■3年2ヶ月 【36000km】
リアコンビネーションランプ脱落
145はよく何かにつけてよく部品が外れたりする。今回はちょっとコイツはどうなの?という外れネタである。走行中、何かカラカラ音がするので後ろへ回ってみると、バックランプが外れているのに気づいた。よーく見ると、ボルトの頭に接着剤でくっついてるだけで、そりゃ外れるでしょって感じだ。ディーラーに訊くと、よくあるということ。交換に1万円以上するので、もったい。ホームセンターでボンドを購入しくっつけた。
それにしても、クルマの見えないところがこんなにお粗末になっているのに改めて驚いた。このランプひとつとっても、何か、無駄があるように見えてしょうがない。取り付け精度とコスト、もっと言えば部品一つから生産工程まで、日本車やドイツ車を参考にしてほしい。テールランプのレンズなんて、トゥインゴみたいに剥き出しのまんまのツメで止めてしまってもいいのだ。
車両側のボルトの頭に接着剤を盛って留っているだけだった
■3年7ヶ月 【41500km】夏、それはアルファ乗りに辛い季節。ラジエター冷却水、ブレーキオイル補充
大きなトラブルに見舞われることなく、我が145は40000kmを超えた。フィアット系オーナーなら、そろそろタイミングベルト交換の時期と気がつく頃だが、交換は45000kmまで引っ張ろうかと思っている。
さて、この頃は2002年の夏。エアコンの効かない145を乗り切るのはとても辛い。ディーラーの人によれば、風量が「4では能力的に追いつかないので、「3」の方がいいらしい。連日35℃を超える猛暑のなか試してみたが、「3」でも「4」でも体感的には変わらない。とにかくダッシュボードや内張りからの「ほてり」が凄いので、断熱材などで対処してほしい。実際に日陰にクルマを置いたときとそうでないときの違いは歴然だった。156や147も効かないというから、フィアットオートジャパンはメーカーに強く訴えて欲しい。以前乗ったゴルフワゴンは日本車より冷房が効いたのでびっくりした。VWもマーケットを見て、ちゃんと対応したのだ。そうでないと、せっかくのブランド志向のマダム達に見限られてしまいます。
それはそうと、トラブル報告。トラブルではないが、ラジエターの冷却水が随分と減る。続いてブレーキフルードもMINの位置で、メーターのサイドブレーキのランプで知らせてくれた。ブレーキオイル交換しようかと思ったが、トヨタ純正の補充液で対処。そして45000kmになったところでタイミングベルト及びテンショナーを交換。
■4年11ヶ月 2004年11月 念願のETC装着
我が家にもITSがやってきた!というのも妙だが、新しい物好きのココロくすぐるアイテム、ETCを145に導入した。ETCを使って実際に料金所のバーを開けるまでにずいぶんと長い道のりだった。まずはETCカードの契約をしないといけないのだが、一番環境に配慮していると思われるコスモ・ザ・カードECOを契約し、審査後、カードが送られてくるまでにざっと2週間。そして機種選びと取り付けは近所のオートバックスで購入。性能差はないので、過剰装備のないものを選んだ。本体15,800円に工賃が6,000円、セットアップ手数料が3,000円。どうやらセットアップ手数料(3,000円)はオルセの天下りと聞くが、料金徴収の「お手数」がかからなくなる分、人件費が浮かせれると言うのに、何故エンドユーザーが量販店へ手数料を払う必要があるのか。不平不満は数あれど、ここで記すのはあえて避けよう。
装着後、大阪へ行く用事があり、ETC初体験。ドキドキのETCゲートへ接近遭遇…。このまま行くと突っ込むかも!と言うところでバーが開く。20km以下で進入と道路公団は促しているが、20km以下に落として通過している人はみたことない。そもそも渋滞緩和に役立てるのであれば、もっと手前にゲートを設置し、できるだけ速度を落とさずに通過させるように考えてほしいところだ。
■ 5年1ヶ月 2004年2月 【62883km】2回目の車検
5年目という節目と共に、2回目の車検を迎えた。クルマ自体のコンディションは、ボディ全体のヤレが目立ち、軋み音は頻繁に聞こえてくる。特に段差を突き上げる時など、オープンカーのように「ブルブル」っと伝わってくる。この頃は真冬で氷点下のスキー場に行くこともしばしばあって、ラジエターの水漏れは常にペットボトルに水道を入れてたまに補充している。しかし水が凍ってしまうとエンジンブローとなってしまう。いい加減に直そうということで、車検を機にAssy交換することにした。作業は仕事仲間の整備工場に依頼。ラジエータ本体は今後の信頼性を確保すべく、日本製の汎用品を探してもらった。
■ 5年2ヶ月 スピーカー交換
以前はカーオーディオにはこだわってきたものだが、145に乗ってからというもの、オーディオは1DINしかないし、アンプを置く場所もない、ドアの内張りはスカスカなので、オーディオのグレードアップはあきらめていた。ここに来て気分転換にでもとスピーカーだけ交換することに。交換したスピーカーはアルパインのトレードインタイプで、スーパーオートバックスで適合を確認した後に購入。自分で作業したら、車両側のケーブルの+と-の識別がしにくく、試しに鳴らしてみるが位相がずれているような気がするため、結局お店で位相の確認をしてもらった。確認の工賃で3,000円。始めから作業を依頼してもよかったと。
■ 5年3ヶ月 2004年4月 【66883km】煙幕の術~!
仕事が終わり、夕飯にしようと今池の環状線を走っていた時のこと。突然エンジンルームから
「ブシューー!」
な、何だー!?
「モクモクモク」
バックミラーを見ると、ものすごい煙をたてて、後ろについて来たクルマの姿が完全に見えない。この時私は完全にエンジンブローだと思い、突然のお別れがきたのか....レッカーで何処まで運べばいいんだろう、と瞬間的に脳裏をよぎった。
左側にクルマを停車させ、エンジンを止めてエンジンルームを恐る恐る開けてみる。エキゾーストパイプ辺りからモクモクと煙が上がっている。なんだか嗅いだことないニオイ。試しにエンジンをかけてみると普通にかかった。回転も回る回る。とりあえず車検を依頼したイトウさんに電話。エアコンから冷たい風が来なくなった事を伝えると、どうやらホースがハジケタ?のではないかと。翌日、イトウさんトコにクルマを持っていった。
明るいところでよーく見ると、エアコンのホースがパックリと開いているではありませんか。それもそのはず、エキゾーストパイプ付近はメチャメチャ熱くなっている。その直ぐ近くをゴム製のホースが通っているので、耐えられなくなったホースが裂け、一気にクーラーガスが噴出しエキゾーストパイプに当たって煙を発したという訳だ。逆によく5年間も耐えたものだなぁと感心する一方で、こんな取り回し方アリかよとあきれる部分でもある。仕方なく、また入院。低圧・高圧ホースを交換しガス補充、再発防止のため取り回しを見直してもらい、アルミの断熱材を巻いてもらった。
■ 5年5ヶ月 2004年7月 【74084km】暑い夏にエアコンコンプレッサー故障
もともと145hはエアコンが効かないと思っていたが、本当に効かなかった。昼間でも窓を開けて、噴出し口を全部自分の方へ向けて、何とか我慢できるくらい。毎日の仕事の足として働く145だが、暑さでオーナーの方が先にくたばってしまいそう…な時に、急に走りが重くなり、ボンネットから煙がモクモク…。また!? クルマを左側へ停めてボンネットを開けると、ベルトから煙が出ています。またIさんトコに電話、やはりコンプレッサーの「焼き付き」で、その足でIさんトコの工場へもって行き、症状を見せたところではすでに臨終。エアコンのスイッチを入れたとたんにエンスト。焼き付きでロック状態なのでエンジンの動力が遮られるからだ。
コンプレッサーは高い。軽く8畳用の省エネエアコンが買える位とガス代、工賃が嵩んでくる。しかたないのでまたまた入院。2週間ほどの入院生活を経て、Iさんから退院の電話が入った。クルマを引き取りに行くと今まで随分と損していたことがわかった。コンプレッサーを交換し、ガス補充したところで噴出し口から温度計で風の温度を測るわけだが、イマイチ冷たい風が来ないとの事で、調べてみると温度調節のレバーを動かしているワイヤーが一番寒い方へ回したとしても、常に暖かい風が混じっていた状態だったらしい。
要は一番左まで回っていなかったということだ。なので本来であればもっと快適な思いが出来たはずなのだ。どのみちコンプレッサーが壊れたとはいえ、本当に暑い夏本番だった。戻ってきた頃は夏も後半。代車はまたエアコンが効かないので、もう父親のクルマを借りて仕事に出て行った。これで我が145はエアコンをオーバーホールしたことになった。
エアコンホースは取り回しを変え、断熱材で保護
■ 5年7ヶ月 2004年9月 【75724km】ヘッドライト破損 右ドアチェック・リンク付近 板金・交換・塗装
5年7万キロというと、最近のクルマだとどうってことない。とりわけ最新の日本車だと耐久性がもっとも高い。我が145は5年7万キロにして、ご老体そのもの。今回はもっとも負担のかかるであろう、右ドアのトラブル。
また例のごとく、右ドアを開けると、コツッコツッと引っかかる音と感触が伝わってくる。またドアチェッカーかと思い、ディーラーで診断すると、板金まで必要だとのこと。長い年月で重いドアを持ちこたえてきたので、朽ちた状態に。ドア落ちちゃいます。メルセデス・ベンツではまずないトラブルだと思うがいかがだろう。
もう一つのトラブルは、右ヘッドライトのレンズにヒビがはいってしまった。リビルド品もみつからずに新品交換することに。今回はイタい出費。ライトと板金締めて93,713円也。
■ 5年8ヶ月 【76500km】フォグランプNG
右フォグランプが点かなくなった。バルブが切れたのだと思い、どんなバルブが着いているのかと外してみると、水がジャー…。錆びている。雨季が祟ったのか、気づかないうちにフォグランプの中身が水浸しだったのだ。金属の接点部分をCRC556や紙やすりで磨いてみるものの、臨終でした。
新品交換は高くつくので、Y!オークションで出物を探すが、左はあっても右がなかったりで、片方はあるわけだしこのままにしておく。
■ 5年9ヶ月 【77777km】 左ヘッドライトNG、意地でDIY加工
夜、ライトを点けて走っていて、妙に下向きだなぁと思ってオイル交換ついでにディーラーで診てもらうと、中の反射板が外れてブラブラの状態になっている。この間右を交換したばかりなのに、また!?どうせならヒビの入った右側に起こってほしかったのがホンネ。また交換するのに53,500円かかるのはカンベンなので、意地になって自分で直す事に。
ヘッドライトを取り外し、本体とレンズを繋げている爪を外し、様子を見るとテーピングだけでは治まりがつかなさそう。隙間を埋めて固定する作戦にでた。 適当なプラスチックの部材を見つけてきてそこにあてがい、ブチルゴムで埋めて何度か照射チェック。右側と水平になったところで治療。上下の照射コントロールは既に歯車が噛み合ってないのか?左側は微妙な動作。せっかく交換した右側と併発してはこまるので、もう使わないことを心がけた。
■ 5年10ヶ月 【82918km】エアコンの噴出し口レバーが動かない 内気・外気フラップ動作不良
このところトラブル続き。走ること以外はどんどん朽ち果てていく。部品が外れたり、フォグランプのように役割を終わらせた機能もある。
内気循環にしているはずなのに、前を走るバイクの2ストオイルが室内に侵入してくるので、外気⇔内気を繰り返してみると、モーターの音はしっかりと聞こえてくるが、気持ち変わる程度。おそらく歯車が噛み合ってない状態だ。ディーラーへ持って行く矢先に今度は噴出し口の調節レバーが「足元のみ」の位置からまったく動かない。ディーラーへ持っていくと、ちゃんと修理するのにダッシュボードを外さないといけないらしく、すさまじい作業工賃がかかってしまう。
そういえば、Y!オークションでの145の出品に、内気固定にしてある出物を見たことがあるので、同様の症状を抱えて、内気完全固定にしてあるのか…と考えてたのを思い出した。とりあえずこの場はレバーを動くようにしてもらうことで対処。
(2005年05月25日)