リアスピーカーの新規増設、序章
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
家のネオコはRS、スピーカーはドアにしか装備されていない。
しかし、純正のカセットオーディオにはフェードコントロールがあり、どうやら4チャンネル分の出力が設定されているようだ。
もし、アンプが4チャンネルあり、ハーネスがリアクォーターまで行っているのなら、スピーカーさえ用意すれば簡単に4チャンネルになるであろう。
と思ったが、当時のマツダのことだからどんな落とし穴があるか判らない。
手を進める前に、手間はかかるが、すべて調べてみることにした。
2
調べてみるにも、まず純正カセットオーディオ取り外しから問題だ。
手元に専用工具があればすんなり外れるマツダのオーディオなのだが、残念ながら手元にない。
いろいろ試したが、3mm×50mmのボルトを使って、専用工具と変わらない手順で簡単に外れることが判った。
3
ハーネスのプラグは2個有り、もしかしたら?と期待が高まるが、未使用の端子も多いのでまだまだ安心できない。
4
オーディオの蓋を取り、内部を観察すると・・
しめしめ、FR/FL、RR/RLの印字がある。
大きい方のプラグは10Pで電源関係とフロントスピーカーの出力。
小さい方のプラグは8Pでリアスピーカーの出力のようだ。CDデッキはDIN端子が使われているようだ。
5
内部には1チップのアンプが二つ。
型番はTDA7370。
データシートを調べると、20Wが2チャンネル取れるチップなので、めでたく20W×4の出力と確認できた。
さて、ハーネスはリアクォーターまで来ているだろうか?
後の内張をすっかり外して確認したところ、スピーカー取付の開口部に、少なくとも左側はスピーカーハーネスが来ていることが確認できた。
6
ところがここで、大きな問題が露見した。
言われていたように開口部は楕円スピーカー用らしいのだが、綺麗な形ではない。
しかも、周囲にいわゆるスピーカーの取付穴がない?
周囲にタップ穴が4カ所あるが、かなり不規則な位置にあり、どうやら専用の異形バッフルを介して取り付けられているようだ。
タップ穴の間隔は上辺:21cm下辺:10.5cm左辺(後辺)15.5cm右辺(前辺)19.5cmとなっている。開口部の大きさは長径が16cmしかない。
大きさから、一般的な6×9(16cm×24cm)ではなく、5×7(13cm×18cm)が適合サイズなのだろうか?
いずれ、入手したスピーカーにあわせて、専用のバッフルを作成しないと、どうやらリアスピーカーの増設はできないことが判った。
うーーーん、どうしよう?
7
そうか、どうせ型合わせして、専用バッフル板を作るのなら、別に楕円にこだわる必要はない!手持ちにBOSCHMANNの10cmのコアキシャルが有るではないか!
このスピーカーは、元々MPVに付けようと、ドームツィーターと一緒に秋葉原のジャンク屋で購入したものだ。
それ以来20年ほど経ったで有ろうか、付けそびれてそのまま置いてあった。
2年前つくばでBRAVIAと、YAMAHAのサラウンドを購入したときに、ブックシェルフの箱を作って液晶の両側にセットしてメインスピーカーとして使っていたのだが、三鷹に引っ越したときに器量の良い10cmツーウェイボックスに席を譲ってお蔵入りしていた。
8
不遇のBOSCHMANNだったのだが、ここに来て再生への道が開け、スピーカーを別途調達する必要が無くなった。
開口部に合わせてベニヤでバッフル板を作成し、4カ所のタップを利用して固定すれば、比較的簡単に4スピーカー化が達成できる見込みである。
3/19追記
BOSCHMANN に問い合わせてみたら、15年前の製品と判った。1996年製!ちょうどネオと同じ年頃のようだ!!
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