さて、始めましょう
1
何をしているかは見ての通りとなります。
①まずはエンジンルームです。
②フロントバンパー・ライト・その他もろもろを外して
③分っちゃいるけどオイル漏れが酷い… エアコンコンプレッサーがベトベト
④⑤エアコンコンプレッサーを外したその奥、シリンダーブロックが酷いありさま…
⑥手前のタービン等を外したところ。
ヘッドカバー付近からオイルが漏れているのが分ります。
2
①半日かけて本体を摘出…
戻せるか自信なくなります。
②スロットルの中もオイルミストでベトベト。
③ISCVバルブは御覧のありさま。
④助手席側のドラシャブーツが切ているようで…
⑤運転席側エンジンマウント
この頃のダイハツ車はリコールがありました。この車両も交換していますがそれでも13万キロ走ると切れます。
⑥助手席側のマウントはリコール対象外。完全に千切れております。
3
①作業スペースに移動してエンジン本体とCVTを切り離します。思いっきり真っ黒のCVTオイルが漏れだしました。
②エンジンをスタンドに固定します。一人なのでとにかく重い。
③順番に分解していきます。
④IN EXカムスプロケットが真っ黒。
⑤オイルパンを剥がしました。ここも真っ黒。
⑥オイルパンの底にスラッジ等がこってりモリモリです。
4
①タイミングチェーンカバーを外します。
②タイミングチェーンも真っ黒!ガイドも真っ黒!
③ヘッドカバーの内側です。スラッジモリモリ!!! 酷いものです。
④カムを上から見たところ、真っ黒です。
⑤至る所にスラッジが…
⑥ヘッドボルトの頭になります、スラッジで埋まっています。これを綺麗に掃除してからじゃないとヘッドボルトを外せませんし舐めることになり、オーバーホールができなくなりますので徹底的に掃除します。
⑦ヘッドボルトを外すには左側の専用工具を使います。
KTC HBD35-8 12.7sq.ヘッドボルトレンチ 通販なら2.155円
右側はコンロッドキャップを外す工具
アストロで800円
5
①ヘッドとシリンダーを分離したところ。
②ヘッド側 カーボンがびっしり真っ黒です。
③ピストンはカーボンが付着してなぜか濡れています。
④1番燃焼室に呉のエンジンコンディショナーを噴き付けました。意外と綺麗になりますが、バルブの汚れは落ちません。
⑤1番ピストンにもエンコンを噴き避けました。
⑥シリンダー側面です。擦れた跡があります、これが初期型KFエンジン特有の゛アレ゛の跡です。
6
①コンロッドキャップを専用工具で外します。
②メタル面は意外と綺麗かも???
③焼き付きもなさそうです。
④クランクを取り出してメタルの確認。大丈夫そうです。
⑤それにしてもクランクケース内も汚いです。
⑥外したクランクシャフトです、使えるようです。
7
問題のピストンです。
①上から1番リング、2番リング、オイルリングとなります。オイル管理が悪かったので①②③共にオイルリングが固着しています。オイル上がりの代表的な症状です。
④リングを外してみました。再利用は無理なレベルと。
⑤ビストンの両側には穴が4個づつ開いています。が、詰まっています。
⑥オイルリンクの溝を掃除して初めて気が付きました。ここにも1.7mm程度の穴が開いています。この穴がピストンピンのオイルを供給しているようですが、完全に詰まっていました。
後でわかったことですが、これが原因でビストンビンが焼き付いていたみたいです。
ここまで見ていただくと分ると思いますが、とにかくオイル管理が悪いとこうなります。
これを全て綺麗に洗浄して再利用しようと思っていましたが… そう簡単には行かず…
8
①②③オーバーホールを始める前にサービスマニュアルが無いと組み立てられないので探しました。ダイハツではすでに書物のマニュアルは扱いが無いとのこと。現在はCDロムで閲覧するとか… しかも高額
④過去に集めたサービスマニュアルです。これだけでは足りないので…
⑤CDロムをいつでも見れるようにするため印刷したら凄いことに… これでも1/3程度です。
難題だらけエンジンのようです。
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