
昨日は家族の邪魔も入らず、VLD+GFHBA機能に関するパラメータ差分調査が出来ましたので、その情報をご報告です。
CAFD提供頂きましたみん友さんありがとう御座います。
今回の調査にあたり、日本車両に搭載されているLEDヘッドライトに関しても再調査してみましたので、その情報から。(前置き長いですがお付き合い下さい)
搭載されているLEDライトがアダプティブLEDなのかVINで調べると下記のオプションで設定されています。(※:画像は、海外サイトで入手したオプションリスト)
G20系は上位にLaserライトがるので、LEDライトは『5A4 LEDライト拡張機能付き』になる様です。では、アダプティブLEDのオプションは何か。
アダプティブLEDはオプション『552』になります。
そうすると、搭載されているLEDライトは単にコーナーリングライト付きのLEDライトで、グレアフリーハイビームが使えないのかと言う事になってしまします。
では『5A4 LEDライト拡張機能付き』の拡張機能は単純にコーナーリングライトだけかをさらに調べてみました。その情報がこちら。
Google翻訳すると・・・
つまり、『5A4 LEDライト拡張機能付き』は英国の『552 アダプティブLED』と同じと言っています。
結論として、『5A4 LEDライト拡張機能付き』でも下記のLaserライトとほぼ同じ機能は満たせるはず。違いはハイビームがLaserかと言うハードウェアの違いのみと考えらます。
ですが、海外サイトでは5A4のLEDライトではグレアフリーハイビームは動作しないと言われております。
本当に、5A4ではグレアフリーハイビームが動作しないのか、疑問に感じていたので、再調査となっています。
前置きが長くなりました。
以上を踏まえ、今回は海外サイトで紹介されているグレアフリーハイビーム有効化のパラメータをベースに、私の車両、提供頂いたLaser搭載車(M340i)、7月以降製造のLED搭載車(320d)のグレアフリーハイビームに関連するパラメータのデフォルト値はどうなっているか、3車のパラメータ差分は何かを調査してみました。
詳細差分に関する報告はブログで省きますが、こんな感じです。
関連パラメータを並べ、左から海外情報、自車、M340i、320dの順で調査したパラメータの初期値を入れています。
再調査で気になる点として、海外情報ですとKAFAS4の『C_FLA_COUNTRY_WITH_MUTIPLE_REFLECTORS』パラメータを「Active(01)」に設定とあるのですが、Laser搭載車の初期値は「Inactive(00)」でLED搭載車と同じです。
元々、Laser搭載車はグレアフリーハイビームが使えるはずなので、このパラメータが「Inactive(00)」なのは意外でした。
海外サイトでLaserライト後付け後、VOコーディングした後の差分にも出てくるパラメータですし、F10やF30のF系でのグレアフリーハイビーム有効化でも必ず出てくるパラメータです。このパラメータを「Active(01)」にする事で、カメラで車両を認識してライトを避けたりするはずなのですが、3眼カメラでは処理が変わっているのでしょうか。それとも、国のリージョンにより動作を変えているのでしょうか。
想定通りだったのは、Laser搭載車はやはりグレアフリーハイビームの『C_HBA_GFHB_ENA』パラメータ等がデフォルト「enable(01)」になっていた事です。
日本ではパラメータで機能差を出していると実感した次第です。
パラメータ差分を見る限り、LaserライトとLEDライトの閾値パラメータの差分はありますが、機能有効化に関連するパラメータ差分はグレアフリーハイビーム有効化に関するものだけでした。
その他、Laser搭載車とLEDでの差分や、2020年7月以降製造車との差分もここで確認。
気になった点を掲載します。
まず、私の車両(2020年3月)では『C_MXB_DML_WIDTH_OFF』とか『C_MBX_PRES_REAC_L_GRAD』にM340iとの差分がありましたが、2020年7月以降製造車の320dはM340iと同じデフォルト値が設定されていました。
これは、イヤーモデル小変更の影響でしょうか。
逆に2020年7月以降製造車の320dは『C_BLC_PRE_H_IN_DIST』や『C_CLC_PRE_H_DIST』にM340iとの差分がありましたが、私の車両はM340iと同じデフォルト値でした。
差分のあるパラメータがどのような物なのか調べても不明なことと、グレアフリーハイビーム有効化に影響なさそうなので、調査は一旦保留としました。
それと、今回の調査でパラメータから読み取ったオートハイビームとグレアフリーハイビームの有効化条件についてです。
分かった範囲では下記で有効化されると思います。(※デフォルト設定値から判断)
オートハイビーム:40km/h以上で機能有効化、無効化速度は不明(40km/h以下と推測)
グレアフリー:55km/h以上で機能有効化、無効化速度は不明(55km/h以下と推測)
幹線道路モード:50km/h以上で幹線道路モードに移行
市街地モード:40km/h以下で幹線道路モードから市街地モードへ移行
その他は、下記を参考にしてみて下さい。
解析は以上です。
グレアフリーハイビームの有効化パラメータの最適化見直し結果を整備手帳側に反映しました。参考にしてみて下さい。
それと、今回実証実験したいのですが、私の住んでいる近所では自動でハイビームにすら切り替わらないので、検証して頂ける方を探しております。
ご協力お願いします。
※調査結果はExcelに整理していますので、詳細はチートシート、チートコードに反映予定です
Posted at 2022/02/06 11:20:39 | |
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