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Takahide Sumidaのブログ一覧

2015年12月31日 イイね!

2015年を◎と×で振り返る

2015年はとりわけ国産新型車が強く印象に残った年でした。
東京モーターショー開催年でもあり、今年も自動車界は新しい技術に刺激的なデザインが出て、多くは良い方のニュースで一方、VWの不正は意外なものでした。環境と安全が一番に話題にあがる一方で、ロードスターのような「素」のクルマが、いの一番に評価されましたし、MIRAIの量産燃料電池市販車の登場というのもメモリアルなイヤーだったと言えるのではないでしょうか。

人気車が出に出た当たり年

2015年の新型車では、カー・オブ・ザ・イヤーを獲得したロードスターの登場自体が◎で、話題的にも一番嬉しい出来事でした。S660も人気・実力ともに肉薄し、スバルからWRX STI S207、など日本代表するスポーツカーが注目されたことに◎。

トヨタからはプリウス、アルファード/ヴェルファイアが登場し、どちらもクルマとしての磨きがかかっているという点で◎。MIRAIは水素燃料電池という全く新しいエネルギー源がついに始まったという意味で◎。

ホンダはユニークさを発揮したレジェンド、ステップワゴン、シビックtypeRに◎。

ダイハツのキャストは個人的に×。ミラジーノから思っているのは、フェイクとまでは言わないけどもミニのイメージを投影することが恥ずかしい。中国車が同じことをやったら、我々は容赦なく批判するでしょう?

スズキはアルト・ターボRSとWORKSが同年に揃ってしまいました。速い・安い・美味いは庶民の味方ということで◎。


2015年のトピックス

 自動運転の幕開けを強く感じた年。全ては1月のCESで発表したメルセデスF015で、運転席は後席と対面し、さもラウンジのような移動空間を演出してみせたのは「新しいクルマの価値観」を提示したことからでしょう。さすがは自動車を発明した責任を全うする会社に思います。メルセデスが始めるならと、他の自動車メーカー、サプライヤーは自動運転への研究を加速した感じです。今年の東京モーターショーでは日本のメーカーもイメージだけにとどまらず、すぐそこまで来ている技術がたくさん出ていたのは◎。


× いうまでもなくフォルクスワーゲンの不正ソフト問題。これには本当に驚きました。×というより、! 驚きです。VWのようないいクルマを作るメーカーが、それもポルシェやアウディ、ベントレーまでも傘下に持つ、質実貢献なイメージが不正に手を染めるまでに至ったのは北米マーケットの出遅れを取り戻すためでした。バレれば代償が大きいのはわかっているのに、我を忘れてしまった失墜がありました。
対岸の火とはいえ、フォルクスワーゲンにはまだ期待があります。100点取らなければいけないところの5点が問題のTDIエンジンだとしたら、残りの95点はいい内容だけに、まだ信頼と期待が大きく残っているあたりが◎。

日本には導入されていないのに、不正報道がされれば、10月の日本の販売台数が半分になったのは×。

来年はネガティブなニュースが出ないことを祈り、サスティナブルなクルマが出てくることに期待しましょう。















Posted at 2015/12/31 18:18:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【コラム】Road On Mobirity | 日記
2015年12月13日 イイね!

CX-3のi-ACTIVESENSE を評価

CX-3のi-ACTIVESENSE を評価
3年前あたりから自動ブレーキが普及小型車にも搭載されるようになってからは予防安全技術が急速に早まってきた。その点CX-3も抜かりはない。
今回はマツダの安全技術のパフォーマンスをオーナーの視点から評価する。




 今、新車を買うことの決め手の一つとして、安全技術がある。ここ数年、急速に技術が発達し、自動ブレーキをはじめとして軽自動車にも採用される様になって、一気に普及が進んでいる様に見える。

 かくいう私も事故の苦い経験がある。ヒューマンエラーを機械が助けてくれるのなら、投資は惜しまない考えになった。父親も追突事故を起こし、廃車となったアクシオの次は当時まだ珍しかった自動ブレーキを搭載したVW UP!を購入した。思えば、前車スイフトも、ESPやカーテンエアバッグは必要と思い、上級グレードをチョイスした。

 思えばクルマの安全性で能動的・受動的に急速に発達したのは20年前、トヨタが衝撃吸収ボディやABS、エアバッグを全車標準にしてくれたおかげで、クルマの安全は飛躍的に高まった。それ以前は「安全を買うならドイツ車かスエーデン車にしろ」というくらいで、日本車はどちらかというと安全は二の次だった。今は安全基準のおかげで、全部が同じというわけではないが少なくとも危ないとは言われなくなった。

 そして現代、マツダに於いてはどんな安全技術なのか?マツダに限らず、センシング技術が飛躍的に向上した恩恵でドライバーを補助する機能が高まった。マツダの場合、安全思想を標語にした「MAZDA PROACTIVE SAFETY」がそれだ。その中で「i-ACTIVE SENSE」が各機能を纏めた総称で、CX-3にも最新のテクノロジーが採用されており、これがなかったらスバルXVを選んでいたかもしれない。スバルはステレオカメラを採用し、人など認識機能などで他社を一歩抜きん出ている。昨今、各社この類が一気に華ひらいて比較が大変だが、マツダのそれは不満ということもない。今回のページでは実際の性能を体験した感想を述べようと思う。危険認知支援技術と衝突回避・被害軽減技術との二つの分類に分けられるので、よければお付き合いいただきたい。


《危険認知支援技術》

普段から役に立つ「ブラインド・スポット・モニタリング (BSM)」



 恥ずかしながらつい最近まで、「ドアミラーの淵っこに何か光ってるクルマがいる」というくらい、この機能を知らなかった。高価なメルセデスEクラスに採用されていて、安いクルマはだいぶ後の事だろう、と思い込んでいたからかもしれない。この機能はリアバンパー内に組み込まれたレーダーセンサーによって検知し、時速15キロ以上で対応しており、燐車線上の側方及び後方から接近する車両を検知すると、ドアミラーに配置されたインジケーターが点灯し、車線変更してはいけないですよ、と教えてくれる。

 使ってみるとこれが実に役に立ってくれることに気づく。実際、多くのドライバーが車線変更に首を振って後方確認することは厳しく、前方から顔を逸らすことを怖いと感じるはずで、せいぜい首を横に振るかドアミラーに頼る領域に思う。

「いないつもりで車線変更したら、直ぐ側にいた後方車にホーンを鳴らされた」経験もないことはない。このBSMはミスを助けてはくれないが、大きなサポートになる。検知範囲はドア後端部から約50m範囲。ドアミラーで後方車両が見えている時に車線変更をしようと思って、単純にアラームが鳴ったら入ってはいけないものと判断して間違いないと思う。とはいっても多少無理を伴うシチュエーションもあるだろうから、その時は慎重を重ねる上でサポートになってくれる。

しかも偉いと思うのは車線を検知している状態でウインカーを出さないで車線変更した場合、警告音がなるので、必然的にウインカー励行への啓蒙アラームとなっている事だ。最近はウインカーを出さないクルマが実に多く、こうしたクルマを見かけると大変に憤慨する。この機能は車線逸脱警報システム(LDWS)との連携で実現したから一石二鳥だ。

 もう一つ、この機能を応用してリア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)というものがある。駐車場からバックで出庫する際に左右から接近してくる車両を検知してインジケーターと警報音で教えてくれる。前向き駐車が比較的多い私としては、これも大いに役立っている。


性能向上が求められる「ハイビーム・コントロール・システム(HBC)」

 こちらはXDツーリング及びXDにメーカーセットオプションされている。約30km/h以上で走行中、対向車や先行車がいない場合には上向きに切り替わり、ヘッドランプ(対向車)やテールランプ(先行車)をカメラが識別・検知すると下向きに切り替わるというもの。これは東京オートサロンでデモンストレーション映像を見た時に驚愕し、CX-3に採用されると知って試してみたかった機能だ。というのも私は結構ハイビーム励行をしており、毎日の帰りの道で曲がりくねった暗い住宅街を走行する。ハイビームにするのは飛び出して来ないように自車の存在を示したいからだ。とはいうものの、街路灯などある程度明るい場所では機能しないというのは知っていたから、山奥など本当に暗闇のドライブに役立つものだと察してはいた。

 操作はウインカーレバーのライトポジションをAUTOにし、本来ならハイビームにするべく奥に倒せばHBCに切り替わる。まず残念だったのは毎日通る暗い住宅街ではうんともすんとも機能しなかった。やはり真っ暗闇でしか機能しないのだろうか。新車早々の時期は郊外に出る機会がなかったため、分からずじまいだったのだが、市街地では明るい交差点でハイビームに切り替わり、ひんしゅくを買った場面が一度か二度、あった。ロジックにない明らかな誤作動である。

 やがて遠出をする機会があり、先行車もいない真っ暗な国道に入れば機能を発揮、パチパチとロー/ハイビームに切り替えてくれるのは便利。ただ、人が任意で操作するよりも作動は緩く、数秒間は相手にハイビームを浴びせる場合もあり、申し訳ない気持ちにかられることが多いのも事実。これは今後認識の精度と光りのアルゴリズム検出、夜間のカメラの能力アップによって性能はあがるとは思うが、現状でも概ね問題ない。道路交通法では普段はハイビーム励行というから、それをやっていては手動ではかなり手間がかかるし、よほどの神経の持ち主でない限りは無理だろう。


襟を正して運転しようと気にさせられる 車線逸脱警報システム(LDWS)

 フロントガラスに設置されたカメラで車線を認識し、ラインを踏み越える可能性があると判断されると警報が鳴るシステムで、ウインカーやアクセルワーク次第では介入しないようになっている。
こればっかりは大きなお世話だと思っていた車線逸脱警報システム、CX-3に乗る前に日産セレナのレンタカーで経験済みで、ちょいと白線を跨いだだけでもピピピとうるさかった覚えがあった。例えば右折レーン手前のゼブラソーンをわざとショートカットする時もあり、良い行いとは言えないが、要領でそうしてしまうときもあるからだ。ところがいざCX-3で普段の自分使いになれば、その考えは改める事になった。きちんと車線を守ろう、という意識が自分の中で芽生えてきて、意識せぬうちにクルマからコーチングを受けていた事に気付かされたのである。

 それから本質的な話、疲れていて集中が途切れた場合に車線を踏んで警報音に注意を促され、ハッとすることもあった。長い運転歴をお持ちの方でも、対向車線を踏んだり、気が付いたらガードレールすれすれだった・・・なんて経験をお持ちかもしれない。こういう時に役に立つ。アテンザやCX-5ではステアリング補正やバイブレーション伝達までしてくれるものがあるが、警告音だけでもあるのとないのとではあったほうが役に立つのは間違いない。



《運転支援技術》

自動運転への未来を体感! マツダ・レーダークルーズ・コントロール(MRCC)

 こちらはXDツーリングLパッケージには標準、XDツーリングにメーカーセットオプションの設定で、これもスバルの影響を受けていて試してみたかった技術の一つ。対応速度は約30〜100km/hの範囲でミリ波レーダーで先行車をキャッチし車間距離を保ちながら先行車についていく、という未来の自動運転を示唆した技術だ。この類はスバルのアイサイトver.2とボルボで経験しており、先のメーカーは完全停止から発進まで対応しているのに対し、マツダは30km/h以下はキャンセルになってしまうから、例えば渋滞で停止→発進を繰り返すようなシチュエーションには対応しない。

こいつは楽チン、私は運転が嫌いなのか?と自問自答

 旧式のクルーズコントロールを経験した方なら設定もハンドルのボタンで簡単に設定できる。車間距離と最大速度の設定をすれば後はアクセルから足を離してもクルマは走り続ける。旧式は前車に追いついたらキャンセルするかブレーキを踏まない限りそのままぶつかるが、MRCCでは自動でスロットルオフかブレーキをかけて設定した車間距離を保つ。これが実に楽チンで、今の所高速道路に乗ったら直ぐに設定してしまう程なのだ。これが不思議な感覚でFFなのに後ろから押されている感覚が新しい。

ここで自問自答。運転が好きなはずなのに、MRCCを積極的に使っていていいのか?と自問自答。シリコンバレー風の完全自動運転が実現しても、クルマが好きでいられるんじゃないだろうかとポジティブに感じてしまった。ここまではまだ先の話とはしても、2020年には高速道路においては自動運転が実用化されるというから、クルマの運転が好きな人は自分の胸に聞いてみる機会となるだろう。

 話が逸れてしまったが、詳しくインプレッションさせていただくと、ドライバーが感じるいい点とおかしい点がある。高速道路を走行してよくわかるのだが、おかしく感じる点から説明しよう。例えば先行車がSAに入るレーンに入りながら減速された場合、人間だったら消えていくクルマなのだからスロットルはそのままの場合が往々にしてあると思うが、MRCC稼働中はガシッとブレーキをかけるシチュエーションがある。自分はいいとしても、後続車がびっくりするのでは、と心配になる。これは画像認識と細かい判定を加えれば改善されると思う。一方でいい点は隣の車線から入ってきたとしても、ギクシャクせず直ぐさま微妙な車間を取ってくれることだ。スロットルコントロールも絶妙で、自然な流れを形成できるようにセッティングされているように思える。
あとこれは良くも悪くも捉えられるが、車間を詰めてでも惰性で走る私に対し、MRCCは必要にブレーキを介入するのはしょうがないか。バックミラーを見ていて後続車に自分のブレーキランプが光るのを見ると面白い。

注意と希望

 マツダの場合は停止までは対応していないため、渋滞に遭遇しても30km/h以下に車速が下がった場合はポーンというアラートが鳴りキャンセルされるから注意しなければならない。これが残念で、スバルのアイサイトでストップアンドゴーの渋滞に遭遇した時、こんなに楽になるものかと感激した。マツダでも0km/h→発進まで対応して欲しいのは勿論のこと。注意しなければならないのはMRCC解除のアラート音が小さく感じる。各社の性能差がユーザーにとって熟知しているわけではないので、キャンセルのアラート音はインジケーターと共にもっと大袈裟にしていいと思う。オーナードライバーだってうっかりする事もありえるわけだから。

この機会にマツダに限らず提言させて頂くと、警報音と同時に音声合成を入れてみてはどうか。というのは各メーカーごとに性能差もあり呼称だって違う。横滑り防止装置が色々呼び方があるのと同じで、ただアクセルやブレーキ、ハンドルまで機械に任せるようになってくると先に話したレーダークルーズコントロールが30km/h以下でキャンセルなのか否かが車種グレードごとに違うのであれば分かりにくいのが現状だと思う。過信するなとカタログの下に小さく書いていてもそれは不親切というものだ。
現状の警報音を鳴らすのはメーカーも考え抜いてのことだろうとは思うのだが、私は両方同時に発するのが適切ではないかと思う。バイリンガル対応にすれば尚更ではないだろうか。






《衝突回避・被害軽減技術》

試せるわけではないが不意の制動を確認 スマート・シティ・ブレーキ・サポート〔前進時〕(SCBS F)


 現在多くのクルマに採用される事になった緊急ブレーキの類で、CX-3の場合は前進時のみ対応する。約4km/h〜30km/hでの低速走行中、フロントガラスに設置した近距離を高精度で検知できる近赤外線レーザーレーダーで先行車をキャッチ、衝突の危険性が高い状況下ではブレーキの踏み増しもしくはノンブレーキでも自動でブレーキを制動し衝突回避もしくは被害軽減に努めるというもの。コンビニによくクルマが突っ込むというニュースを聞くが、AT誤発進を警報と同時にエンジン出力を抑えてくれる機能も備わる。これもおっかなくてテストするなんて悪行はできないが、実は不意に急制動を経験した事がある。先行車に追従中、前のクルマが急にコンビニに入ろうと歩道のスロープに乗り上げた。私は急だったので驚いたが消えていくクルマなのでブレーキもそこそこにやり過ごすつもりでいたのだが、スマート・シティ・ブレーキ・サポートが介入しフルブレーキをかけられ、助手席にあった荷物が全部足元に落ちた。不意の自動ブレーキにかなりビックリしたが、考えてみればコンビニに入ろうとしたクルマも歩道のスロープの途中で止まるかもしれないわけで、そうしたらとっさにハンドルでよけるか急ブレーキでぶつかる可能性だって否定できないわけで、これは私が悪いと反省、またしても機械に教えてもらった気がしたのである。


試せるわけではない!スマート・ブレーキ・サポート(SBS)

 XDツーリングLパッケージには標準、XDツーリングにはメーカーセットオプションの装備で、時速15km/h以上で走行中、ミリ波レーダーで先行車をキャッチ。
車間が詰まるとドライバーの範疇で衝突を回避できる場合は警報音で警告し、さらに詰まると軽いブレーキを作動、もうダメだ、ぶつかる、と判断されたん場合に強いブレーキを作動させ、衝突回避や被害軽減に努めるといったもので、悪行とはわかっているが試しているが作動を確認できるところまで出来ない。従ってレポートはちょっとやそっとでは介入しない事だけはわかった。是無事名馬なのだが、スバルのようにどこかで体験イベントを開いてほしい、と思っている。


苦言

 BセグメントのCX-3には十分かと思うi-ACTIVISENSEの内容だが、スマート・シティ・ブレーキ・サポートが前進にしか対応していないのは結構間抜けだと思う。なぜならAT誤発進は前進・後退共にドライバーのミスは50:50の可能性ではないかと思う。前向き駐車と後ろ向き駐車は日常どちらもあるわけだし。それにアテンザやCX-5には対応している、SCBS RがCX-3に装備されていれば、バックに失敗して柱にぶつけてしまったミスも助けになった可能性が十分にある。超音波センサー二個の追加だけなら私は喜んで投資していた筈。私のミスなのでクレームをつける権利はないが、高くなっても構わないからせめてメーカーセットオプションに組んでほしい、と思っている。






<2015年12月14日>











Posted at 2015/12/13 23:51:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | マツダ CX-3 XD Touring SCP | クルマ
2015年12月03日 イイね!

【リコール】スカイアクティブD1.5 搭載車

【リコール】スカイアクティブD1.5 搭載車自動車関連の不具合に関するリリースは何かとピリピリした情勢だが、遅きに失しず、迅速に対応できてる印象をマツダに抱いたのであった。











## 早くもリコール

 CX-3にリコールが出たらしい。らしい、というのはSNSへの投稿でiPhoneから飛び込んできてわかったこと。画面を開けることもなく、間も無く正式な情報を見るだろうと思っていた翌日にマツダからのDMが自宅に届いた。その翌日にT海マツダの担当セールスSから入電、入庫の段取りを組むという一連の流れだった。SNSで最初に情報を得るとは、情報の流れがイマドキで面白い。

 師走になれば、何かと忙しなくなるから、一時間程度の作業でもいつ入庫できるかわからないので、入電のあったその日の夕方にサービスの予約を入れた。

ディーラーの対応は真摯なもので、こちらが恐縮してしまうほど。さてリコールの内容だが原動機の補記類を駆動するドライブベルトの引張り強度が低下しているものがあり、使用過程で切れる可能性があるというもの。補記類はウオーターポンプやオルタネーター、エアコンである。ドライブベルトの芯線の配列が不適切なため、切断されると補記類が駆動しないばかりか、最悪の場合、エンジンストップに再始動不可になるという。

 さらにもう一件、案内には記されていなかったが、燃料フィルターのパッキンの不具合で燃料漏れの可能性があるとのこと。今回の対応はベルトの交換、パッキンについては対策部品が出来上がっておらず、先ずは公表と燃料漏れがないか点検という初期段階での対応となった。パッキンについてはリコール隠蔽ととられないよう、早め早めの対応としていることが伺える。

 対象は1.5リッターディーゼルエンジン搭載車ということで、該当車種はデミオとCX-3。気になったのは故障が相次いだからリコールというジャッジに踏み切ったのかというと、どうやらそのようで、確率的には一万台中の一台で、T海マツダで販売した顧客に一件発生していたそうだ。因みに燃料漏れも一万台中の一台で事例があったという。


##リコールを考える

 思えば今までのクルマ遍歴で、リコールが続いていることに気がついた。前回のスイフト、三菱アイ、それに父親のVW UP!だってそう。きょうび新車を買えば、リコールがやってくると思っていいくらいだ。今まで不具合を体験してリコールを受けたことはなく、リコールのリリース通りに構造的に欠陥があり、もしもの事態に備えて部品交換をしてきた事案しかなかった。

 一台のクルマの部品点数は約3万点、重さ1トン強の移動する物体がもたらす質量は相当なものだと思っている。これだけのものだから、製品に対しての完全は求めていない。もちろん、被害を被るのは嫌だが、きちんと対応してくれればいいと思っている。まぁ輸入車でリコール対策もなんらしてくれないクルマにも乗ってきたから、寛容になりすぎているかもしれないが、飛行機や新幹線のように完全に身を任せるわけでもなく、まだまだクルマは自己責任の範疇が大きい。自由度が大きいからこそ、リスクを負うのも承知の上で我々はクルマに乗っているのではないだろうか。


## リニューアルされたショールームは変化が



 DMを受けとった翌日に担当セールスSから連絡を受けた後、用事も何もなくなった夕方の時間帯に入庫できたのは好都合だった。ショールームがリニューアルされたのは随分前からだったが、白を基調とした爽やかだった雰囲気とは対象的に、黒を基調としたシックな雰囲気に生まれ変わり、マツダのイメージが一変した事を感じる。担当セールスSも一通りの仕事を片付けていたようで、作業終了までクルマトークに付き合っていただいた。ショールームに訪れる客層は確実に変わってきているようで、ボルボV60ディーゼルとアテンザの比較でアテンザに決められたりされるなど、着実に輸入車層もとりこんでいるし、ロードスターを試乗しようと、(ひやかし?)まるでファミレスの順番待ちボードのように列をなしたこともあったそうだ。ここT海マツダのはす向かいにはトヨタ店があり、トヨタ店の方が店格は高いのに、T海マツダの方が高級というか洗練されてしまった。

気がついてみれば工場のシャッターも降ろされた時間帯になり、我がCX-3もドライブベルトの交換が済んだところで綺麗に洗ってもらい、エントランスにスタンバイされていた。燃料フィルタの件については追って連絡が入ると伝えられ、ディーラーを後にした。




<2015年12月3日>


Posted at 2015/12/03 02:08:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | マツダ CX-3 XD Touring SCP | クルマ

プロフィール

「カーチェイスシーンで悪役が007を追い回すのにピッタリなハイパーSUV。 http://cvw.jp/b/266214/43924501/
何シテル?   04/21 00:50
メーカーや特定の車種にこだわりはなくクルマ好き。ただしメカは詳しくはなく、一般のお客さん以上セールスマン以下のレベル。技術的にはつたない文章で申し訳ない。
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