トミマキGSR用ホースAコントロールへ交換
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
ロアアームとフロントパイプの干渉対策をしている最中、ランエボの下に潜りながらふと見上げると、アクチュエーターとタービン周辺に三ツ又のホースがあることに気付きました。
確か「ホースAコントロール」と呼ばれる物で、ランエボのブースト圧を決めている部品だと聞いていましたが、なんだか下からなら簡単に手が届くように見えました。
ランエボを買ってから色んな不具合を出来るところは自分で直して、最近はかなり快適になっていたのですが、そうするともう少しパワーが欲しいとスケベ心が出てくるところ。ホースAを交換して簡易的にブーストアップをしてみることにします。
色々調べると、ランエボ6には三種類の「ホースA」が存在するようです。
まず自分の所有している6GSR。これはデフォで1.1が設定されており(純正状態でそこまで達していない場合は、どこかしらに不具合があるようです)、自分のエボのブースト計では確かに常用1.0~1.1かかっていて、たまにオーバーシュートで1.25付近を示していました。
次にトミマキGSR。こちらは1.2で設定されているようです。
そして6RS。こちらに至っては1.3を越える設定がなされています。
で、各種ブースト圧を決めているのがホースAの中にある「オリフィス」と呼ばれるパーツで、ぶっちゃけた話、この小さな部品に開けられた穴のサイズだけでブースト圧が変わるようです。
これまた調べてみたところ、GSRのオリフィス内径は1.3ミリ程度(一番最初の画像の部品がそうです)
トミマキGSRが1ミリ。
RSが0.7ミリ。
2
自分は競技などはする予定もないので、とりあえずマージンを考えてトミマキGSR用を注文してみました。※アドバイスいただいた白槍さんはRS用を取り付けているとのことで、燃料ポンプを新調して乗っていて、トラブルはないそうです。
三菱に注文して、一週間で部品が到着。税抜き3900円でした。試しに交換工賃を聞いたところ、4000円だそうです。
3
まず車体をガレージジャッキで持ち上げて、後輪に輪止めをし、フロントに馬をかけます。車体下に潜り、センターメンバーのフロント側マウント上部あたりにホースAが見えます。
今までついていたホースAを撤去。ちなみに、ソレノイドバルブに繋がるホースは再利用します。自分のエボはバッテリーが移設してあり、その直下にソレノイドバルブがあって、バッテリーを外すのが面倒でして……(爆)
ですので、予めトミマキ用のホースAからソレノイドバルブへ繋がるホースを外しておきます。
4
ちょっと狭いですが、特に固着もなくタービン側もアクチュエーター側もあっさり抜けました。ゴム手袋をすると力がかけやすいのと、ペンチかプライヤーがあれば金属のバンドを外すのは簡単だと思います。
5
抜くのより、新しいホースを入れる方が大変でした。特にタービン側は狭いので、バンドをしっかり奥まで固定するのに一番手間取りましたが無事装着完了。
タービン側の差し込むパイプに錆が浮いてるのが気になります💦
道具を出して作業して片付けも含めてトータルで1時間弱で終了しました。
上から作業する場合、タービンのパイプや場合によってはラジエーターファンも外さなければならず、空間の確保のため補機類を脱着しなければならないため、(それでも届きにくい場所なのですが)下からだと何も外す必要もなくてすぐに手が届く場所ですから、ガレージジャッキと馬をお持ちなら下からの作業をお勧めします。それと、ソレノイドバルブのホースを再利用すれば更に時短になりますねw
6
作業終了後に工業団地建設予定地の果てしない直線道路で試乗してみました。
まず感じたのはブースト0.5から1.0までのタービンレスポンスが鋭くなり、トルクに厚みが増しました。これはしっかり体感できます。それから以前は1.0~1.1で常用だったブーストが、2速や3速で踏み込むと1.2まで上がり(コーナーでアクセルをパーシャルにしてから再度踏み込む時など特に)、瞬間的なオーバーシュートではなく固定され、明らかにパワーアップしました。乗っていて非常に楽しいですね。
以前はオーバーシュートして1.25ぐらいまでいく時はあったのですが、体感できることはなく、ほんの僅か一瞬のオーバーシュートだったようで、不思議なことにホースAを交換したら、オーバーシュートしなくなりました。
しかし、停止状態からのゼロヨン的な高回転、高負荷のフル加速時には1.1~1.0程度にブーストが垂れていき、当然ながらブーストコントローラーやECUセッティングを取っている訳ではないので制御的にマージンをしっかり取っているようです。
……まぁ、壊さないためにも良いのですがw
こうなるとRS用も試してみたいですが、1.35~1.45ぐらいまでいくらしいので、流石に経年劣化している燃料ポンプと電源の新調と強化はしなければならないとも思いますが、基本的にはホースAの特性として「オーバーシュートを利用したモデルごとの味付け」程度のパワーアッブなので、それほど問題ないのでは?と思います。
それにしても、4000円程度でこのパワーアップはお手頃ですね。私みたいにエボを競技などには使わず、GT的な使い方をされるかたにはお薦めだと思います。
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