いよいよ2016年秋の『聖地への旅Ⅱ』もようやくゴールが近づいてきました! ビーポル、人生後半なので、もうパソコンの文字は見えないですし~・・、書く体力も気力も残っていませんが、最後のアルファロメオ博物館編に筆を進めることにしましょう~・・。
そうそう、自動車雑誌社の方、まだ取材に来ないんですけど~~・・いかが? こんなサラリーマンの車バカ、どこにも居ませんってば(爆)
さて、⑤のトリノ国立自動車博物館は、地下鉄でトリノ駅まで戻ったところで終わってましたよね。
トリノ駅前はこんな感じです。1960年代くらいまでは、いわゆるカロッツェリアという技術を持った町工場に支えられ、トリノはイタリア自動車産業の中心地でした。 また、自動車のデザインでは世界の中心と言ってよいでしょう~。 そう、ピニンファリーナのフィオラヴァンディ、イタルデザインのジュージアーロ、ベルトーネのガンディーニらの優れたデザイナーによって、次々と伝説的な車を発表してきました。 それがアルファの博物館にたくさん展示してあるんですよね。 21世紀の現代は環境問題などもあって、自動車はただの移動手段に成り下がっていますが、当時はこれから発展するであろう世界の自動車産業の行く末を夢見て、彼らはまさに未来を感じさせる車をデザインしてきました。 これらの貴重な作品を、日本の・・いや世界の車バカ達よ、是非ここアルファロメオ博物館に見に来ましょう~(いきなり熱弁)
アルファ博物館は、トリノから東に数百キロのミラノ郊外のアレーゼという町にあります。 まず、トリノからまたまた高速列車で移動するのですが・・、出発時間まで少し時間があるのでイタリアの高速列車を見てみましょう♪ おいビーポル、車バカじゃなくって『乗り鉄』かい?
最初はトレニタリア、いわゆるイタリアの国鉄の、フレッチャ・ロッサです。
そして、同じくトレニタリアのフレッチャ・ビアンコ。 赤と白、ワインみたいなもんですわ。 もちろん、車内でワインはたくさん飲めますよ。
そして、左がフレッチャロッサの新型(たぶん)と、右がNTV社のイタロ-。 橋幸雄の『潮来のイタロー』のようなもんですわ・・。 NTV社とは民間資本の私鉄だと思います。 けっして、日テレじゃありません(爆) ビーポルは橋幸雄、いえ、このイタローに乗ります。
このイタローのNTV社には、フェラーリの資本も入っているということで、何となくフェラーリの雰囲気を醸し出していますね。
トリノ駅(トリノ・ポルタ・ノーヴァ駅)は13:25発で、1時間ちょっとでミラノ中央駅に到着します。 駅でハンバーガーをほおばって~さっそく出発です。 車内は~・・今回もグリーン車を予約しました・・。
革のでかいシートで快適です。
そして、、、、出ました300Km/h(嬉) ビーポルの964号やNSX号では絶対無理です(弱)
そしてあっという間にミラノ中央駅に到着です。
ヨーロッパーの主要な駅は、上野駅の常磐線ホームとか、阪急梅田駅のような折り返し式(頭端式)になっていて、哀愁を感じさせます~♪ う~ん、やっぱりビーポルは乗り鉄か? 車バカから乗り換えようかな。
ミラノ中央駅は、石造りの大きな駅でした。
ホテルは駅前のロータリーに面しているGlam Milanoなので、まずはチェックインして荷物を部屋に置いてくることにしましょう。 もう15時前なので、アルファ博物館に急がなければなりません。
アルファ博物館への電車での行き方を調べると、Rho Fiera駅かRho駅、またはGarbagnate Milanese駅からが近そうですが、ホテルの近くのRepubblica駅からSバーンで乗り換えなしで行けるRho駅を使うことにしました。 ホテルから5分ほど歩いて、Repubblica駅からS6に乗って、20~30分でRho駅に到着です。 実は~ミラノ駅周辺は、アフリカ系移民の方が多くて物を売ってたりしていて、ちょっと物騒な感じでしたが、郊外に出ると昔のイタリアという感じでほっとします。・・・・ちなみにビーポル、昔のイタリアは全然知りませんけど(爆)
Rho駅に到着しまして、、、タクシーがいないのに一瞬焦りましたが、少し待つと来てくれました。 タクシーの運ちゃんも気さくに話しかけてくれて~・・、ビーポルも『チャ~オ、チャ~オ。 アイアムア・ジャポネーゼ、フローム トーキョー。 アモーレ・アルファロメオ~!アモーレ、アッモーレ・・』再びイタリア語が全開です(爆) アルファ博物館がどんなところにあるか知らなかったのですが、どうも公共交通機関が来てないようで、タクシーを降りる際に、運ちゃんが指定時間に迎えに来てくれるってことで17時半にお願いしました。 イタリア人はみんな人懐っこくて、親切ですね(嬉)
さ~、博物館エントランスに急ぎましょう♪ 18時が閉館時間ですので。
入り口で12€を支払いまして、さっそく入館です。
玄関脇にはC4が。 う・・・ん、あってもいいかな。 車庫に入るかなぁ~。
その後は、どれも貴重な車だらけです・・・。 当然、コンディションは抜群。 1台売れば、東洋の郊外の一戸建てが買えますね。
ビーポル、小さい頃に車の雑誌でこれらの車を見まして~、その独創的なデザインにびっくらこきましたが、それらが今、何十年かの時を経て、目の前にあります。 これはモントリオール? そのコンセプトカー? リアのピラーに穴が開いているのが独創的です。
まさにデザインの塊です。 クサビ形なので~ガンディーニですかね?
一旦このこのエスカレーターで上にあがって、今度は上階から降りながら見られるようになっています。
そして市販車が古いものからたくさん並んでいます。
こういう感じで、中二階構造で~フロアが半階ずつずれてまして、車が展示されています。
これがモントリオールですね。 すばらしいデザインです。
どれも、アルファのファンにはたまりませんね・・。
ここからが一品物のコンセプトカーです。
まさに未来の車をデザインしたものと言ってもよいでしょう~!
これらの車からアルファロメオの立ち位置を考えると~、量産車も製造販売する中堅の企業でありながら、それでも万人受けしない個性的な車も優れたデザイナーを使うことでやりたかったんだなと思いますね。 フェラーリやランボは、もっと小規模な会社なのでマニア向けの車を少量生産して高額で売っていれば会社が成り立った訳ですが・・。 一方で量産車では、1970年代以降、日本車の猛追にあって、その後苦戦を強いられることになります。
アルファは1960年代には、これらの車にみられるように、優れたデザインと技術持っていながら、規模が大きかっただけにフェラーリのようにはなれず、また、日本車のような量産車にも専念できなかった訳で・・そこがアルファロメオにとって不運だったのでしょう~。 私はアルファロメオの特別なファンではありませんが、初めてファンの皆さんの気持ちが分かったような気がしました。 ビーポル、完全に評論家ですわ。
日曜の夕方の時間帯ですが、とにかく人が少ないので~、自分のペースで見ることができます。
ここからは競技車両の展示です。
そして出口に近づくと、工場の模型がありました。 どこにあったのかなぁ~? ここアレーゼなんだろか?
そして出口の手前には、貴重なアルファロメオの車群を見終わって、いい気持になっているところで新車を見せて~・・『これ一台、お願いします』っと言わせるショールームが用意されてます(爆)
さあ、もうタクシーが迎えにくる時間なので、外に出てみましょう。 タクシーを待っていると、違う車種のタクシーが迎えにきてまして、さっきの運ちゃんは別件でこれなくなったから、代わり来てくれたようです(嬉) ちょっと多めにチップを払ってRho駅でタクシーを降りて、再び電車に乗って~・・・せっかくなので、ドウモに寄ることにしましょう♪ 地下鉄を一回乗り換えたかな? 地上に出ようと階段を登ると、ドウモの目の前に出てきました!
どうですか? 世界遺産のドウモです。 どうも、どうもって感じ・・(爆) ではなくって、ビーポルは数年前に一回、仕事で来たことがありまして~・・小感動。 車バカは基本、観光では感動しませんから~・・。
これは横のアーケードの入り口ですね。 ビーポルはここもけっこう詳しくって~、やはりほとんどイタリア人と言っても過言ではないでしょう~(爆)
ホテルに戻って、駅の脇の安いイタリアンのお店のテラス席で、イタリア人になり切りながら~、ビールとパスタをいただきました。 そして、最後はワイン。
ここの店員の兄さんが、お前は日本人か?と聞くので、スィーと答えると、携帯でピコ太郎の動画を見せてくれて、腹を抱えて笑い始めて~・・、その後、一緒に踊る羽目になりました(爆) みんな道路を歩いている人たちが見てるじぁないさ~・・(涙)
そして、ホテルに帰って睡眠後、早朝に起床。 ミラノ中央駅よ、・・また来るまでさらばだ! これから駅から出ている空港バスに乗って、マルペンサ空港まで出て、9:40発のフランクフルト行きLH247便に乗ります。
これがミラノ・マルペンサ空港で、このゲートをくぐれば、今回の『聖地への旅Ⅱ』は完結です。 ちなみに火曜日の朝、6時半に羽田に着きますので、8時にはデスクに座って普通に仕事ができます(爆)
さらば、イタリー。 さらばミラノ。 さらば、素晴らしい自動車博物館、そして多くの貴重な車たちよ! 今回の旅も、車バカ、ビーポルの脳の奥底に多くの感動を植え付けてくれました。 精密な機械、優れたデザイン、ガソリンの臭い、そして振動~・・スピード感・・、車って本当にいいものですね。 そして、古い車はなおさらです。
みんカラ読書のみなさん、今回もビーポルは人生後半ながら、車の聖地イタリアを巡る旅を敢行しました。 それも一回の渡航、、わずか3泊の旅でこれだけの自動車博物館を回れることを実現しました。 世界の車、特にイタリアの車を知ることは、あなたの車バカ人生をさらにグレードアップしてくれるでしょう~。 是非、みなさんもイタリア自動車博物館に行ってみてください。
最後に、今回見た車達に感謝です。 グラッチェ!
戸越-銀座さんのフェラーリ 348 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2020/09/22 10:55:22 |
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元気のないスピーカー・・元気出して! カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2019/06/11 21:41:00 |
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今度の土曜日は11月守夜会です。 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2014/11/27 21:39:11 |
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