ビルシュタイン・リヤアッパーマウント交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
エボ9純正ビルシュタイン流用後、路面がうねった場所や鋪装が傷んで剥離して出来た段差などを通過時に、リヤ足回りからゴトゴトと異音がするようになりました。フロント同様、恐らくアッパーマウントからではないかと見当をつけ、部品を購入し、交換することに。
集めた部品が以上の三点。
インシュレーターストラットと呼ばれるアッパーマウントと(画像中央)その内部でショックのロッドを固定しつつ緩衝用の役目を担うブッシュ上下二つです。
周知の通り、アッパーマウントはエボ4から9まで同じ物が使われています(ショックがビルシュタイン、KYBに関わらず)品番は違えど、ブッシュも、形状、材質まで同等品。
ですが、どの時点からかは不明ですが、恐らく異音対策のためにアッパーマウントとボディーの接触面に、Oリング状のゴムブッシュが追加されています(赤い矢印の部分)
自分が購入した中古のビルシュタインにはついていませんでしたし、エボ6のアッパーマウントにもありませんでした。
三点のゴムブッシュがリフレッシュされることにより、異音が解消されることを期待してビルシュタインを分解します。
2
サクっと車体から外しスプリングコンプレッサーをかけて分解。
ショックのトップを留めているナットは、インパクトがないと共回りするために緩みません(長めのボックスとインパクトが必須)
フロントのアッパーマウント交換時、スプリングを圧縮するのに手間取りましたが(フロントのスプリングは線径が太く、巻き数が少ないため、安物のスプリングコンプレッサーでは非常に危険な作業でした)、リヤのスプリングは、昔作業したことのあるシビックタイプRやMR-Sのスプリングと同じく、線径が細く巻き数が多いため応力が弱く、コンプレッサーがしっかり効くので作業は遥かに簡単でした(純正形状サスのスプリング交換は結構スリリングな作業です)
ショックの抜け具合を確認したところ、(アッパーマウントやバンプラバー、スプリングを外し、ロッドを根本まで押し込み、戻り具合を確認)二本ともゆっくりと戻るので問題なしでした(スコンと一気に戻ったり、逆に押し込んだまま返ってこないと抜け確定)、オイルの滲みも全くありません。
3
問題のブッシュの新旧比較です。亀裂などはありませんが、明らかに古い方は潰れています。
4
同じ品物には見えませんw
交換後、わざと悪路を選び試走してきましたが、不快な異音はほぼ解消されました。リヤの突き上げ感もマイルドになり、非常に快適です。
CTエボも10年以上前のモデルなので、比較的程度のいいビルシュタインでもブッシュ関係はヘタっているので、前後のアッパーマウントとブッシュのリフレッシュは非常にお薦めです。
乗り心地といい、路面追従性といい文句の付け所がありません。メカニカルグリップがあるので、スタッドレスタイヤでも荷重を乗せてタイヤを潰さずとも、ステアだけで気持ちよく曲がってくれます(下手くそ走りでも楽&タイヤに負担をかけなくて済む)。
ドリキン土屋圭一氏やランエボ使いの中谷氏が、当時「ランエボ、インプレッサの足回りは下手に社外品に交換すると逆に遅くなる。開発費をこれでもかと掛けているから」と言っていたのがよく分かります。
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