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2015年06月07日

アイサイトVer.2のレガシィに乗る ヘタだけどスゴいテクノロジーだ

アイサイトVer.2のレガシィに乗る ヘタだけどスゴいテクノロジーだ レヴォーグでは既にVer.3になって進化しているが、レンタカーでレガシィに搭載されているアイサイトver.2に乗る事が出来たので印象を書こう。







アイサイトは未経験

 先ず始めに私が経験している自動ブレーキの類いは父親のVW UP!、レンタカーでセレナ、CX-3のマツダで経験済みだ。この中でVW UP!が一番世代が旧い。Mベンツやボルボなど一番経験しておかないといけないメーカーは何分機会に乏しいので厳しいが、これら普及価格帯で乗っておくのは丁度いいのではないか。では先陣を切っているスバルを経験していないのは語れないと思い、いつものレンタカー会社でまた無理を聞いて頂いて、機会があったらという事でレガシィを回して頂いた。

 アイサイトver.2でのトピックは全車速追従機能付きクルーズコントロールと、一回聞いただけではフツーに意味の分からない機能である。でも無知でもいい。ABSやトラクションコントロールなんて知らない人がフツーにクルマを使っている。

 古くからあったクルーズコントロールというやつは、スロットルを固定するだけのモノで放っておくとぶつかるという殺人覚悟の機能だったが、つい最近、劇的にコストダウンして普及したのがアイサイト。今までは高かったのでMベンツなど高級車くらいしか採用されていなかったので、金持ちの特権かよ、これじゃぁ社会貢献には程遠いねと思っていたが、ここ数年で各社軒並み搭載されるようになり、まさにスバルが火付け役になったと言っていいだろう。

 さて肝心のインプレッションといこう。先ず先に感じたのはこれを経験してからは今グーグルとかが一生懸命やっている自動運転は現実に近いところまで来てるんだな、という印象を受けた。

本題のアイサイトVer.2を搭載したレガシィの印象を記そう。まずは「ぶつからない技術」のプリクラッシュセーフティだが、これはそうそう試す事はできないので、前車には申し訳なかったが信号停車でぎりぎりまで迫ってみたところ、警報とメーター内の警告で注意喚起された。私が乗っているCX-3よりも介入が随分と早い。UP!に至ってはヤバいんじゃないかと迫っても何も起こらないから最後の最後まで涼しい顔をしているのか、それとも壊れてるんじゃないかとさえ勘ぐってしまう位、警告の類いは入ってこない。どの時点からドライバーに警告を出すのか、ロジックはメーカーそれぞれの考え方だろうが、安全運転への啓蒙という意味では早めに促すアイサイトには共感するし、鬱陶しいという声も上がるだろう。つまりユーザー責任で設定出来るようにしたらいい。国土交通省から何らかの絡みがあるのか私の知らぬところだが、何かあった時の責任の所在は今後物議をかもすところだろう。

 そして目玉の「ついていく技術」の全車速追従機能付きクルーズコントロール。これはクルマの最新テクノロジーを経験した上で、クルマに乗り始めてから最も驚きと感心、未来感を覚えたテクノロジーだと言える。

設定はステアリングポストにあるボタンで車間距離と100km/hまでの最大車速を設定、恐る恐る前走車の後ろについてみる。交通量が結構多いから不安で、足はブレーキペダルを直ぐに踏めるような心構えでいた。前車がスピードを落とし、前方に混雑を確認。さぁアイサイトどうする?怖いので自分でブレーキを踏んだ。気を取り直して次だ次。前方、信号が赤になりアイサイトはレガシィを止めるのか?グ・グウーッとブレーキをかけて車間も丁度いいところでレガシィは止まった!

スゴいが私の方が上手い

 思わず「やった」と声が出た。ナイトライダーを見てきた私にとっては、欲しかった未来が現実になった思いである。ならpepper君を助手席に乗せればいいのだろうか?
一度確認出来れば、次は緊張も和らぐ。低中速の渋滞シーンでは途中、割り込みがあると結構なカックンブレーキを実行し驚く。自分の間合いの取り方が違うので、アイサイト、ヘタだなぁと思うが、計算をしての結果なので、アナログ的な感覚ではない。アナログ的な感覚と言えば分かりやすいのは、例えば前方200メートルくらいで信号が黄色になった際、アクセルを離し惰性で走ればいいものだが、同クルーズコントロール下ではまだスロットルオンの状態で前車に結構迫った段階でググーゥッとブレーキをかけ始める。人間でこれをやっていた場合、後続車に追突されるのでは…と心配になるものだが、ver.3ではカメラもカラー化になり、色を認識出来るようになった。ブレーキランプは認識するというから今後信号も認識すると、より洗練された制御が可能になるだろう。

 何度かちゃんと止まるし、前車との加減速も繰り返す事を確認出来れば、ちょっと一安心。これを書いているのがGW明け、東名阪集中工事の後だから、辛い渋滞シーンではかなりの負担軽減になると想像出来る。IT企業が目指す自動運転はまだ先にしておいてほしいが、現在の運転支援技術は私も人生設計が台無しになるくらいの大きな事故の経験があるからとても興味深いし賛同する。

楽してもいいのか?

 早くもこれでいいのか?と心配になった。というのは眠くなったのである。退屈になった、と言い換えてもいいかもしれない。私でも走行中に注意しながらもスマートフォンを見たり操作するが、その注意力も散漫になった覚えがある。でも圧倒的に楽チンになった。クルマの自動化はエンジンスターターからパワーウィンド、オートエアコンという快適装備からオートマチックとあらゆる面で自動化になってきたが、こと運転については支援の名の下、ドライバーの墮落推進装置になってはいけない。これを検証するべくBBCのトップギアが「ドライバーは寝ていいのか」「フレンチのフルコースでも大丈夫か」「助手席の女の子とメイクラブできるのか」と面白おかしく実験しそうなネタではあるが、運転支援技術を享受する我々は、使い方を理解しなければならない。

 今回はアイサイトver.2ということで、最新の「はみ出さない技術」は未経験。スバルが採用すればこれも一気に普及しそうだ。予防安全技術は日進月歩だし、トヨタがABSやエアバッグでやったように、全車で展開しそうな勢いである。これが日本人のガラパゴス文化らしく、商品性を維持する次の一手なのは間違いないが、エコや安全については私も文句がない。それもMベンツやボルボではなく…大衆車(敢えて言うが)から採用する日本のメーカーには拍手を送るべきではないか。
ブログ一覧 | 【コラム】Road On Mobirity | クルマ
Posted at 2015/06/07 13:40:30

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