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Takahide Sumidaのブログ一覧

2008年04月16日 イイね!

MAZDA MPV V6 (USED) 10ヶ月+6年9ヶ月 46955km 【最終回】数の子MPV

MAZDA MPV  V6 (USED) 10ヶ月+6年9ヶ月 46955km 【最終回】数の子MPV










ご売却

 MPVを手放すことにした。もともと自家用で三菱iが活躍してくれていたのだが、縁あってMPVに出会い所有することになった。その時に考えていたのは仕事用のパートナーとして、ヨーロッパの高速を飛ばすメルセデスベンツ・Vクラスのようなトランスポーターとして、或いは小粋にカングーのような華やかさもアリかと思い、何の躊躇もなく手に入れたのだが、使いこなす、とまではいかずレポートは三回目にして最終回となってしまった。最後のレポートはMPVの暮らしを振り返ると共に、巷に溢れるミニバンの存在感についても考えてみたのでここに記していく。


振り向けばMPV

 ここ中部においてはミニバン天国である。目分量で測るだけでもとりわけショッピングモールの駐車場を見る限り、セダンやスポーツカーが埋もれてしまうくらい、ミニバンが多く生息しクルマの平均身長は伸びている。そのなかでも先代MPVは同じ駐車場のブロックに3台いてもおかしくないくらい友達がいっぱいいる。これはトヨタがお膝元の愛知県としてはなかなか検討しているんじゃないかと思う。とにかく数が多いのがMPVだが、マイナーチェンジのほかにもいろいろな仕様を登場させることにより、常に鮮度が保つことにより好調な販売を維持し続けた台数を増やした、と考える。

 99年登場の前期型と05年の末期方ではまったく別のクルマと言っても過言ではない。筆者が所有したのはLW5Wという形式で前期型V6モデル。ご存知フォード製2.5リッターV6エンジンだ。前期型には他に2リッター直4が選べ、マイナーチェンジを持ってアテンザと同様の2.3直4と3リッターV6 が与えられた。エクステリアも前期型と後期型では別物といってもいいフェイスリフトが行われ、アテンザ以降、しきりに拳を振り上げる“ZOOM-ZOOM”宣言に歩調を合わせた格好となっている。

 後期型は現行MPVさえ見なければ今でも十分に魅力あるミニバンだ。デザインはフロントノーズを間延びさせて歩行者衝突対策をとり、同時に段を一段設けることによって大きさを感じさせない、軽快なイメージを持つことに成功している。軽快といえば頼りなかった初期型の2リッターを2.3に拡大、V6もフォードのしがらみから脱出し自前の3リッターV6を積み、ATも5段になった事でクルマの守備範囲も拡大したように感じられる。

 尚、装備はこのクラスでは必然になってきた電動スライドドアを採用、これがあるのとないのとではかなり違う。自慢のカラクリシート、特に3列目を床下に収納できたり、反対に向けてベンチにできたりするあたりはライバル達にとって今なお大きなアドバンテージだ。


一昔前のミニバン

 話を筆者のMPVに戻そう。エスティマやオデッセイに慣れ親しんできた輩にとって、MPVの第一印象は「まっとうな作りだが、もはや古臭い」というものだった。理由はフォード製2.5V6と4段のATでこの大柄なボディを引っ張る乗り味である。このクルマが出た当時、既にミニバン界は2.4リッター直4が主流で、やはり効率の上で劣る。軽くて小さい直列4気筒の方が効率がよく、大きくて重いV6のメリットはスポイルされてしまっている。

まぁ、フォード傘下になったばかりの台所事情はあったのだが、ジューシーなハンバーグランチのようにV6の旨みは十分に味わうことができる。例えばアイドリング時の振動の少なさや一気に回転を上げたときのモリモリ感のあるトルクの出方、とりわけこのフォードV6は大荷物や人を沢山乗せたときなど、あらゆるシーンでゆとりを感じることが出来、空いた郊外の国道を流していると、その古臭ささは昔から営んでいる個人経営のレストランで味わえるジューシーなハンバーグランチのような味わいだ。





グランドツーリングの共に

 富士五湖まではいかなかったが、河口湖・山中湖周回と諏訪湖から木曽路で帰路に着く旅に連れ出した。御岳で満天の星空を眺める目的と、MPVの性能を最大限まで引き出すべく、ワインディングロードを飛ばしてみた。

 筆者のMPVはサスペンションのバネが縮められており、ご覧のとおりローダウンルックである。巷でいう“ツライチ”とまではいかないが、スペーサーも入っていてトレッドが拡幅されている。果たしてどんなパフォーマンスを示すかと思いきや、これがなかなか面白かったのである。フロントヘビーの巨体はロールで怖い思いもしなければ、タイヤが悲鳴を上げることもなく、(因みにタイヤの銘柄はレグノの標準装着版)いとも簡単にコーナーをパスするのだ。調子に乗ってスピードをあげても、一向に破綻を見せることはなかった。アップダウンの激しいワインディングでは時折下回りをヒットさせ、おそらくラテラルロッドからなのか、音源はわからないが「カン」と軋むこともあった。

多くのミニバンに乗ったわけではないが、この驚きはオデッセイの時と同様であった。もっとも最新のMPVのように低床ミニバンといわれるものばかりか、エスティマにしたってミニバンの運動性能は私が抱いているグラっと傾く、曲がらない、切り替えしが鈍いといった印象はもはや捨ててしまったほうがいいのかもしれない。


高速テスト



 夜も更けてきたところで高速クルージングを試す。非合法ながら先行する他車がいないことを確認し、アクセルは床から離さず踏みっぱなし。動物が飛び出しても回避できない危機が脳裏をよぎる。ただ、トンネル内では風の抵抗も少なく、メーターを振り切ってもリミッターが作動する気配がない。さすがに最高速でのレーンチェンジは怖く、それが例え旧いゴルフであっても、アウトバーン育ちのドイツ御三家の性能にはかなわない。フロント周りの骨格を板金修理した筈のMPVだが、クルマの挙動は比較的安定している。ただ、タイヤなのか、何なのか特定できないけれども低周波が120キロを越えたあたりから聞こえてくるのが難点だった。まあもっとも、日常の速度域であれば問題ないのだが、よくETCの深夜割引を狙って、空いた高速を長距離飛ばして帰った時は不満を感じたものだった。


キャラクター

 パッケージングの話に移そう。杓子どおりのファミリーカー、といった感じで全体的に使いやすい。欲を言えばパノラマルーフといった遊び心も欲しかったのは本音だが、マツダはあえてこのクルマには採用しなかったように感じられる。内装の素材や組み付け精度もレベルが高く、安っぽさは感じない。マツダが良心的と思えるのは、トヨタのように表面は隙を見せないが実は裏側にコストが見えてくる気配があまり感じられないところだ。それに世帯収入や家族構成ごとにカテゴライズされ、ターゲットがみえみえのキャラクターが与えられているのではなく、生活臭が漂ってこないのがMPVのいいところで、そこが選ばれる要員なのかもしれない。

 正直MPVを名乗るのであれば、世界のハイウェイを快適に飛ばす基準にまで性能を追求してほしかったが、その気になればクライスラー・ボイジャーのような本格ミニバンを凌駕する商品力まで引き上げられたかもしれない。しかし、初代のような元祖アメリカンミニバンの原形を捨ててまで、国内でヒットさせた商品力に拍手を送るべきだと思う。マツダが再認されたのも、このMPVがヒットしたお陰だと思うからだ。

 最後になったが我がMPVは中古車で手に入れ、約4000キロと、もっぱらたまに長距離移動のお供にしか使わなかったので距離は伸びなかった。お陰で駐車場から一歩も踏み出さずに、汚れたまま放ったらかしの時もあった。その間メカニカルトラブルはゼロ。何一つ出費はなかったのは幸いであった。もし次またミニバンを買うような機会があったら、MPVのようなワゴンタイプにしたいと思う。サイズもクライスラー・グランドボイジャーのようなデカいサイズで、ちゃんとクルマがもっている役割をまっとうできるような使い方をしてみたい、と思う。



2008年4月16日
Posted at 2015/05/12 01:24:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | マツダ MPV 2.5 (LW5W) | クルマ
2007年12月08日 イイね!

MAZDA MPV V6 (USED)6ヶ月+6年9ヶ月 45066km ミニバンと暮らしてみる

 MAZDA MPV V6 (USED)6ヶ月+6年9ヶ月 45066km ミニバンと暮らしてみる思えば初代MPVは10年ほどの長寿モデルで、駆動方式はFRだった。元祖アメリカのミニバンらしいスタイリングで、なかなかの先駆者だなと思っていたが、この二代目になってやはりというか、オデッセイを強烈に意識していた。当時のマツダのデザインは、ZOOM-ZOOM宣言する前のフォード傘下になって間もない頃だったから、ファミリアにしてもデミオにしても、何処か無国籍な感じになってしまってたのは仕方なかったのかもしれない。逆にコレが当時の日本車にとって新鮮だったのだろう。

振り向けばMPVがいる、というくらい、売れに売れた同車だが、理由も分かってきた。オデッセイよりデカく、上質で、両側スライドドアのおかげで、オデッセイよりミニバンぽく、エスティマほどワンボックスっぽくない。そしてルックス良し、装備満足、価格もナットクといったところか。色も前期型は赤が多く、ミニバンをアクティブに日常に取り入れようとされていた感が強い。



量販店に行ってみるが・・・

 クルマを受け取ってその日の夜に、右のヘッドライトが切れていることに気がつき、オイル交換ついでに、切れたバルブをもって量販店へ行ってみると、PIAAの高輝度タイプが装着されていた事がわかった。価格が2本で3000円~4000円くらい。この手のモノは寿命が短いのであえて標準のバルブに戻す。バルブを外す事は出来たが、着ける事ができなかったので、量販店に依頼。

エンジンオイルについては、交換履歴が残っていなかったのと、気分も含めてリフレッシュの目的の為。旧い設計のフォード製V6にどんな銘柄を入れようかと思ったが、この手のクルマにこだわる事もないと、余りの出ないように「量り売り」で依頼。

 イエローハットの待合室でMPVがリフトアップされているところをチラ見しながら、おなじみとなった「相田みつお」のありがたいお言葉を鑑賞している間もなく、受け付けた店員が「フォードエンジンの為にドレンプラグ回せない」とのことで、作業を断られてしまった。なんやそれ、アルファロメオじゃあるまいし。確かにアルファのボルトはアルミ製だから、ボルトの頭を“なめる”リスクが高いため、こちらから願い下げだった。

しかし、こちらとら広島のマツダなのに、作業を断られるとは…これもグローバル化の影響ということなのかもしれない。仕方なくそのアシでディーラーへ向かった。ディーラーでの作業内容と交換した部品は以下の通り。

エンジンオイル5.2リットル4092円、オイルフィルター、1470円、ドレンプラグ1092円に工賃1575円が加算されて、合計8229円。まずまずといったところか。ついでにエアコンのフィルターを点検してもらい、結構汚れていたそうだが、目詰まりしないように掃除しておいてもらった。



 手洗いするとクルマがよくわかる

 洗車機が水洗い100円になってからというものの、もう10年近く自分でクルマを洗った事がなかったのだが、多分、この白のボディは相当汚れていて洗車機だけでは何も汚れを落としていないだろうとの事で、このデカイミニバンを洗ってみる事にした。白ってのは厄介で、洗っても洗っても汚れが気になるものである。完全に染み込んだ水垢は取り除けず、これは研磨しないと落ちない。よく見るとボンネットやフェンダー、ドアパネルと色が微妙に違うし、チリもあってないから、フロント周りを板金修理していることも判明。ただ、どの程度の破損だったかは全く不明。ただ高速走行でも支障はないから修理は手抜かりないものと信じたい。もっとも、前オーナーはもっと安くこのMPVを買うべきだった。



 さりげなく電球系のモデファイ

 LED大好きの私だから、今回もバルブ類をLEDに交換してみることにした。テールランプは前期型と後期型で異なり、後期型は独立したブレーキランプとテールランプが共用で、2つとなるのに対し、前期型は意匠こそ2つだが実際は上段のみで賄う。馴染みのショップでヤフオクを通して自宅に届き、一度形が合わないモノが届いたが、すぐに交換対応してくれた。テール・ブレーキバルブの交換に、今回はアイで諦めたウィンカーリレーをIC化し、前後LEDウィンカーを試す。純正ウィンカーを点滅させてリレーの場所を探し当て、3極プラグであることを確認。これまたヤフオクで調達したハイフラッシャー対策のICリレーを配線し、めでたく4灯フルLEDウィンカーが実現した。最近のドイツ車にもLEDウィンカーが採用されているが前後LED化は殆ど実現していない。因みにIC化によりカチカチといったリレー音がしないウィンカーは、慣れが必要。しかし、長時間の点滅でも消費電力の少ないLEDはバッテリーへの負担が少なくなって嬉しい。その他、ハイマウントストップランプにナンバー球、ポジション、ルーム球と交換してみたい箇所は沢山あるが、LEDバルブはとにかく高い。そんなにLEDバカになっても仕方ない。ここは何のためにカネをかけてきたのかになってしまわないようこの辺で落ち着くとしよう。


▲左が純正リレー、右がICリレー


▲リレーはステアリングポスト付近


▲LEDバルブは干渉しないように慎重に選ぶ

 毎度のETC装着

ETC車載器無料のキャンペーンは何処でもやっているから、今回は馴染み深いYahoo!ジャパンのキャンペーンを利用してみた。カードの承認から車載器の手続きと、あらゆるプロセスを踏んで、送られてきた車載器は音声案内も液晶表示も何もないビープ音が出るだけのモノ。ETCなんてこれで十分だと思いながら作業にとりかかった。電源はヒューズボックスから中継するパーツを近くのホームセンターで調達し、配線を隠しながらアンテナはダッシュボード近くのフロントガラス面に貼り付け。本来はAピラーを通ってバックミラー周辺と指示されているが、Aピラーの内張りをめくりたくなかったのと、手抜きでダッシュボード近くへ。本体は外から見えないところへ貼り付けたかったため、グローブボックス内に貼り付け。ランプが見えないのでカードが刺さっているかすぐに確認できないのが難点だが、露出しているよりかはマシということで、この場所に落ち着いた。



2007年12月8日
Posted at 2015/05/12 01:18:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | マツダ MPV 2.5 (LW5W) | 日記
2007年10月20日 イイね!

MAZDA MPV V6(USED) 6年9ヶ月 424444km + 1ヶ月 500km

MAZDA MPV V6(USED) 6年9ヶ月 424444km + 1ヶ月 500km陸運局で名義変更を済ませ、新しいライセンスプレートを得たMPV









突如里親に

 仕事でもプライベートにしても、日常の足として三菱アイでも十分、事足りるのだが、確かに人と荷物をストレスなく輸送する余裕がほしい、と思っていた。もう1台経済的なワゴンを、と思っていた矢先に、MPVを知人から譲り受けれる機会が巡ってきたため、クルマを吟味する事無くキーを受け取ってきたわけだ。

 これで暫くの間相棒となるマツダMPVは、一世代前の2001年式。ZOOM~ZOOM♪とマツダが謳いまくる直前のモデルである。正直、MPVの事は興味の対象ではなかったが、いざ自分の相棒となって気がついたのが、街を走るMPVの多いこと多いこと。一日に何回どころか2桁を超えるくらい、2代目MPVに出会うことに気がつく。同じ駐車場に3台くらいは平気で遭遇し、いかに人気のあったクルマだったかと思うと同時に、その人気の秘訣を探るという意味でも、興味深く付き合えることになりそうだ。

 何しろ事前情報がなく、年式もグレードも分からない。分かっているのは白色ということと、中古車でいくらで買ってきたのかだけがMPVの事前情報。価格から察するに、モデル末期だけではなさそうだ。中古車サイトで同じような物を検索すると、前期型と後期型でエンジンの刷新があり、ランプやグリルの形も変わって、ビッグマイナーチェンジとなっていたようだった。

 そしてご対面の日、グレードは前期型の2.5リッターV6モデルであることが分かった。前期型の直4モデルだとこの大柄なボディを引っ張れるのかと心配していただけに、一安心。一目見てホイールは交換されているのが分かり、フィンタイプの17インチにタイヤはダンロップのルマンが装着されていた。車高も下がっているのでスプリングが交換されている模様。それに伴って可変ロッドが交換されていると思う。

内装については前任者の好みで装着されたであろう後席モニターが前席ヘッドレスト装着されており、ケーブル類はシートの中を蔦ってドライバーシートの足元のプレイヤーと繋がっている。カーナビ・オーディオ類は純正装着品らしく、当時としては最新であろうパナソニックのDVDナビにTVチューナー、CDチェンジャーがセットになっているアーキテクチャーだ。

さて、筆者にとっては初めてのミニバン。これからどんな印象をもったかレポートしよう。



  まずはホイールを元に戻す



走り始めて最初にハンドルを切ったところで、直ぐにタイヤを交換したいと思った。17インチホイールのおかげでバネ下重量が重く、ごく低速では鈍重なのである。

もともとインチアップしたミニバンの乗り心地はプアだと思っていたし、格好良くもない。何よりバランスが悪ければ運動性能の悪化にも繋がり、見た目を追求するだけのモデファイは好かない。ただ、ダンロップの特殊吸音スポンジを履いたルマンLM703というタイヤについては褒められたもので、50扁平ながら確かにカーペット一枚ひいたようにロードノイズが「吸音」されている。このタイヤが終わるまで使っても良かったが、「マジメ派」の筆者だけに、ホイールを純正に戻すことを決意。

ホイールはインターネットを使えば簡単に純正の中古品が見つかった。全国からパーツを探せる「UPガレージ」で、自宅から2キロほど離れたところに、しかもMPVの最終型でタイヤ付で一番安い、4本セットで29800円でゲット。アルファ145の時もそうだったが、後期型のホイールに因縁があるようだ。UPガレージにダウンサイジングのマッチングを確認してもらい、3mm程のホイールスペーサーも残してもOKとのことで、作業に入る。中古パーツ屋とはいえ、知識の奥深さや丁寧な対応に関心。

外した17インチホイールとタイヤについては、廃棄料がかかると思っていたら、ホイールとタイヤ2本は下取りができるのとこと。ホイールは業者に引き渡してリサイクルし、タイヤは後ろ2輪が商品になるとの事で、8,000円で下取りとなった。

おかげで安くついた。リフトから降ろされたMPV、走りの印象はやはり純正で正解、バネ下が軽くなったおかげでステアリングは軽くなり、OEMのブリジストン・レグノは60扁平のおかげで乗り心地は明らかに向上した。サスペンションについてはバネは交換されていて、ダンパーは純正がついていた、とUPガレージのスタッフは言っていたが、そう信じることとして、バネが短くなればダンピングレートがメーカーの意図した設定と狂ってしまう。まぁ既に4万キロを過ぎてタイヤのコンディションも劣化しているから、断じてココが足りない、とかはいえないのだけれども、重心が低いことがイイ、ということくらいは直感で感じ取れる。



  観察は楽し

 オドメーターを見ると、2001年型で43000kmと、かなり少なめだった。書類を物色すると初代オーナーは鈴鹿に御住いだったようで、MPVは主に三重県に生息していたと思われる。実際どんな使われ方をしていたのだろう。車内を観察する。カーペットには煙草焦げがが見つかり、ステアリングホイールは革巻だが9時15分の位置が剥げ気味。それ以外は手を施した様子はなく、入念に掃除をしたら内装に目立つ傷もなく、MPV、マルチパーパスビークルとしての役割を課せられずに生きてきたのではないか?それとも土地柄、2世帯揃ってのショッピングなどに使われていたのか・・交換前のタイヤの状態やホイール選びののセンス、積算距離や内装の状態から、前オーナーとこの白のMPVがどんな生活をしてきたのか、どんなドラマがあったのか・・そんな想像をすると楽しくなる。

そして里親として私が引き取り、またドラマが展開される・・中古車との付き合いを久々に体感したのである。

(2007年10月20日)
Posted at 2015/05/12 01:09:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | マツダ MPV 2.5 (LW5W) | クルマ

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「カーチェイスシーンで悪役が007を追い回すのにピッタリなハイパーSUV。 http://cvw.jp/b/266214/43924501/
何シテル?   04/21 00:50
メーカーや特定の車種にこだわりはなくクルマ好き。ただしメカは詳しくはなく、一般のお客さん以上セールスマン以下のレベル。技術的にはつたない文章で申し訳ない。
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