。
ですから600万しか残らないんです。
例えば、半分税金で抜かれるとします。
利益1000万円で、税金で500万抜かれます。
残った金は500万円です。 これは来年度へのプール金になります。
ここで、黙って500万持って行かれるなら、
1000万円から、500万でCMを作るんです。
CMは広告費ですから、経費です。
そうすると、500万使いましたから、 残り利益は500万になります。
と言う事は、残り500万が、利益という事になるので、税金は500万に掛かり、
「250万」が税金で抜かれる事になります。
会社に残る金は、250万になりましたが、
何もしないで500万を税金で抜かれるはずでしたので、
事実上は250万でCMを作ったと同じ事になるわけです。
普通、何もしないで500万残した方がいいじゃない?と思うかも知れませんが、
次の年も1000万の利益が出る保証はないわけです。
ですから、来年につなげる、利益をさらに上げるために「CMを打つ」訳ですね。
簡単に言うと・・(^_^;)
逆に、景気が悪くなると、真っ先に削減されるのが「広告費」と「人件費」です・・。
ですから、今みたいな景気が悪い時は、テレビも含めて、広告業界が
真っ先に死んでいくんです・・。
Posted at 2010/02/23 03:27:30 |
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