写真は、タウンボックスです(^_^;)
取引先の仕事場で、往復200キロほど運転する状態になったのが、
乗用タイプの三菱・タウンボックスの営業車版、「ミニキャブ」です。
おそらく3型だと思います。
切り替え式の4WDです。 2駆時は、後輪駆動です。
写真からも分かるとおり、サンバーと違い、タイヤの上に座るタイプでは
ないですね。 エンジンは運転席・助手席の下です。
「セミキャブ」です。
3G83型 SOHC直列3気筒、最大出力 48ps/6000rpm、
最大トルク 6.3kg・m/4000rpm
車重は900キロ。 カタログ燃費は14.6キロとなってます。
荷室は、軽バンでは十分の広さを確保しています。
セミキャブのお約束ですけど、ペダルの中央へのオフセットが存在しており、
違和感がありますが、シート自体も中央へ寄っているので運転スタイルが
変に中央へ寄ることはありません。
しかし、その代償としてサンバーとは違い運転席と助手席の間が狭いです。
これは、「サンバーが横方向が広すぎるだけ」で、ミニキャブに限らず、
セミキャブタイプならだいたいこんな感じです。
オフセットは、オートマならそんなに気になるほどではないかも知れません。
特に、タウンボックスやミニキャブは、「足下は広い方」です。
ミニキャブは、1.2.3型は、
「サイドブレーキが運転席の右側」にあります。
4型からは中央に来ています。
タイヤハウスの張り出しがあるセミキャブならではと言える部分ですが、
出来るだけドライブポジションが不自然にならないように、シートを中央に
寄せて配置されています。 これによって「斜めに座らないと運転できない」
という状態にならないようにしているんですね。
しかし、その代償で運転席と助手席の間が狭く、ドアまでの距離があり、
ドアトリムにひじを置こうとすると、遠いという状態になります。
ドアまでの距離がある分、横方向への安全性は、軽ですけど、ある程度マシな
マージンは取れていることになります。
フルキャブであるサンバーにはこれが存在しないため、横方向が一番広い
んです。 ただ、横方向の安全面はきついです。
で、ミニキャブは、中央にシートを寄せているため、運転席とドアとの間に
スペース的な余裕があるために「サイドブレーキ」を配置しています。
言い方を変えると「サイドブレーキを配置できる」んですね。
1.2型はサイドブレーキを引くと乗り降りがしづらくなるほど上に上がる
と聞いたことがあり、私の乗ったミニキャブはそんなことはなかったので、
改良されていた3型だと思います。
「乗り心地」
バンですから、乗り心地がウンヌンと言うモノではないですが、
サンバーと比べるならば、上下のピッチングが少なく、こればかりは
セミキャブの恩恵の一つでしょう。
サンバーよりピッチングがないという部分においては快適です♪
さらに、コーナーの安定感もサンバーと比べれば良いです♪
これもホイールベースの長い「セミキャブ」の恩恵の一つ。
常に「感覚アンダー・実際アンダー」と戦うサンバーとは違います。
ただ、乗り心地の所で入っておきたいのが「騒音」です。
前席下にある「エンジン」の騒音がうるさいです(>_<)
乗用タイプのタウンボックスは、もう少し抑えられていると思いますが、
同乗していたカメラマンとも話しましたけど、会話にも支障が出ます。
その後に乗ったサンバーが、静かで静かで・・。
80キロ近くにはいると、これ以上出したくないとさえ思えてきます。
ただ、60キロ程度で長距離を乗らない、近場だけの配送という限定であれば、
耐えられます。
前席の下にエンジンがあるからといっても、ケツが熱くなるということも
ありませんでしたので、「近場限定車」という割り切りがいると思います。
そういう意味では、赤帽さんがサンバーにするのも、うなずける一面です。
「走り」
48馬力ですが、タウンボックスと違い、装備が簡素化されているバンという
こともあり、900キロの車重が効いて「鈍足」ということは感じられません。
ただ、間違っても機敏という言葉は使えません。
3速オートマだったんですが、ギアがローすぎます。
1速はあっツー間に振り切れます。 たぶんマニュアルでもそうでしょう。
フツーにアクセルを踏むと、40キロに達しないうちに3速に入りますので、
それ以降は3速オンリーで加速し、まるでCVTか?と錯覚するほど
「3速に頼るドライブ」になります。
まぁ、これは軽の3速オートマならどの車種もですけど・・。
個人的に残念というか、同時に大事だなと思わせてくれたのが、
「エンジンフィーリング」です。
回したいと思えないんですよね・・個人的に。
音質も含めて、気持ちいいモノではないんですね。
これを考えると、ホンダとスバルは、いいフィーリングです。
「いつでも限界」と言われているような、金属質の音なんです・・。
これが良ければ、個人的に上位に来るんですけどネー・・。
ミニキャブにしてもタウンボックスにしても、特徴的なのはスタイルですね。
標準でエアロを組んでいるかのようなスタイル。 格好いいですね。
後ろに回れば、テールは丸いランプ。 特徴的ですね。
トラックも持っている軽のバンやトラックは、
大きな差というモノはエンジン位置を除けば、そんなに大差はないんですが、
人によってどこを重視するかということに尽きると思います。
私のようにエンジンフィールなどを重視する人もいるでしょうが、
スタイルなり、営業車ですから積載性や使い勝手などもあると思います。
個人的に勧めるかといえば、私はサンバーや、アクティを勧めるかなぁ・・
という所です。
座席の下のエンジンは、やはり個人的に合わないかなぁと、思いました(^_^;)