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Takahide Sumidaのブログ一覧

2015年12月13日 イイね!

CX-3のi-ACTIVESENSE を評価

CX-3のi-ACTIVESENSE を評価
3年前あたりから自動ブレーキが普及小型車にも搭載されるようになってからは予防安全技術が急速に早まってきた。その点CX-3も抜かりはない。
今回はマツダの安全技術のパフォーマンスをオーナーの視点から評価する。




 今、新車を買うことの決め手の一つとして、安全技術がある。ここ数年、急速に技術が発達し、自動ブレーキをはじめとして軽自動車にも採用される様になって、一気に普及が進んでいる様に見える。

 かくいう私も事故の苦い経験がある。ヒューマンエラーを機械が助けてくれるのなら、投資は惜しまない考えになった。父親も追突事故を起こし、廃車となったアクシオの次は当時まだ珍しかった自動ブレーキを搭載したVW UP!を購入した。思えば、前車スイフトも、ESPやカーテンエアバッグは必要と思い、上級グレードをチョイスした。

 思えばクルマの安全性で能動的・受動的に急速に発達したのは20年前、トヨタが衝撃吸収ボディやABS、エアバッグを全車標準にしてくれたおかげで、クルマの安全は飛躍的に高まった。それ以前は「安全を買うならドイツ車かスエーデン車にしろ」というくらいで、日本車はどちらかというと安全は二の次だった。今は安全基準のおかげで、全部が同じというわけではないが少なくとも危ないとは言われなくなった。

 そして現代、マツダに於いてはどんな安全技術なのか?マツダに限らず、センシング技術が飛躍的に向上した恩恵でドライバーを補助する機能が高まった。マツダの場合、安全思想を標語にした「MAZDA PROACTIVE SAFETY」がそれだ。その中で「i-ACTIVE SENSE」が各機能を纏めた総称で、CX-3にも最新のテクノロジーが採用されており、これがなかったらスバルXVを選んでいたかもしれない。スバルはステレオカメラを採用し、人など認識機能などで他社を一歩抜きん出ている。昨今、各社この類が一気に華ひらいて比較が大変だが、マツダのそれは不満ということもない。今回のページでは実際の性能を体験した感想を述べようと思う。危険認知支援技術と衝突回避・被害軽減技術との二つの分類に分けられるので、よければお付き合いいただきたい。


《危険認知支援技術》

普段から役に立つ「ブラインド・スポット・モニタリング (BSM)」



 恥ずかしながらつい最近まで、「ドアミラーの淵っこに何か光ってるクルマがいる」というくらい、この機能を知らなかった。高価なメルセデスEクラスに採用されていて、安いクルマはだいぶ後の事だろう、と思い込んでいたからかもしれない。この機能はリアバンパー内に組み込まれたレーダーセンサーによって検知し、時速15キロ以上で対応しており、燐車線上の側方及び後方から接近する車両を検知すると、ドアミラーに配置されたインジケーターが点灯し、車線変更してはいけないですよ、と教えてくれる。

 使ってみるとこれが実に役に立ってくれることに気づく。実際、多くのドライバーが車線変更に首を振って後方確認することは厳しく、前方から顔を逸らすことを怖いと感じるはずで、せいぜい首を横に振るかドアミラーに頼る領域に思う。

「いないつもりで車線変更したら、直ぐ側にいた後方車にホーンを鳴らされた」経験もないことはない。このBSMはミスを助けてはくれないが、大きなサポートになる。検知範囲はドア後端部から約50m範囲。ドアミラーで後方車両が見えている時に車線変更をしようと思って、単純にアラームが鳴ったら入ってはいけないものと判断して間違いないと思う。とはいっても多少無理を伴うシチュエーションもあるだろうから、その時は慎重を重ねる上でサポートになってくれる。

しかも偉いと思うのは車線を検知している状態でウインカーを出さないで車線変更した場合、警告音がなるので、必然的にウインカー励行への啓蒙アラームとなっている事だ。最近はウインカーを出さないクルマが実に多く、こうしたクルマを見かけると大変に憤慨する。この機能は車線逸脱警報システム(LDWS)との連携で実現したから一石二鳥だ。

 もう一つ、この機能を応用してリア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)というものがある。駐車場からバックで出庫する際に左右から接近してくる車両を検知してインジケーターと警報音で教えてくれる。前向き駐車が比較的多い私としては、これも大いに役立っている。


性能向上が求められる「ハイビーム・コントロール・システム(HBC)」

 こちらはXDツーリング及びXDにメーカーセットオプションされている。約30km/h以上で走行中、対向車や先行車がいない場合には上向きに切り替わり、ヘッドランプ(対向車)やテールランプ(先行車)をカメラが識別・検知すると下向きに切り替わるというもの。これは東京オートサロンでデモンストレーション映像を見た時に驚愕し、CX-3に採用されると知って試してみたかった機能だ。というのも私は結構ハイビーム励行をしており、毎日の帰りの道で曲がりくねった暗い住宅街を走行する。ハイビームにするのは飛び出して来ないように自車の存在を示したいからだ。とはいうものの、街路灯などある程度明るい場所では機能しないというのは知っていたから、山奥など本当に暗闇のドライブに役立つものだと察してはいた。

 操作はウインカーレバーのライトポジションをAUTOにし、本来ならハイビームにするべく奥に倒せばHBCに切り替わる。まず残念だったのは毎日通る暗い住宅街ではうんともすんとも機能しなかった。やはり真っ暗闇でしか機能しないのだろうか。新車早々の時期は郊外に出る機会がなかったため、分からずじまいだったのだが、市街地では明るい交差点でハイビームに切り替わり、ひんしゅくを買った場面が一度か二度、あった。ロジックにない明らかな誤作動である。

 やがて遠出をする機会があり、先行車もいない真っ暗な国道に入れば機能を発揮、パチパチとロー/ハイビームに切り替えてくれるのは便利。ただ、人が任意で操作するよりも作動は緩く、数秒間は相手にハイビームを浴びせる場合もあり、申し訳ない気持ちにかられることが多いのも事実。これは今後認識の精度と光りのアルゴリズム検出、夜間のカメラの能力アップによって性能はあがるとは思うが、現状でも概ね問題ない。道路交通法では普段はハイビーム励行というから、それをやっていては手動ではかなり手間がかかるし、よほどの神経の持ち主でない限りは無理だろう。


襟を正して運転しようと気にさせられる 車線逸脱警報システム(LDWS)

 フロントガラスに設置されたカメラで車線を認識し、ラインを踏み越える可能性があると判断されると警報が鳴るシステムで、ウインカーやアクセルワーク次第では介入しないようになっている。
こればっかりは大きなお世話だと思っていた車線逸脱警報システム、CX-3に乗る前に日産セレナのレンタカーで経験済みで、ちょいと白線を跨いだだけでもピピピとうるさかった覚えがあった。例えば右折レーン手前のゼブラソーンをわざとショートカットする時もあり、良い行いとは言えないが、要領でそうしてしまうときもあるからだ。ところがいざCX-3で普段の自分使いになれば、その考えは改める事になった。きちんと車線を守ろう、という意識が自分の中で芽生えてきて、意識せぬうちにクルマからコーチングを受けていた事に気付かされたのである。

 それから本質的な話、疲れていて集中が途切れた場合に車線を踏んで警報音に注意を促され、ハッとすることもあった。長い運転歴をお持ちの方でも、対向車線を踏んだり、気が付いたらガードレールすれすれだった・・・なんて経験をお持ちかもしれない。こういう時に役に立つ。アテンザやCX-5ではステアリング補正やバイブレーション伝達までしてくれるものがあるが、警告音だけでもあるのとないのとではあったほうが役に立つのは間違いない。



《運転支援技術》

自動運転への未来を体感! マツダ・レーダークルーズ・コントロール(MRCC)

 こちらはXDツーリングLパッケージには標準、XDツーリングにメーカーセットオプションの設定で、これもスバルの影響を受けていて試してみたかった技術の一つ。対応速度は約30〜100km/hの範囲でミリ波レーダーで先行車をキャッチし車間距離を保ちながら先行車についていく、という未来の自動運転を示唆した技術だ。この類はスバルのアイサイトver.2とボルボで経験しており、先のメーカーは完全停止から発進まで対応しているのに対し、マツダは30km/h以下はキャンセルになってしまうから、例えば渋滞で停止→発進を繰り返すようなシチュエーションには対応しない。

こいつは楽チン、私は運転が嫌いなのか?と自問自答

 旧式のクルーズコントロールを経験した方なら設定もハンドルのボタンで簡単に設定できる。車間距離と最大速度の設定をすれば後はアクセルから足を離してもクルマは走り続ける。旧式は前車に追いついたらキャンセルするかブレーキを踏まない限りそのままぶつかるが、MRCCでは自動でスロットルオフかブレーキをかけて設定した車間距離を保つ。これが実に楽チンで、今の所高速道路に乗ったら直ぐに設定してしまう程なのだ。これが不思議な感覚でFFなのに後ろから押されている感覚が新しい。

ここで自問自答。運転が好きなはずなのに、MRCCを積極的に使っていていいのか?と自問自答。シリコンバレー風の完全自動運転が実現しても、クルマが好きでいられるんじゃないだろうかとポジティブに感じてしまった。ここまではまだ先の話とはしても、2020年には高速道路においては自動運転が実用化されるというから、クルマの運転が好きな人は自分の胸に聞いてみる機会となるだろう。

 話が逸れてしまったが、詳しくインプレッションさせていただくと、ドライバーが感じるいい点とおかしい点がある。高速道路を走行してよくわかるのだが、おかしく感じる点から説明しよう。例えば先行車がSAに入るレーンに入りながら減速された場合、人間だったら消えていくクルマなのだからスロットルはそのままの場合が往々にしてあると思うが、MRCC稼働中はガシッとブレーキをかけるシチュエーションがある。自分はいいとしても、後続車がびっくりするのでは、と心配になる。これは画像認識と細かい判定を加えれば改善されると思う。一方でいい点は隣の車線から入ってきたとしても、ギクシャクせず直ぐさま微妙な車間を取ってくれることだ。スロットルコントロールも絶妙で、自然な流れを形成できるようにセッティングされているように思える。
あとこれは良くも悪くも捉えられるが、車間を詰めてでも惰性で走る私に対し、MRCCは必要にブレーキを介入するのはしょうがないか。バックミラーを見ていて後続車に自分のブレーキランプが光るのを見ると面白い。

注意と希望

 マツダの場合は停止までは対応していないため、渋滞に遭遇しても30km/h以下に車速が下がった場合はポーンというアラートが鳴りキャンセルされるから注意しなければならない。これが残念で、スバルのアイサイトでストップアンドゴーの渋滞に遭遇した時、こんなに楽になるものかと感激した。マツダでも0km/h→発進まで対応して欲しいのは勿論のこと。注意しなければならないのはMRCC解除のアラート音が小さく感じる。各社の性能差がユーザーにとって熟知しているわけではないので、キャンセルのアラート音はインジケーターと共にもっと大袈裟にしていいと思う。オーナードライバーだってうっかりする事もありえるわけだから。

この機会にマツダに限らず提言させて頂くと、警報音と同時に音声合成を入れてみてはどうか。というのは各メーカーごとに性能差もあり呼称だって違う。横滑り防止装置が色々呼び方があるのと同じで、ただアクセルやブレーキ、ハンドルまで機械に任せるようになってくると先に話したレーダークルーズコントロールが30km/h以下でキャンセルなのか否かが車種グレードごとに違うのであれば分かりにくいのが現状だと思う。過信するなとカタログの下に小さく書いていてもそれは不親切というものだ。
現状の警報音を鳴らすのはメーカーも考え抜いてのことだろうとは思うのだが、私は両方同時に発するのが適切ではないかと思う。バイリンガル対応にすれば尚更ではないだろうか。






《衝突回避・被害軽減技術》

試せるわけではないが不意の制動を確認 スマート・シティ・ブレーキ・サポート〔前進時〕(SCBS F)


 現在多くのクルマに採用される事になった緊急ブレーキの類で、CX-3の場合は前進時のみ対応する。約4km/h〜30km/hでの低速走行中、フロントガラスに設置した近距離を高精度で検知できる近赤外線レーザーレーダーで先行車をキャッチ、衝突の危険性が高い状況下ではブレーキの踏み増しもしくはノンブレーキでも自動でブレーキを制動し衝突回避もしくは被害軽減に努めるというもの。コンビニによくクルマが突っ込むというニュースを聞くが、AT誤発進を警報と同時にエンジン出力を抑えてくれる機能も備わる。これもおっかなくてテストするなんて悪行はできないが、実は不意に急制動を経験した事がある。先行車に追従中、前のクルマが急にコンビニに入ろうと歩道のスロープに乗り上げた。私は急だったので驚いたが消えていくクルマなのでブレーキもそこそこにやり過ごすつもりでいたのだが、スマート・シティ・ブレーキ・サポートが介入しフルブレーキをかけられ、助手席にあった荷物が全部足元に落ちた。不意の自動ブレーキにかなりビックリしたが、考えてみればコンビニに入ろうとしたクルマも歩道のスロープの途中で止まるかもしれないわけで、そうしたらとっさにハンドルでよけるか急ブレーキでぶつかる可能性だって否定できないわけで、これは私が悪いと反省、またしても機械に教えてもらった気がしたのである。


試せるわけではない!スマート・ブレーキ・サポート(SBS)

 XDツーリングLパッケージには標準、XDツーリングにはメーカーセットオプションの装備で、時速15km/h以上で走行中、ミリ波レーダーで先行車をキャッチ。
車間が詰まるとドライバーの範疇で衝突を回避できる場合は警報音で警告し、さらに詰まると軽いブレーキを作動、もうダメだ、ぶつかる、と判断されたん場合に強いブレーキを作動させ、衝突回避や被害軽減に努めるといったもので、悪行とはわかっているが試しているが作動を確認できるところまで出来ない。従ってレポートはちょっとやそっとでは介入しない事だけはわかった。是無事名馬なのだが、スバルのようにどこかで体験イベントを開いてほしい、と思っている。


苦言

 BセグメントのCX-3には十分かと思うi-ACTIVISENSEの内容だが、スマート・シティ・ブレーキ・サポートが前進にしか対応していないのは結構間抜けだと思う。なぜならAT誤発進は前進・後退共にドライバーのミスは50:50の可能性ではないかと思う。前向き駐車と後ろ向き駐車は日常どちらもあるわけだし。それにアテンザやCX-5には対応している、SCBS RがCX-3に装備されていれば、バックに失敗して柱にぶつけてしまったミスも助けになった可能性が十分にある。超音波センサー二個の追加だけなら私は喜んで投資していた筈。私のミスなのでクレームをつける権利はないが、高くなっても構わないからせめてメーカーセットオプションに組んでほしい、と思っている。






<2015年12月14日>











Posted at 2015/12/13 23:51:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | マツダ CX-3 XD Touring SCP | クルマ
2015年12月03日 イイね!

【リコール】スカイアクティブD1.5 搭載車

【リコール】スカイアクティブD1.5 搭載車自動車関連の不具合に関するリリースは何かとピリピリした情勢だが、遅きに失しず、迅速に対応できてる印象をマツダに抱いたのであった。











## 早くもリコール

 CX-3にリコールが出たらしい。らしい、というのはSNSへの投稿でiPhoneから飛び込んできてわかったこと。画面を開けることもなく、間も無く正式な情報を見るだろうと思っていた翌日にマツダからのDMが自宅に届いた。その翌日にT海マツダの担当セールスSから入電、入庫の段取りを組むという一連の流れだった。SNSで最初に情報を得るとは、情報の流れがイマドキで面白い。

 師走になれば、何かと忙しなくなるから、一時間程度の作業でもいつ入庫できるかわからないので、入電のあったその日の夕方にサービスの予約を入れた。

ディーラーの対応は真摯なもので、こちらが恐縮してしまうほど。さてリコールの内容だが原動機の補記類を駆動するドライブベルトの引張り強度が低下しているものがあり、使用過程で切れる可能性があるというもの。補記類はウオーターポンプやオルタネーター、エアコンである。ドライブベルトの芯線の配列が不適切なため、切断されると補記類が駆動しないばかりか、最悪の場合、エンジンストップに再始動不可になるという。

 さらにもう一件、案内には記されていなかったが、燃料フィルターのパッキンの不具合で燃料漏れの可能性があるとのこと。今回の対応はベルトの交換、パッキンについては対策部品が出来上がっておらず、先ずは公表と燃料漏れがないか点検という初期段階での対応となった。パッキンについてはリコール隠蔽ととられないよう、早め早めの対応としていることが伺える。

 対象は1.5リッターディーゼルエンジン搭載車ということで、該当車種はデミオとCX-3。気になったのは故障が相次いだからリコールというジャッジに踏み切ったのかというと、どうやらそのようで、確率的には一万台中の一台で、T海マツダで販売した顧客に一件発生していたそうだ。因みに燃料漏れも一万台中の一台で事例があったという。


##リコールを考える

 思えば今までのクルマ遍歴で、リコールが続いていることに気がついた。前回のスイフト、三菱アイ、それに父親のVW UP!だってそう。きょうび新車を買えば、リコールがやってくると思っていいくらいだ。今まで不具合を体験してリコールを受けたことはなく、リコールのリリース通りに構造的に欠陥があり、もしもの事態に備えて部品交換をしてきた事案しかなかった。

 一台のクルマの部品点数は約3万点、重さ1トン強の移動する物体がもたらす質量は相当なものだと思っている。これだけのものだから、製品に対しての完全は求めていない。もちろん、被害を被るのは嫌だが、きちんと対応してくれればいいと思っている。まぁ輸入車でリコール対策もなんらしてくれないクルマにも乗ってきたから、寛容になりすぎているかもしれないが、飛行機や新幹線のように完全に身を任せるわけでもなく、まだまだクルマは自己責任の範疇が大きい。自由度が大きいからこそ、リスクを負うのも承知の上で我々はクルマに乗っているのではないだろうか。


## リニューアルされたショールームは変化が



 DMを受けとった翌日に担当セールスSから連絡を受けた後、用事も何もなくなった夕方の時間帯に入庫できたのは好都合だった。ショールームがリニューアルされたのは随分前からだったが、白を基調とした爽やかだった雰囲気とは対象的に、黒を基調としたシックな雰囲気に生まれ変わり、マツダのイメージが一変した事を感じる。担当セールスSも一通りの仕事を片付けていたようで、作業終了までクルマトークに付き合っていただいた。ショールームに訪れる客層は確実に変わってきているようで、ボルボV60ディーゼルとアテンザの比較でアテンザに決められたりされるなど、着実に輸入車層もとりこんでいるし、ロードスターを試乗しようと、(ひやかし?)まるでファミレスの順番待ちボードのように列をなしたこともあったそうだ。ここT海マツダのはす向かいにはトヨタ店があり、トヨタ店の方が店格は高いのに、T海マツダの方が高級というか洗練されてしまった。

気がついてみれば工場のシャッターも降ろされた時間帯になり、我がCX-3もドライブベルトの交換が済んだところで綺麗に洗ってもらい、エントランスにスタンバイされていた。燃料フィルタの件については追って連絡が入ると伝えられ、ディーラーを後にした。




<2015年12月3日>


Posted at 2015/12/03 02:08:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | マツダ CX-3 XD Touring SCP | クルマ
2015年11月28日 イイね!

CX-3の修理から代車の事故!?…工場から戻ってきたもののプチクレーム!?紆余曲折あり

CX-3の修理から代車の事故!?…工場から戻ってきたもののプチクレーム!?紆余曲折ありCX-3の板金修理から戻ってきてから1ヶ月、仕上がり具合がディーラーにどう映るか興味があり、依頼したことから始まった。








## T海マツダにて6ヶ月点検を受けるついでに修理の評価を依頼

 CX-3も5ヶ月を超えたところで走行距離は7000キロを超過。もっと延びるかと思ったがそれでもなかなかのペースだと思っている。しくじったのは5000キロを超えたところでエンジンオイル交換をしたかったがタイミングをつかめず、結局7000キロまで引っ張ってしまった。そこで6ヶ月点検という節目で交換する事になり、メンテナンスプログラムである「パックdeメンテ」を適用としディーラーへ予約した。当然、36ヶ月分支払い済みなので今回費用は発生しない。

 この6ヶ月点検でサービスに入庫させるのを機会に、板金修理を施した箇所を「第三者の目で仕上がりを見てくれないか」
と注文を入れた。何もI自動車さんの技術を疑うわけではないが、ディーラーの見識というのも興味もあってのこと。というのも、保険代理店Nさん推薦のモータースさんに入れるまでは、デ ィーラーお抱えモータースに入庫させる予定を組んでいた背景もあったからだ。


## 好調マツダ、盛況のショールームで待っていると…

 それにしても日曜のディーラーは混雑していることに驚く。サービス待ちのお客さんは勿論、ショールームに飾られる新車に目を輝かせる人、私のようにバックで自滅し、修理の出来栄えのジャッジを待つ顧客…丁度この頃、フォルクスワーゲン社の不正ソフト問題の渦中で、テレビにもその様子が映っていた頃に担当営業Sが現れ「BMWやBenzにも飛び火しているけれどお宅(マツダ)は大丈夫!?」と聞くと、安心してくださいではないけれど「北米でディーゼルは売っていませんから」と自信ありげ。と間もなくサービスが現れ6ヶ月点検の作業所にサインをすれば工場のリフトに乗せられたCX-3に案内されると不穏な空気が漂い、「いい加減な修理ですよ」と告げられ私は凍りついた。

 指摘箇所は2箇所あり、一つは右リアホイールハウス内のカバーを留めるプラスチックネジの欠落、もう一つはうまくは説明できないがバンパーから覗いたシャーシ部分にパテのような盛り方(これは後にシーラーという部材ということがわかる)が左右、新車の状態から違うでしょ?とのこと。「これは25万円の修理ではないですね」「うちだったらこうはしない」この指摘を受けて正直ショックを受け、施工したI自動車さんに相談する前に、責任が何処にあるのか判断できず、とりあえず相談しやすい保険代理店Nさんに連絡をしたところ、スっとんで来てくれた。写メを送ってもらい、瞬時にI自動車さんから連絡が入り、再入庫の段取りとなった。あれだけ丁寧な説明を受け、納得の内容でディーラーを使わず、モータースに入庫したというのにどういうことだ?今回の代車は再び曰く付きの赤いヴィッツらしい。


## 修理にするにしてもいろいろやり方が

度々お世話になることになったI自動車S社長に恐縮しながらもディーラーで言われたことをそのまま告げると、社長の逆鱗に触れ、「ディーラーがそんなことを言うとはけしからん!」と逆に非難する。

 ここまで整理をすると、保険で修理するのだから、お金にも手間もかけてしっかり直してほしい、もうひとつ、買取査定が響かないようにしたい、これが私からのオーダーだ。これに対しI自動車さんはリアフェンダーパネルはそのまま残して板金、ディーラーはバックドアの溝から切り貼りで交換されるとのことで、I自動車のS社長はT海マツダ出身というから、ディーラーに修理を依頼すれば、どのような内容になるか把握しているという。端的に言えばディーラー依頼だと修復箇所が増え、I自動車さん依頼だと少なくて済むということだ。
 話を元に戻せば、「ディーラーがお客さんを不安にさせるような言い方はなんだ」「どんな修理をしたか判断してから物申すべき」とS社長は吠える。少し振り返れば、T海マツダで慌ただしい時間帯に他社による作業内容を評価してくれというのもディーラーは乗らない話で、リフトに乗せ一見してのコメントだったのだろう。少し申し訳ない事をしたと思った。しかしCX-3オーナーとしても権利を守るという意味では間違いではないと思う。

## 結局どうだったのか

 前回美濃加茂のお坊さんに割り込まれ事故になった赤いヴイッツに2週間乗り、S社長から仕上がり完了の連絡を受けI自動車さんへ向かう。結局どうだったのかというと、前記したシーラーの塗り方というのが違う解釈であった。これについて工場に入庫している他のクルマで見せてもらったのは、新車の状態であっても「見えないところ」は塗布の状態がモリモリになっていたり、お好み焼きにソースを塗ったようにハケでサッと塗っていたりと個体によってかなりバラつきがある事を発見。一方で初代ekワゴンのバンパー奥を見ると割と丁寧な仕上がりだった。コストダウンしていた三菱の軽だったのにも関わらずだ。一方で現行のデイズルークスは見るからに適当なゴッテゴテだったし、マークXだってそうだった。I自動車Sさんによれば、「無駄なく十分に、しかも美しく仕上げろ」と職人に指示していたという。なるほどプラモデルの様に接着剤をはみ出したり山盛りに塗布しても不毛なように、「見えないところにも拘る」スタンスが伝わってきた。では何故新車の製造段階からモリモリダバダバなのか。私が思うに「時短」なのだろう。生産効率アップのためではないだろうか。どちらにしたってクルマのパフォーマンスは変わりはないのだけれど、そりゃあモータースさんは流れてくるクルマに対して作業するわけではないので、無駄を省き整えるというのも合点がいくものだった。

ただ、T海マツダさんの指摘の仕方がI自動車さんの修理の仕方に理解が足りなかったか、確認不足か説明不足だったのかもしれない。確かに刺激的なワードを浴びせられた気分ではあったのだが…いずれにしてもT海マツダさんとI自動車さんでは修理の仕方が異なるということ、それによって買取査定に違いが生じるということを学ばせてもらった。

 もう一点、見た目には綺麗に直っていてもボディ、骨格へのダメージは如何に?正直こいつが気になって仕方がなかった。修理後、乗った感じでは全く新車時と違和感は感じず、それでも気になるのでI自動車Sさんに聞いてみると、「もしボディが歪むことがあればパネル同士のチリが合わなくなってくるはず」とのこと。バックで柱への衝突の際、クリープ程度の速度であればバンパーにより相当吸収されているはずで、それを支えるバンパーバーも修復後、図面から0.1mm単位で誤差がないことを確認しているという。後はもう私の気持ち次第ということで、今なお持って遺恨が残っているのは変わらず。今回CX-3については気に入って買ったクルマだけに、やるせない気持ちである。であればボディ補強パーツを入れようかとも考えているが、突っ張った感じになりすぎるのも好みではないし、これ以上フロントを重くしたくないというのも事実。まぁこれからCX-3に対してどうしたいかをじっくり整理したいと思う。

 Sさんからは豊富な経験からこの他にもクルマに関すること、保険に関すること、流通に関すること、色々と語ってくださった。詳しいことは別の機会に記すとして、端折って説明すると通販型の自動車保険にトラブルが多く、I自動車さんに入庫しているお客さんで多くが不満を抱えていること、エンジンオイルは5,000キロ毎に変えるのがベストで、クルマ買うならガリバーで、欧米型のビジネスモデルで業界の常識をひっくり返すものだという。何分自動車産業から遠いところにいる私は知識も浅はかである。自動車Sさんから伝えられた事の一部しかここに記せてないので、つたない文章で申し訳ない。でも今後のモーターライフにおいて、頼もしい人に出会えた気がする。





<2015年11月29日>


























 

 



Posted at 2015/11/28 14:02:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | マツダ CX-3 XD Touring SCP | クルマ
2015年10月02日 イイね!

マツダ CX-3 XD Touring セーフティクルーズパッケージ 【6ヶ月 7020km】装備の評価イロイロ マツダコネクト編

マツダ CX-3 XD Touring セーフティクルーズパッケージ 【6ヶ月 7020km】装備の評価イロイロ マツダコネクト編 一昔前までの車内の娯楽はラジオかCD、車両情報は指針の油圧メーターとか電圧計の補機類くらいのものだった。それが今はハイブリッドカーに始まるエネルギーモニターとか植樹が何本できたとか、液晶モニターの介入で情報量がグンと増え、ラジオとかよりiPodは勿論の事、スマートフォンが車内に入ってくるとそこから先はなんでもござれの世界である。今回はそんな無限大に広がった車内環境を支えるプラットフォーム、マツダコネクトについて感じた事を認めよう。



## マツダコネクトを評価

 マツダコネクト。車両の設定、燃費に関する情報からナビ、 ラジオ、地デジ、CD/DVD、USB、Bluetooth、ネットラジオからリアカメラ、携帯電話の通話まで、ドライビングにに必要不可欠な装備品を一括操作・管理できる。少しネガティブなことを言わせて貰えば、特にナビ、オーディオを自社で括ってしまったために、社外品をインダッシュすることができないため、自分で気に入ったものを見つけてきてインストールすることができない。これは他のマツダ車も同様で、仮に社外品を装着できたとしても、マツダコネクトとリンクさせるのは難しい注文だ。近い将来、アップルのcarplayが理想になってくれそうなのだが…。

 ところでこのマツダコネクト。使いにくいとった噂が立ち、ネットの書き込みを見ていると、どうやらアクセラの世代が酷評というか出来損ないとまで言われようだ。その多くがカーナビ機能というのは大方予想どおりで、担当セールスSによるとナビのソフトは海外製で、それを駆動するマツダコネクトのプラットフォームはLinuxで動いているとのこと。オープンソースの下敷きならナビくらい、思い切ってデンソーくらい採用に踏み切ってほしかったが、私の場合、ナビSDカードはおろかDVDも地デジチューナーすら持っていない。ナビも地デジもCDもなくて、きょうび大丈夫か?といわれそうだが、今回のクルマから「脱カーナビ、ようこそスマートフォン」を自分で勝手に掲げたのだ。インフォメーションやエンターテイメントは全て1台のスマートフォンが役割を担いますよ、というわけ。

 前のスイフトではカロッツェリアの当時珍しかったフルセグを搭載した楽ナビに、ドアスピーカーはデッドニングも施したが、利用するコンテンツはほぼスマートフォンで昼帯ワイドにイブニングニュース、深夜ラジオを聴く程度になってきたのだ。今、私が求めるのはBluetoothとAUX端子のついたアンプ、レシーバーがあればそれで十分だと思っていた。だから次回は1DINのシンプルなデッキさえあればそれにしよう、と思っていた。今回マツダコネクトのそれは私のニーズにドンピシャリで、そのあたりの実用性も加えて感想を述べさせて頂きたいと思う。


## CX-3のモニターはやや情報不足

 CX-3に搭載されるマツダコネクトのモニターは、ナローな曲線を描いた一昔前のタブレット端末のようで、モニターの解像度はスマートフォンを見慣れた者には緻密さに欠け、スペックは800×400のWVGA。アイコンやテキストは大きく、グラフィックは落ち着きのあるもので、いたずらにゲームのような遊びがないのは好ましい。これも万人に見易さを追求した結果なのだろう。一方で一画面に表示できるインフォメーションが少ないのは最近になって気がついた。燃費に関する事でもアイドルストップ時間や木が何本立ったとか、平均燃費であったり知りたい事が別画面に切り替えなければならず、煩わしさを感じる。私はもっぱら燃費モニターとBluetoothオーディオを常用するが、確認したい情報の為に画面を切り換える作業量が多く、負担に感じている。さらに訴えたいのは、せっかっく独立して★印のショートカットボタンがあるのだから、ラジオのお気に入り登録だけに割り振るのではなく、アプリケーションを跨いで設定出来たら良かったのに、と感じたユーザーも少なくないだろう。こうしなかった背景を想像すると、ショートカットの為のソフトを起動しておくのに、システムに負担がかかる事を嫌がったのではないだろうか。



 一方でインターフェースは実によく出来ており、好みに応じて液晶パネルのタッチ操作をすることもできれば、ステアリングホイールにも音量や電話の受ける、切るボタン、FWD/RWDボタンが付いている。私はもっぱらセンターコンールのコマンダーをメインに使っており、ジョグ・ダイヤルのクリック感も適度に硬く、重めで、画面の項目を動かす節度感も合格点。それにコマンダーがセンターコンソールに配される位置も適切、そのすぐ下には音量調整の ” ツマミ ” があり、それらを操作する盛り上がった ” 土手 ” たる手の置き場も " Be a Driver " 思想を感じる、いいカンジの場所だ。私が経験してきたこの手のインターフェースでは、レクサスの ポインターを動かす” マウス ” は使いにくく、BMWのi-driveはマツダコネクトと同等に感じた。特にレクサスは無段階に動くポインターはとてもブラインドコントロール出来るものではない。その点、マツダコネクトは昔のソニーの携帯電話のように、或はプレイステーションやブラビア、レコーダーの操作感覚に近く、安全な操作感覚が好ましい。




## 6ヶ月燃費

 マツダコネクトのページを割いたついでに、新車から6ヶ月が経過し、7000キロのトータル燃費がとれたのでここに報告しようと思う。本当はCX-3は燃費データのリセットをトリップメーターAと同期させなければ、生涯燃費を統計する事が出来るのでそれを狙ってはいたのだが、今回ドライブレコーダーの取り付けでヒューズボックスを触らなければならず、バッテリーのターミナルを外したお陰でリセットになってしまった。アイドルストップ時間の累計や節約燃料と木が何本、の表示は残してくれたので一安心。まぁ半年というスパンでデータを出せばいいかと思った。

 そしてお待ちかねの6ヶ月燃費はメーター表示で20・8リッターだった。振り返ればほとんど走行シチュエーションは変わらず、名古屋市内と三河地方を巡回する生活を送ってきた。内容は高速道路と流れの良い国道、市街地をざっくばらんに5:5の比率で走り、高速道路も法定速度内、市街地も加速は緩やかに、減速は惰性を心がけ、定置走行は一定のスロットルワークを心がけた結果。e燃費ユーザーの平均値は18.9キロくらいだったから、エッへん、黄金の右足とでも言うてもらおうかと横柄に出るのであった。

<2015年10月2日>















Posted at 2015/10/05 02:11:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | マツダ CX-3 XD Touring SCP | 日記
2015年09月02日 イイね!

修理はオーダー次第で仕上がりが異なる マツダ CX-3 XD Touring セーフティクルーズパッケージ 【4ヶ月 5800km】

修理はオーダー次第で仕上がりが異なる マツダ CX-3 XD Touring セーフティクルーズパッケージ 【4ヶ月 5800km】前回の記事ではCX-3をバックさせ、うかつに後ろにあった柱に衝突してしまい、修理先を決めるところで締め括った。その後紆余曲折あったが、CX-3がようやく主人の元へ帰り、一段落付いたところで前回からの続きをレポートしたい。





 前回の記事を書いたのは柱に衝突した当日の事なので、そりゃぁショックは大きかったし、眠れぬ夜を迎えたといっても過言じゃなかった。

この記事を書いているのは晴れてCX-3の修理が完成し、我が元へ帰ってきたところ。途中、代車のヴィッツでも衝突事故があったりして、現在相手方と過失割合でこじれている最中。だから代車ヴィッツについては解決はしておらず、紆余曲折あったが、CX-3がようやく主人の元へ帰り、一段落付いたところで前回からの続きをレポートしたい。


## お医者さん選びは慎重に


私の保険代理店と待ち合わせをし、CX-3の写メを撮ってもらったところでモータースに送信、(以下I自動車と記す)写メを見たI自動車さんは一度見せてくださいとの事でI自動車さんへ診断にいってきた。

I自動車さんが受け取った画像ではこれなら保険使わなくても…という見解だったが、実際に肉眼で見たところ、

「いや、これわぁぁあ…ですね」

と、やはりというか覚悟を決めて聞くと、保険で修理した方がいいとのこと。であればカネをかける事には厭わないから、査定には極力影響しないようにバッチリ直してほしい、と伝えると、I自動車さんの目が光り、手を加える場所によって修復歴ありなのか、事故扱いなのか否かを詳しく説明して頂いた。素人の私では同じ説明は出来ないので端折らせて頂くと、トランク・ドアの溝の部分が修理されていなければ修復扱いにはならない、とのこと。後で調べてみるとわかるのだが、日本自動車査定協会が定義づけている。修復歴と修理の定義は違うのだ。少なくとも修理歴や再塗装歴は免れなく、塗装に至っては、煙草のような磁石ツールを使い、引っ張られ具合で判明するというから、見た目の仕上がり云々の話では無いようなのだ。


 ここまで素人の記述で分かって頂けるとは思わないが、やはりディーラーお抱えのモータースより保険代理店から照会されたI自動車さんに信頼が得られたので、此処を主治医とすることにした。ただディーラーお抱えモータースが悪いのではなく、どんな修理をするかといったオーダーの問題なのだ。前回の記事通りに、勢い任せで入庫していたら、おそらくリアの右半分はごっそり変えられてしまうだろう、とのこと。そうなるとドアの溝の部分も切り貼りされてしまうため、修復歴有りになってしまう。

I自動車さんはこの点を配慮して頂き、査定の影響が小さく済むようにしたい、とのこと。したい、というのはリアバンパーを外し、骨格を引っ張りだせるか否かが現時点で判断出来ないからだ。結果的にはドアの溝の部分も手を入れずに済み、各パーツの交換、バンパーの骨格は引っ張りだし、パネルの再塗装、という内容となった。

ここで疑問。今回の修理でボディが軋んだり、ユルい感覚を覚える事はないのか、というと
「それ…ぇはぁですね、ない」ということ。

 モノコックボディなのだから、つま先まで物質エネルギーが分散されたとは思うが、何せクリープの速度で柱に当たった具合なのだから、フレーム修正を要するまでもない修理だ。I自動車さんが濁したのは、例えばドアの開閉が多ければその分ボディはやれてくるということ。つまりユーザーの使い方次第だし、既に私のCX-3は大袈裟に言えば1000キロも走った時点でもう新車のコンディションではないということだ。

 ただ言えるのは、リアのバンパーを支える骨格の溶接をしたとすれば、溶接スポットが増える分、逆にしっかりくっつくため強度は増すとの事だ。その他にもマツダやスバル車の作り込みとトヨタ車との違いなど、うーむと腕組みをさせられるような話をしていただき、さすがはメーカーの域を超えた職人達の生の声を聞いた感じで、別の機会があったら記そうと思っている。


## 久しぶりのCX-3に再認識


 1ヶ月ぶりにCX-3との対面。こんなに立派なクルマだったっけ?と改めて思う。ドアを開けると、まだ新車のマテリアルの匂いが漂ってきて、気分は高揚する。代車ヴィッツの事故状況をヒアリングされ、ご挨拶もそこそこに、I自動車さんを後にする。代車の代車、ミライースから直後の乗り換えでは車各の違いに動揺する程で、ウインカーを出すときは思わず左手が反応していたのだ。2日前にボルボV60に乗っていたとはいえ、これはちょっとした事件である。CX-3は輸入車の感覚に最も近い、と思った瞬間だった。マツダ車は輸入車と遜色ないクルマだという事だ。

 気になる走行性能だが、全く違和感がなく、初めて試乗車を動かした感覚が蘇ってきた程。ダイナミック性能が落ちたのかどうか判断を下すのは時期尚早で、クルマに負荷をかけなければ判断出来ないだろう。でもその領域はメーカーのテストドライバー程のスキルの持ち主でなければ、分からないと思う。後は耳の痛い話、保険の等級が回復するまでのなが〜い期間や、精神衛生的な気持ちの問題をクリアしなければ。いずれにしてもCX-3と走る生活が戻ってきたのは歓ばしいこと。

さて中断してしまったCX-3のインプレッションは追々綴っていくので、お待ち頂きたい。

<2015年9月2日>

Posted at 2015/09/02 02:45:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | マツダ CX-3 XD Touring SCP | クルマ

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