
昨年の不祥事について、年末にお詫び文章が届きました。
三菱の時と比べると、会社の姿勢や誠意の違いは感じますね。
個人的には、乗っていても走行に支障はないですし、変わらず楽しいカーライフを過ごさせていただいているので、
どうこう言うつもりはありませんし、こういう大変な時こそ、応援していきたいとは思っています。
しかし、新型のフォレスターでターボモデルが姿を消し、ハイブリッド車がラインナップに登場しました。
これはスバルという会社が、販売台数を増やしていくためにニッチな市場を脱しようとしている姿勢が伺えます。
しかしながら、これが本当にいいのか、首を傾げてしまいます。
そもそも、人々がハイブリッド車を求める主な理由は、燃費がいいからです。
しかし、スバルのハイブリッドは燃費がよくありません。
ハイブリッドという名のクルマであるだけで、燃費は二の次。
このようなクルマを販売していくことが、スバルにとって本当にいいことなのでしょうか。
他社のハイブリッドシステムの方が燃費は優れていますし、燃費以外に感じられる強いメリットがないと、
他社との優位性を見出すことができないと思います。
今のスバルには、過給器の代わりに使えるハイブリッドシステムもなく、
燃費のいいエンジンもなく、アイサイトも時代遅れになる。
そう考えると、やはりスバルを支えるのは、アイサイトが付いていて、燃費も良ければパワーは二の次と言っているユーザーではなく、
ハイパワーターボ300馬力+AWDのクルマが乗りたいと思うユーザーだと思います。
フォレスターの場合、このクラスのSUVでは他にはない、AWDターボからなるパワフルかつ運転する楽しさが最大の魅力だったと思います。
確かに売上の比率でいうと、2リッターターボを買う人は少ないと思いますが、
それだけでハイパワー車をラインナップからなくしていくことは、
長い目で見ると、スバルの個性を失っていくことにつながっていかないでしょうか。
2030年までにスバルは死亡交通事故ゼロを目指すそうです。
走行性能を追求したら、安全な車にたどり着いたという精神も忘れず、
「速い車(ターボ車)」こそ「安全な車(アイサイト)」を造っていってもらいたいです。
Posted at 2019/01/11 23:27:05 | |
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