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昨日は木曽川で遊んだばかりですが、
連休を自主的に延長して今日と明日は久々に旅に出ます。
小学生のころからの悪友とテントを積んでバイク旅。
朝7時過ぎ・・・すでに暑いやん( ;∀;)
---今回のレポートは長文です---
 
満タン給油して出発。
慣れた峠道を流して、最初の休憩。
ここも既に暑いです。停まると汗がにじみ出てきます・・・
 
このまま東に向かい、R418を進みます。
 
狭い国道(笑)
 
 
R418を平谷、売木と進みます。
トンネルの中は涼しくて、汗がすーっと退いていきます。
 
快適な峠道。
 
道の駅 信州新野千石平で小休止。ここも暑い。どこに行っても暑いです。
 
風を切って走っているうちは楽しさが勝って暑さは忘れる。
 
天龍村を横断してR152へ。ここから中央構造線沿いをずっと北上。
のつもりでしたが・・・・どこかで道を間違えてしまいました。
多分、すごく長くて涼しくて快適なトンネル、あれが罠でした。入っちゃダメだった( ;∀;)
 
ま、快適な道で楽しかったので、これはこれで良いのです。
 
 
なかなか上手くいかないのも思い出。
 
 
今どこだ。
 
20年前とは違うね。自分がどこにいるか、こんな小さな機械で分かるなんて。
テクノロジーの進化はすごい。
 
なんとかR152に戻ろうと努力するも、ことごとく裏切られ・・・
 
時間がどんどん過ぎていくので、そろそろ給油も必要なので、街に向かいたいのにこんな道。
 
二人とも計画性が無いらしく、こいつと行くといつもこんな感じ。
でもきっちりと道を決めて間違いなくプランをこなすツーリングよりもこっちの方が性に合ってる。

カーナビは無いので、分かれ道はこんな感じで(笑)
無事給油。気温はあとちょっとで40℃。汗が噴き出てきます。
ハードに走らなくてもタイヤ溶けそうです。
 
自分にもエネルギー補給が必要なので、真夏の空の下、ご飯を求めて走ります。
 
 
馬刺し定食~昨日食べた蕎麦と同じ値段とは思えない。満足でした。
 
ここまで時間を使い過ぎたので、駒ヶ根から岡谷までワープします。
 
岡谷ICで降りてR20を走り、本日の目的地に向かいます。
 
この辺りは少し涼しいかな・・・いや、まだ暑い。
無事到着。
 
 
海抜1643m、風が吹くと涼しくて気持ちいいです。
 

寝る場所作ったら食料の買い出しして、戻ってきたらいい感じに日が沈むところ。
 
 
槍ヶ岳のとんがった形がくっきり。ここは、日本の高い山TOP3がすべて見える場所らしいです。
 
今日はジンギスカン焼肉!
昨日点検したコールマンピーク1ストーブをポンピング・・・・スカスカスカスカ・・・・・あれ?
昨日はちゃんと圧縮して点火、燃焼確認したのに・・・・・嫌な予感です。

つい昨日の完全燃焼・・・
オイルをさしていなかったので、オイルが切れたかな。
手持ちのオイルは温まった10W-40。ルマンからオイルゲージを抜いてオイルを塗ってみるも改善せず。
友人の目が冷たい。
調達してきたのは、ラムの生肉、マルシンハンバーグ(要加熱)、食パン、冷ややっこ、あとは水と酒(笑)
すっかり日も暮れて、肌寒くなってきたところで、肉が焼けない。
友人は荷物になるし、どうせ僕が持ってくるだろうからと、ストーブも調理器具も何も持たず身軽なキャンパー。ほらね。計画性無いでしょ。
とりあえず、寒空の下、冷ややっこだけ食べてみるも、ぜんぜん体は温まらない。
友人の目が冷たい。
何としてでも肉が食べたい。
ばらして見てみたらストーブの加圧機構、ポンプのゴムに亀裂がありました。無理だ。これは治らない。
口で息を吹き込んでみても無駄でした。体温が上がらない。寒くなってきた。
誰か助けて~・・・・・
あ、そうだ。周りの人に助けてもらおう。
食事が終わったような感じのテントを訪ねて、事情をお話してみると、気持ちよく貸していただきました。
このジンギスカンの旨さは格別でした。
 
朝食用にと用意したマルシンハンバーグも火があるうちに焼いて食べちゃいます。
 
辺りは真っ暗、草むらには蛍が舞っています。先ほどまで西の空にいた月も沈み、天の川が。
お酒を飲みながら、肉を食べ、馬鹿な話で楽しい時間が過ぎていきました。
テントに入り就寝。寒くて寝袋に潜り込んで寝ました。
テントの中に入り込んだ虫に時折起こされながら・・・
翌朝、ウグイスと雉の声で目が覚めました。4時半。
テントを出てみると一面の霧。何にも見えません。夜露でびしょびしょ。
陽が昇るまでテントで待機です。
 
 
 
日が昇ってから、辺りを散歩。
山頂まで歩いてみると、花が咲き、蝶が舞い、牛が草をはむ高原の朝を満喫しました。
 




 
散歩から戻ったら、友人も起きてました。
今日は家に帰る日です。嫌だけど。明日からの仕事に備えて帰ります。暑いけど。
夜露で濡れたテントをのんびりと干しながらアルプスを眺めてぜいたくな時間が過ぎていきます。
涼しい。
快適だ。
空気もうまい。
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やっぱり帰らなきゃダメ?(笑)
テントを撤収して、走り出します。
ビーナスを楽しんでも良かったのですが、帰りはR152で分杭峠を通りたいと友人の希望で、さっさと諏訪を抜けてR152へ向かいました。
R20、諏訪は車だらけで暑くてしんどい。諏訪湖の向こう側まで走るのですが、地図で見たら小さな諏訪湖、実際はデカイデスネ。かなり時間がかかりましたが茅野に抜けてR152に入りました。
この道は快適ですね。
 
 
途中で休憩。道の駅 南アルプスむら
 
ここでR100RSのライダーに出会います。
ルマンを見て開口一番
「壊れません?」
ご挨拶だなぁ~(笑)
適度に壊れます。というか、国産車に比べると部品の寿命が短いのかもしれません。
でもね、もうすぐ40年前の車両ですが、未だに部品が出てくるので修理が出来るのです。
コンピューター積んでいないので、電気と機械で動いているので何とかなるのですよ。
このバイクに出会ってから、次のバイクを探す気にならないのです。
笑いながら燃費や修理の話で盛り上がります。BMWは負圧キャブなので燃費が22km/lらしい。
ルマンは17km/l・・・・でも良いのです。強制開閉式で加速ポンプ付きなキャブは燃費なんて・・・
うらやましいわぃ!
ここで、この先の分杭峠が通行止めとの事で、R152は通れないことが判明。
ね。計画性無いでしょ。
高遠まで戻り、権兵衛街道で伊那へ抜け、県道15で飯田へ、R153で治部坂を抜けて。
 
 
無事戻ってきました。最後の休憩場所。
 
 
ここで友人と別れ、僕はいつもの帰り道を楽しんで、
今回も無事故無違反で無事帰宅。
結局二日間で600キロ、とても楽しい「いきあたりばっ旅」でした。
 
追伸:友人へ 食事代の割り勘分ください(笑)