スリットローターに交換

純正のブレンボローターが摩耗して、外周で片側1mmも減っていたので交換しました。

はじめはプロミューのローターとTYPE PSのつもりでしたが、資金不足になってきたので妥協でディクセルにしました。
安くてスリット又はドリルドを探していたのでSD TYPEをチョイス

ディクセルのローターはシルバーで少し浮いた感じになるので、ハットとスリットをMr.カラーの黒鉄色を吹いています。

使用した工具はタイヤ交換に使う工具一式、ラチェット(サイズ　19) ・エクステンション(50mm)・ペンチ・クリップ外しです。
工具以外にワコーズのラスペネミニとスレッドコンパウンドも使って、ローター外し用のキャップボルトも購入しました。

ピストン戻しも買っていましたが、交換はパッドを使い回した為か使用する事はありませんでした。

そしたらキャリパー周りをバラしていきます。
対向キャリパーなので構造は簡単ですが、クロススプリングが固くてピンを抜くのに苦労しました。
スプリングを奥に外して押さえつつピンをペンチで引っ張ると簡単に抜けます。

全ての部品が外れたらパットを外すのですが、ローターがかなり削れて縁があったので簡単には抜けません。
指で押した所で簡単には動かないので、クリップ外しをテコの原理で押さえて隙間を作りました。

次に肝心のキャリパー外しです。
キャリパー自体は19mmのボルト二本で止まっていますが、ここがインプのローター交換での山場なんですよね😓

うちの盆栽号もねじ山が死ぬだろうと思っていたので、気休めにボルトの合わせ目とローター側の隙間からラスペネをかけて挑みましたが、何のこともなく4本きれいに緩みました。
見たところボルトの先にダストが溜まり、それが上手いこと雨水を侵入させないシールの役目を果たしている様な感じでした。

ただここで1本でも終わるとリコイルキット購入か業者への依頼が待っています…

キャリパーが外れたら後は簡単です。
ローターは大体固着しているので、ボルトを差し込んで強制的に剥がします。プーラーの同じ様な感じですね。

GRB.GDBなどブレンボローターにはM8 1.25のボルトを使います。
あとは好みですが、ホームセンターでハイテンのキャップボルトを買ってきました。長さは20mm有ればちょうどいい感じです。

後は逆の手順で組むだけですが、これからの事を考えてキャリパーの固定ボルトにはスレコンを塗っておきました。
使ってみるとワコーズのスレコンは歯磨き粉の様に伸びる粘り気があるので、水に流されにくい用に固めのペーストなパーマテックスのアンチシーズでも良かったと思います。

どちらも用途は一緒ですが、主成分が銅とアルミの違いがありますがその違いはよく分かりません。

締め付けトルクは規定は150Nだったと思いますが、色々考えて140Nで締め付けました。

後は軽く流して異音などのチェックをして終了です。
幸いジャダーなどもなく終了しました。

リコイルキット分の金が浮いたので、パット代に回そうと思います。