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Takahide Sumidaのブログ一覧

2015年04月18日 イイね!

1秒でアルトは好きになったが1秒で冷めたのは「バンを見たとき」

ボクも1秒もいらなかった

 新型アルトはベッキーの謳い文句のとおり、私も1秒で落ちたクチである。赤塚不二夫センセのような昭和のマンガチックなフロントの顔、サイドはVW UP!にも似た印象を受けるがウエストラインからCピラーの造形はガッシリ安定感をもたらし、リアはまた衝撃的でコンビネーションランプをバンパー下部に配した事でバックドアがより映え、わざわざプレスラインを入れてCピラーと上手く連動している。おまけにグレーのバックドアはボディカラーのレッドと相性がよく、レッドとグレーの配色は古くはフランスやイタリア車に見られたもので潔くオシャレにキマるのだ。因みに以前乗っていたアイもドアミラーだけ赤にしていた。ギラギラギトギトとしたカスタム系ハイトワゴンは筆者の好むところではなく、奇をてらう事は無く線や面で魅せるデザインは軽として秀逸ではないか。聞けばアウディ出身の和田智氏がデザインに関与していると聞く。同氏のデザインは結構好きで初代プレセアもハイパーミニも"顔"が印象的だったからなるほどなぁと感じる次第。


こんなに軽く出来るとは!

 デザインの話から入ったがもっと驚きなのがその車重。スペーシアなどのハイトワゴン系は900キロ前後になるのに対し今回のアルトは装備満載の前輪駆動でも650キロ!因みに尺度は違えど、贅沢なカーボンを使ったアルファ4Cは乾燥重量で895キロ。ポルシェ・パナメーラに至っては2トン近いのである。私が乗っていた三菱アイは900キロ近くでアルトは650キロ。同じ軽でもデブ3人分をどうやって削ったのか目をこすっても分からないくらい軽いのである。とは言え、ノッポのスペーシアカスタムなら重いだろうと思って調べてみたら前輪駆動で880キロ。明らかに10年前の軽より軽く作れる技術があるようなのだ。もうお腹いっぱいにスゴさを感じた上で、自動ブレーキまで全車に装備できる。とどめは土下座しちゃうほどの燃費はアクアと同じリッター37キロ。プライスを見れば気絶価格の88万7800円から。買おうかと思わせるくらいの商品力を持っているのは確か。私の場合、CX-3をオーダーしてしまったので、真剣に比較検討してもよかったのでは…とこれを書いていて思った。CX-3を諦めれば新型ロードスターと2台持ちなんていいんじゃない。どうせならターボRSにちょっとあざとい赤のドアミラーとか赤いパーツはボディ同色に戻して、レカロシートすれば、ミニGTIになるのでは。


コンビニでバンと出会えば興ざめ

 絵空事はこれくらいにしてそんなアルトも興ざめした瞬間をご紹介しよう。
これを書いているのが2015年4月だが、これまでに新型アルトを街で目撃した多くが商用バンなのだ。あの白くてキャップも付いてない13インチ鉄チンの質素な姿が巷の乙女感情のように熱しやすく覚めやすい状況を生み出している事に気がついた。現実的には商用ニーズのシェアが多いのは分かるが、1秒で惚れたアルトに乗ってコンビニの駐車場でバンに遭遇したなら、私だったらガッカリする。あの特徴的なライトやリアの造形がバンと同じなら所有満足に傷がつくと思う。商用バンの設定は今に始まった事ではないが、昔から安い軽はそういうものだしと片付けられるかもしれない。しかし今回は街の所見で実際にそう感じたからあえて書いた。今、ハスラーのバンが出たらハスラーのオーナーは絶対に嫌がるでしょ、そういうことだと思うのだ。


バンと見かけを変えてほしい

 今回バンの設定で出来たのではないかと思うのは、ボンネットやフェンダーの造形はコスト的に変えられないだろうから、ヘッドランプとバンパーは変えることは出来るのでは。昔はカローラやタウンエースで、バンとワゴンはそうしていたように思う。しかも無塗装だったし、新興国ではその辺に転がってるライトでもくっつくようにしていたものだ。おやよく見るとバンパーとグリルが一体整形になっているではないか。尚更安く出来る。ついでにモノ申せば、未だに後席ヘッドレストが付かないグレードがある。いわずもがな、コストアップと車重が嵩むのを嫌って付けないのである。対して自動ブレーキはどうせバンにはオプションでも付けれないだろうと思っていたら、付ける事が可能だったのは意外。その昔、ワゴンRの下位グレードにABSすら省略されてオプションでも付けられない事に閉口した。こと安全に関してはメーカーが責任を感じてユーザーを誘導していくべきだと思っている。


バンとかOEMはクルマ好きにとって興ざめ

 最後に、今回初めて欲しいと思ったアルトだが、せっかく魅力を感じていたのに商用バンを見て興ざめしたのは書いた。さらにもっと心配になったのは商用車というカテゴリーを見渡すと、既に数車種しか無いということに懸念がある。
軽ワンボックスバンはエブリィとのOEMが目立つようになり、ダイハツのハイゼットかホンダの旧いバモスくらいしかもう思い当たらない。上のクラスも然りで、何故ADバンそのものががランサーだったりファミリアだったりするのか気持ち悪いではないか。

 既にアルトはマツダにキャロルとしてOEM供給されているが、私はキャロルとして買いたくはない。マツダに付き合いがあってもスズキのディーラーに足を運ぶだろう。大ヒットのハスラーがマツダのディーラーでフレアクロスオーバーとして見ている人がどれだけいるのか。日産の軽を出したらそれこそ収拾のつかない話になるだろう。要はクルマに拘りの無い顧客の為に、このくらいのクルマで…とニーズがあった時に出す役割なのだ。

 商用バンはそれほど多くの車種はいらないと思っているが、軽セダンカテゴリーは乗用車の簡略版といったところで、昔からアルトはよく見かける。文句が出ていないというマーケティングの結果でこういう展開なんだろうとは思うが、クルマ好きを唸らせる程魅力に溺れた今回のアルトには、乗用車とバンと顔を変えてくれてたなら、「そういうことなんですよ」と拍手を送れてメーカーも更に胸を張れただろうに、やっぱりコンビニで白いバンのアルトを見た時は返す返す、残念な気持ちになったのだ。

<2015年4月18日>
Posted at 2015/05/09 11:29:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【コラム】Road On Mobirity | クルマ
2015年04月05日 イイね!

スズキ・スイフト XS (USED1年)+1年6ヶ月(1700km)+18157km=19857km 原因不明の症状に苛まれる

スズキ・スイフト XS (USED1年)+1年6ヶ月(1700km)+18157km=19857km 原因不明の症状に苛まれる 真夏も辛いが真冬のクルマもヒーターが効き始めるまではツラい。実家のUP!に乗るとシートヒーターがあるのでその暖かさ、気持ちよさは格別。スイフトXSで2回目を迎える冬のレポートは昨シーズンも悩まされた原因不明のトラブル、荷室の使い勝手、スノードライビングについてレポートする。



冬支度はお早めに…

 前回のレポートから4ヶ月が経ち、2015年の冬も厳しい寒さだった。冬といえば先ずはスタッドレスタイヤへの履き替えから始まるのだが、毎年12月の二週目には交換しようと意を決してはいるものの、今回もタイミングを逃してしまい、12月18日には2005年以来となる積雪23センチを記録したという当日に、慌てて倉庫からスタッドレスを引っ張りだしてくる始末。午後近くには通行量の多い道路はべしゃ雪となっていたが、もうやらないわけにはいかなかったので、指先まで凍てつく中、一輪ずつジャッキアップをしながらスタッドレスに交換したのである。


回転が上下する症状が再び

 一年前のレポートでも記した、コールドスタート時によく起こる、アクセルオフ、惰性運転時にエンジン回転が上下し、それが駆動を伝わるものだからクルマの動きがギクシャクするという一件は暖かくなった春先に症状は出なくなったため、低温時に於けるECUの学習がなんらかマッピングされれば、自然治癒されていくだろうと思っていたのだ。ところが1年を経て冬も本番となった12月、寒い朝にスイフトを走り出せば一年前に苛まれていた、アクセルオフ時にエンジン回転が上下する現象が再び現れ、またかよと正直ガッカリさせられた。釈然としないのは、同じ現象を抱えているユーザーが見当たらなく、ネットでユーザーレビューの類いを探しても該当する事案が見つからないということ。しかも今回のスイフトの場合、中古で買ってきたものなので、新車で正規ディーラーで買ったものならクビを突っこんで症状の改善を要望できるものの、中古車販売店では保証の内容に沿った塩対応で、しかも一年前に一週間検査入院させたにも関わらず、そんなときに限って症状が現れないという事態だったのを思い出す。

メカには弱い筆者のシロート考えでも、CVTの潤滑油が寒さで固い状況だからなのか、吸気温度とのバランスなのか、ECUの制御がアンマッチなのか、原因がわからない。わかっているのは外気温が8度以下に顕著だということと、暖気が終わり暫く走行していたとしても、たまに症状が見え隠れするという事。走行に危険が伴うわけでもないので、街のモータースに駆け込む程でもなかったわけだが、これまで何百台とこのクラスのレンタカーに乗ってきたがこの手の症状に見舞われたのは我がスイフトだけだっただけに、なんとも悔しい思いである。



荷室はやはり困ったもの

 2014年の秋から営業のアシとして指名させたスイフト。カタログ等の冊子をはじめ、販促物を積みっぱなしになる事になったのだが当然、休日も勤務日も同じスイフトを使うので荷物をプライベートな時間にも共有したくない。常時後席のシートを倒してミニワゴンにする芸当はなんだかだらしないようで筆者の好みではないのだ。たとえ後席に人が乗らなくともキャビンとトランクは別空間としたい私はスイフトのトランクは非常に厳しいサイズだった。大中小の段ボール箱をテトリスのようにあーでもないこーでもないと積み込みをするわけだが、トノカバーを超えた高さから傾斜したリアガラスが迫るためA4サイズの段ボール箱はもう積む事が出来ず、非常にストレスが溜まるのだ。まぁ宅配業者のように個数も利用する回数も多くはないので、一度積んだものは利用する機会が無い限りは積みっぱなし。しかしいざとなるとトランクの奥の方の荷物にアクセスするために全部降ろさないといけない場合は参ってしまう。

こうした使い方を想定しながらもスイフトを気に入って購入したのだから容認するが、ギュ・ギュッと押し込んだ結果、荷室や荷物に傷がついたり箱もぺしゃんこになってしまったりと、困ったなぁと思ったのは正直なところである。何度も言うがそれでもプロボックス要らずのフィットに目も向けなかったのはスイフトが気に入っていたからなのだ。



今年も雪を踏みに御岳へ

 クルマの運転が好きな人にとっては雪道を走るのは好きなのか、得意なのか、嫌いなのか、苦手なのかどうか分からないが、少なくとも私は好きな部類に入る。今年もやってきたウインターシーズン。クルマで雪道を走破する目的とスノーボード、アフターの温泉と3つの楽しみのため、今年も開田高原マイアスキー場へ出掛けた。ご存知9月に御嶽山が噴火した事により、暫く御岳界隈の観光は絶望かと思われたが、近隣のおんたけ2240は警戒区域に被る為、2月も中旬になるまでは営業出来ず、開田高原のマイアはフツーに営業していた。私の住む名古屋市でも御岳登山はメジャーで、通うジムでも紅葉シーズンに御岳登山を予定していた方もみえて、あと一週間早かったら…と生々しい声もよく聞こえてきた。マイアスキー場からは御嶽山を一望出来、あの峰に未だ捜索を待ち救出されずに眠る被災者がいるかと思えば、今年は追悼の意を表して腕に喪章をつけて滑走する事にした。且つてこのスキー場で平日の誰もいない日に、視界5メートルはないかというブリザードに見舞われた中、ふかふかの魔法の絨毯かのようなパウダースノーにやられ、こりゃ最高とばかりにアドレナリン出っぱなしで滑走していたはいいが夢中になるあまりに安全に帰れるかとふと我に返ると思うと震えた覚えがあった。それだけに山に入れば安全に帰ろうと思ったのである。

 肝心のスイフトの話だがブリヂストンのブリザックREVO3を履いた雪道の印象は当然、無理は出来ないものの誰もいない道で滑らせてカウンターを当ててみても、よくこんな路面状況でクルマを走らせられるなぁと感心させられるほどドライバーのコントロール下にある。
地元の人よりも速いペースでコーナーにさしかかり、コーナー中盤で滑り出しても一瞬はキモを冷やすがこのままいってしまう感じはなく、アンダー方向で収束しようとするので事なきを得る。メーターを見れば瞬間的にESPが介入しているのが確認出来、できればスイッチのオン・オフでこうした補助装置によりどれだけ恩恵を受けているのかを知っておくのも大切だと思う。当然、一般道では危険なので施設に迷惑のかからない範疇で駐車場で定常旋回、ダブルレーンチェンジを試している。そういえば10年前、同じ駐車場でアルファ145をスタックさせて、ランクル70に引っ張りだしてもらった事をここで告白しよう。あの時のランクルもまだ現役で働いている事を確認した。



スイフトと別れることに

 さて突然の悲報?だがスイフトと別れる事になった。これまでの愛車遍歴からすると随分と速いが、特別な理由による。出し惜しみしてもしょうがないがマツダCX-3に乗り換える事にしたのがその理由。これを書いている時は既にCX-3を注文し納車を待っている状態。スイフトのドライバーズシートを降りるのは正直寂しい気持ちにかられているのは事実であり、残りの2週間、丁度桜吹雪から新緑が出る頃。カウントダウンが始まったスイフトとの残りの時間を大切にしなければ。そいうことで次回は最終回。曰く付きで乗ってきたスイフトの総括を認める事にする。

<2015年4月5日>
Posted at 2015/05/09 02:51:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | スズキ・スイフト XS (ZC72S) | クルマ

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「カーチェイスシーンで悪役が007を追い回すのにピッタリなハイパーSUV。 http://cvw.jp/b/266214/43924501/
何シテル?   04/21 00:50
メーカーや特定の車種にこだわりはなくクルマ好き。ただしメカは詳しくはなく、一般のお客さん以上セールスマン以下のレベル。技術的にはつたない文章で申し訳ない。
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